2019年12月25日

Singles As & Bs 1956-1962 and more - Bonnie Guitar (Jasmine)



日本では昭和32年のヒット「ダーク・ムーン」で知られる女性シンガー、ボニー・ギターの初期録音集2CD。カントリーを本拠にしたアーティストだがクセがなく艶のある歌声でポピュラー系の録音もこなし、月をテーマとした曲ばかりを集めた57年のアルバム『Moonlight and Shadows』も、ゴスペル集の58年作『Whispering Hope』も女性ボーカルファンには聴き逃せない内容。なお彼女は実業家としてレコード・レーベルの「ドルフィン(後のドルトン)」を設立してフリートウッズやヴェンチャーズを世に送り出し、アーティストとしても1989年(彼女は60代!)までカントリーチャートに登場するなど、その後も幅広く息の長い活躍を続けている。


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The Greatest Country Hits of 1961 (Acrobat Music)



アクロバット・ミュージックの年別カントリーヒット集、今回は1961年編。R&Rブームが一段落し、60年代のカントリーシーンの主役たちがほぼ顔を揃えたこの時期、ポップチャートでもクロスオーバーヒットとなったストリングを多用した“ナッシュビル・サウンド”ものばかりでなく、後のカントリーロック勢に取り上げられるアーシーなサウンドのヒットも多数生まれており、百花繚乱の感あるラインナップとなっている。


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Steel Guitar Hall of Fame (Nashville/Starday)
The Steel Guitar and Dobro Sounds of Shot Jackson and Buddy Emmons (Nashville/Starday)



こちら2枚はたまたまネットで見つけて物珍しさから買ったもの。恐らくナッシュビルを訪れると土産物屋のワゴンセールで売っているようなコンピレーションで、当地のスチール・ギターの名手たちの録音が集められている。音源はスターデイという現地のインディ・レーベルのもので内容はしっかりしており、本物のカントリー・ミュージックが楽しめる。中でもドブロ・ギターをフィーチャーした後者のコンピレーションは他では見かけない内容なので、貴重盤といえそう。


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2019年12月22日

Sweet Talkin' Guy - The Chiffons (Oldays)



1960年代前半に活躍したガールシンガー/グループは、1964年のビートルズ旋風に端を発するブリティッシュ・インヴェージョンを機にそのほとんどがヒットチャートから姿を消すことになったが、その中で(モータウン系のグループは別文脈になるので除外すると)シャングリラスやレスリー・ゴアなどごく限られたアーティスト同様チャートに踏みとどまったグループの一つがシフォンズ。1963年の「One Fine Day」以来のTOP10ヒットとなった「Sweet Talkin' Guy」をタイトルに冠した66年のアルバムがボーナス付きで復刻された。

彼女たちをバックアップしていたのはトーケンズの面々からなる“ブライト・チューンズ・プロダクション”。ソフトなポップ感覚と時代のサウンドを融合させることに長けた彼らは65年にはいち早くサイケデリックな感覚を取り入れた「Nobody Knows What's Goin' On (In My Mind But Me)」を彼女たちの作品として送り出して他のガールグループとは一味違う一面を見せ、翌年にはトーケンズ自身や弟分のハプニングス同様ソフトロック的な感覚がうかがえる「Sweet 〜」を手掛け、チャートの第一線に返り咲かせた。その後これに匹敵するヒットは生まれなかったがこの時期の彼女たちの作品はどれも佳曲揃いで、ソフトなポップスを好む向きには是非ともお薦めしたい。

余談になるがシフォンズはその後ジョージ・ハリソンが70年にリリースした「My Swet Lord」が彼女たちの過去のヒット「He's So Fine」のパクリでは?という騒動で再びスポットが当たり、なんと彼女たち版の「〜 Lord」もリリースしてしまう悪ノリぶりを見せ、72年にはノーザンソウル・ブームで60年代に録音されたR&Bナンバーが次々とヒットチャートに再登場していたイギリスで「Sweet Talkin' Guy」が再ヒット(最高4位)。デビューから約10年間にわたり表舞台で活躍を続けることとなる。


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The World Is Mine: The Pop Recordings 1964-1971 - Barry Gordon (Teensville)



Nuttin' for Christmas ('55)このCDの主役は、1955年の暮れにクリスマス・ノヴェルティ「Nuttin' for Christmas」をヒットチャートの6位まで押し上げたバリー・ゴードン少年(当時6歳)。この曲と続く「Rock Around The Mother Goose」をもってヒットチャートから姿を消した彼のその後に興味のある音楽ファンは世界に大勢はいないと思うが、オーストラリアのティーンズヴィル・レコードだけは違うようで、ゴードン少年の10代半ば〜20代前半の録音を一枚のCDにまとめ上げる快挙(?)を成し遂げた。

ゴードンはTVの世界で大変な成功を収めたようで、ある番組ではエミー賞を受賞するほどの活躍。一方でティーンアイドルとして数社からシングル盤をリリースしており、それらを集めたのがこのCD。中でも60年代後半にダンヒル/ABCで録音した作品はソフトロックとしてかなりの聴きもの。更に71年には全曲自作のポップ・コンセプトアルバム『Pieces of Time』を発表(本CDに全編収録)、そこでは青年版リチャード・ハリス的世界が展開されている。80年代には全米俳優組合の会長も務めたという彼の、これまであまり知られることのなかった音楽的側面を存分に楽しめる一枚。


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The London American Label Year By Year: 1967 (Ace)



アメリカのインディ・レーベルからリリースされた音源を買い付けてイギリスでリリースするロンドン・アメリカン・レーベルの年別編集盤、久々のリリースは1967年編。本国アメリカでヒットした曲は意外と少なく、イギリスのレーベル担当者がかなり独自の判断でリリースしたものが多い様子で(中にはアメリカではリリースされていない作品も!)初めて聴く音源も少なくない。個人的にはガレージやソフトロックものに目が行くが、カントリーやR&Bから当時人気絶頂だったモンキーズのミッキー・ドレンツやウィルソン・ピケットのレア音源まで、バラエティに富んだ内容になっている。


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2019年12月19日

It's Getting Better: The '64 - '68 Anthology - Jimmy Nicol (Timebox)



1964年に行われたビートルズのワールドツアーで、リンゴ・スターが病気のため出演しなかった二週間だけメンバーとして彼らに同行したドラマー、ジミー・二コルのアンソロジー。イギリスのスタジオシーンでは名の知られたドラマーだった彼(ビートルズへの参加もジョージ・マーティンの推薦だという)はツアーから帰国後彼自身の名義で何枚かのシングルをリリースした後、スウェーデンの人気インストバンド、スプートニクスに加入。ちょうど「霧のカレリア」が人気を呼んでいた時期で来日公演も度々行われ、その名は知られてなくても日本の音楽ファンにはなじみ深いミュージシャンの一人であった。

このCDは彼のスプートニクス時代以外の録音を集めたもの。イギリスでリリースされたシングルはオルガンをフィーチャーした“モッドJAZZ”風のインスト、1968年にメキシコに渡ってアメリカ人ソングライターのエディ・クインと結成した“二コルクイン”のアルバムはゆる〜いソフトポップで、それぞれのジャンルのファンに再評価されそう。なおアルバムタイトルの「It's Getting Better」は彼の口ぐせだそうで、数年後それをふと思い出したポール・マッカートニーがジョン・レノンとともに作った曲が『サージェント・ペパーズ』収録のあの曲になった、というエピソードは、ビートルズマニアの間ではよく知られているのだとか。


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The Immediate Pleasure - The Eyes/The Pupils (Oldays)



1965年、ザ・フーやスモール・フェイセズに続くモッド・バンドとして市場に送り出されたジ・アイズの録音集。ヒットに恵まれずシングル4枚をリリースしてバンドは解散したが、そのハードなフリーク・ビートはかなり刺激的。ボーナスとして彼らが“ザ・ピューピルズ”を名乗りアルバイト的に録音したローリング・ストーンズのカバーアルバム『A Tribute to The Rolling Stones』を一枚丸ごと追加収録。こちらも水準以上の仕上がりとなっている。


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She Came from Liverpool!: Merseyside Girl-Pop 1962-1968 (Ace)



1960年代前半のリバプールには、ビートルズ以下数百とも数千ともいわれる“マージービート”と総称されるビートバンドがひしめいていたと半ば伝説のように語られているが、当地の婦女子も負けじとレコードデビューの機会をうかがい、その中には実際にデビューのチャンスをつかんだアーティストも少なくなかった・・・という内容のコンピレーション。リバプール出身の女性アーティストで最も成功を収めたのは“ビートルズの妹分”としてデビューしたシラ・ブラックであることは間違いないが、他にも様々個性的なアーティストが活躍していたことがわかる。ビートサウンドから純粋なガールポップまでスタイルは様々、新しいロックの時代に果敢に挑んだ女子たちの記録がここで聴ける。

なおCD最後に収録されているサンディ・エドモンズの「Come See Me」はニュージーランド産のガール・ガレージ・クラシックとして様々なコンピレーションに収録されているが、ライナーノーツによると彼女は15歳までリバプールで育ったのだとか。「だから何だ」といわれそうだが、指摘があるかもしれないので一応書いておきます・・。


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2019年12月16日

The Hi Records Single Collection - O.V. Wrught (Hi/Solid/Ultra Vybe)



ソリッド・レコードから年末にドバっとリリースされたR&B名盤980円(税別)シリーズから、まずはテネシー州出身のシンガーO.V.ライトが1976年から心臓疾患で急逝する80年までにハイ・レコードからリリースしたシングル音源に、79年の来日公演からの数曲とデモ音源を追加した日本編集のベスト盤。典型的な南部R&Bシャウターのスタイルで、日本のサザン・ソウルファンの間で人気が高いのもうなづける。これ以前にヒットを連発したバック・ビート時代の音源も併せて聴きたい。


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The Hi Records Single Collection - Otis Clay (Hi/Solid/Ultra Vybe)



こちらはミシシッピー州出身ながら60年代はシカゴを拠点に活動していたR&Bシンガー、オーティス・クレイのハイ在籍時(1972〜74年)のシングル集。こちらもシャウター・スタイルでO.V.ライトと共通する部分も多いが、録音時期が若干早く全盛期のハイ・リズム・セクションによるバッキングがより際立って聴こえるのがポイント。CD後半には同じ曲の60年代シカゴ録音と、ハイに移籍してからの再録音を続けて聴けるコーナーもあり、彼の初期のキャリアを総括した内容となっている。


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The Complete Quiet Elegance On Hi Records (Hi/Solid/Ultra Vybe)



1967年に「I Stand Accused」のヒットを放ったニューヨーク出身のガールグループ、グローリーズのフランキー・ギアリング、ミルドレッド・ヴェイニーと、マーサ&ヴァンデラスのメンバーだったルイス・リーヴス(マーサの実妹)の3人で結成されたクワイエット・エレガンスがハイ・レコードに残したすべての録音を集めたコンピレーション。チャートヒットは一曲しかないが収録曲に捨て曲はなく、リードボーカルを務めるギアリングの名唱が味わえる。


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2019年12月13日

Live at Home with His Bad Self - James Brown (republic/UMe)



Sex Machine - James Brown ('70)ずいぶん昔、R&Bを聴き始めたばかりの高校生の僕が買った2枚目のJBのアルバムは『Sex Machine』というタイトルだった。何故これが“2枚目”だったかというと、最初に買った彼のベスト盤にこのタイトル曲が収録されておらず、どうしても聴きたかったからなのだが、このアルバムがどうにも変則的な内容で、件の「Sex Machine」と驚き(ものすごくいい加減という意味)のエディットの「Brother Rapp」のみスタジオ録音で、残りは彼が故郷オーガスタで1969年10月に収録したライブ録音で埋められているという2枚組LPだった。

当時は買えるレコードの枚数が少なかったので、こんなアルバムでも何度も繰り返し聴いてすっかり中身は頭に刻み込まれたが、この度そのライブ部分にこれまで未発表だった音源を加えた“完全版”がCDでリリースされた。このCDで初めて知ったのは、ライブ録音だとばかり思っていた「Lowdown Popcorn」と「Spinning Wheel」のインスト2曲も実はLPではスタジオ録音だったという点(観客の歓声がオーバーダブされていた)で、これまで聴いたことのなかったバージョンがここには収められている。ライブが行われたのは後のJB流ファンクを確立するバンドメンバーが次々と加入し、JBが盛んに「Popcorn」をタイトルに冠した習作ファンクを連発していた時期。70年代初頭の“完成期“と比べまだ試行錯誤は見られるが、聴いているうちに気づくとファンクの渦に飲み込まれているような、覚醒性の高いグルーヴが既に実現している。


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Everything Is Gonna Be Alright - 50 Years of Westbound Soul & Funk (Westbound/Ace)



デトロイトのインディR&Bレーベル、ウェストバウンドの設立50周年を記念したコンピレーション。デトロイトといえばまずモータウンが思い浮かぶが、同社と一部アーティストやミュージシャンがダブる部分もあるもののモータウンがすくい上げられなかった、もしくは切り捨てることでポップ・マーケットで大成功を収めたディープなソウルや泥臭いファンク(ファンカデリックとオハイオ・プレイヤーズが在籍していた!)、後にはディスコミュージックなどを一手に引き受け、数々のヒットを放った。ヒット曲の多いアーティストもいるので、これを入門編により深く探求したくなる内容。


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2019年12月10日

Losst and Founnd - Harry Nilsson (Omnivore Recordings)



ハリー・ニルソンが亡くなって、早いもので25年がたつという。彼が生前発表した最後のアルバムは1980年の『Flash Harry』ということになっているが、こちらはそれ以降(クレジットはないがサウンドの感じから80年代末頃か?)に録音された音源を、元ハドソン・ブラザーズで現在はプロデューサーのマーク・ハドソンが時間をかけてまとめ上げたもの。70年代後半からニルソンの歌声はかなり荒れておりかつての美声は期待すべくもないが、ソングライティングのセンスは健在だったようで、全盛期以来の旧友たちのサポートを得た彼の“スワン・ソング”と呼ぶに相応しい味わい深き作品が並べられている。


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Becoming Peter Ivers (RVNG Intl.)



昨年リリースされた70年代ワーナー・ブラザーズ時代の録音集が僕にとっては驚きの新発見だったピーター・アイヴァースの、未発表音源を集めたコンピレーションがリリースされた。何曲か正式にリリースされた音源も混じっていて紛らわしいが、基本的に彼の弾き語りや簡素なバンドスタイルで録音されたものが大半を占めており、彼の本来のルーツであるブルース色の強い作品も多い。彼のあの“変態性”を楽しむのであればやはり既発のアルバムに軍配が上がるが、数枚のアルバムしか残さなかった彼の“それ以上“を求めるマニアにはたまらないプレゼントである。


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2019年12月07日

Looking for The Sun • Curt Boettcher and Friends (High Moon/Sony Music)



カート・ベッチャーがスティーヴ・クラークと立ち上げた「アワ・プロダクション」で1960年代半ば〜後半に制作した作品を中心としたコンピレーション。ベッチャー関連の音源は1990年代に日本で過熱気味に発掘され、僕も渋谷宇田川町界隈の輸入レコード屋で劣悪な音源のブートCDを高額な値段で購入してしまった苦い思い出があるが(笑)、今回はソニー・ミュージックと正式なライセンスの下リリースされた高音質盤なので「既にここら辺の曲は持ってるよ」というソフトロック・マニアにも、改めて聴いて新鮮な発見があるはず。収録曲の多くはベッチャー以下“ミレニアム組”のサイケなコーラスがフィーチャーされており、中毒性は高い。個人的にはマジック・ランタンズ1968年のヒット「Shame, Shame」のキース・コリー版オリジナル・バージョンが意外な拾いもの。


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Maybe Tomorrow - Angel Pavement (Morgan Music)



1960年代末にシングル2枚のみをリリースし姿を消したイギリスはヨーク出身のハーモニーポップ・グループ、エンジェル・ペイヴメントの当時未発表に終わった1970年のアルバム音源を中心に、レコーディング・スタジオに残っていた彼らの録音を総ざらいした印象の2枚組CD。イギリス人はなぜここまでマイナーなグループのマスターテープを50年も後生大事に残しているのか(笑)。メンバーたちのペンによる耽美的なバブルガム・ポップから、グレープフルーツの「エレベーター」風、もしくはシカゴの「長い夜」風のイントロ付きのアイヴィーズ「メイビー・トゥモロー」のカバーや、彼らがサンフランシスコに赴きライブのサポートを務めたというバッファロー・スプリングフィールドやモビー・グレープのレパートリーまで、ライナーノーツを読み進めながら聴くと楽しい、興味深い楽曲が多数収録されている。


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The Singles A's & B's - Dino, Desi & Billy (Wounded Bird/Rhino)



ディーン・マーティンの息子ディノ、ラテン・バンド・リーダーのデジ・アーナズの、というより「アイ・ラヴ・ルーシー」のルシール・ボールの息子であるデジ・アーナズJr.、そしてその友人のビリー・ヒンチの3人が60年代にリプリーズ・レコードからリリースしたシングル音源を集めた2枚組。どう考えてもシングルになっていない曲も入っているのは謎だが、初期のガレージ風悪ガキロックから、後期の洗練されたソフトロックまで、ミュージシャンとしての彼らの成長の跡がうかがえる。なおビリーは現在ビーチ・ボーイズのメンバーとして(!)マイク・ラヴとともにステージに登場している。


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2019年12月04日

Warner Pop Rock Nuggets Vol.11: Never Let Her Go (Warner Music Japan)



珍しく発売予定日通りにリリースされた(笑)『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ』の第11弾は、70年代のスマッシュヒットを中心に選曲されたポップ集。ヒットチャートファンにはおなじみの大ヒットナンバーから、知る人ぞ知るポップス小品まで。シリーズが今後も続くのであれば、ヒットチャートマニアがのけ反るような、よりマイナーなヒットが満載のコンピレーションをリリースしてくれることを願いたい。


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Warner Pop Rock Nuggets Vol.12: Love Hurts (Warner Music Japan)



『ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ』第12弾のこちらは、ヒット曲というよりは様々なアルバムからチョイスされた良曲コンピレーションといった趣きで、同社からリリースされている「名盤探検隊」シリーズのサンプラー的内容。この中に気に入った曲が見つかったら、是非アルバムも探して聴いてみるべき。


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2019年12月01日

Every Move You Make: The Studio Recordings - The Police (A&M/Polydor/UMC)



ポリスの再結成公演を、大学時代に在籍していた洋楽サークルのメンバーたちと東京ドームに観に行ったことがある(ネットで調べたら2008年のことのようで、もう10年以上も経過していることに軽いショックを受けた・・・)。洋楽の聴き始めがやや遅かったこともあり、僕がリアルタイムで聴いたポリスのアルバムは彼らのラストアルバムである『Synchronicity』のみで、それ以前の曲はベストアルバムでなぞった程度にしか聴いていなかったため、初期のレパートリーが演奏される度客席から熱い反応が沸き立つ様子をうらやましく思いながら観ていたことを記憶している。

つい先日、彼らのすべてのアルバムとシングルB面やEP等に収録されていた音源を集めた編集盤を収めた6枚組ボックスがリリースされた。彼らのほぼすべて(残念ながら「De Do Do Do 〜」の日本語バージョンはこのボックスの日本盤にも収録されなかった模様)をかなり手頃な価格で聴けるこのボックスを、自分なりのポリス像を築けるところまで聴き込んでみようと思う。


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The Lost Singles - Sweet (RCA/Sony Music)



こちらは2017年にリリースされたスウィートのコンプリートボックスに収録されていた、シングルのみでリリースされた音源を集めたコンピレーションを単独発売したもの。シングル曲をアルバムには収録しないというイギリスレコード産業の伝統は70年代も継続していたようで、70年代前半〜中盤のシングルヒットのほとんどがここに収録されている。アルバムをCDで既に何枚か持っていたため件のボックスの購入を見送ったコアな音楽ファンや、随分前に買ったベスト盤CDを持ってるけど、その音質に不満がある方(それ僕だ)にお薦めしたい廉価ベスト。


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Music from Jarvis Cocker's Sunday Service (Ace)



イギリスのロックバンド、パルプのジャーヴィス・コッカーが2010年〜2017年にかけてBBCのオルタナティブ・ミュージック・チャンネル(そんなのあるんだ・・)で毎週日曜日の午後に担当していた番組「Jarvis Cocker's Sunday Service」で紹介された音楽のコンピレーション。作品の録音時期は1960年代から2000年代まで多岐にわたり、“ストレンジなヒーリング・ミュージック”とでも表現したくなる奇妙な音楽が次々と登場する。モンド系のコンピレーションとしては一級品だが、これを聴いたパルプのファンがどう思うのかに、大変興味がある。


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2019年11月28日

No Music, No Life. Tower Records 40th Anniversary: Japanese Groove 1977-2006 Light'n Up (GT music/Sony Music Direct)

Japanese Groove 1977-2006: Light'n Up

タワー・レコードが日本に進出して40周年(そして現在は日本にしか存在しなくなった・・・)を記念し、先日何種類かのコンピレーションがリリースされたが、これはその中の一つで現在国内外で話題になっている“シティポップ”特集のソニー・レコード編。一言でいえば海外のAORサウンドをサウンドに取り上げた和製ポップスといった感じで、模倣の域を出ないものもあるが、アーティストの個性が色濃く出ている作品には今聴いても興味深いものが少なくない。


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No Music, No Life. Tower Records 40th Anniversary: Japanese Mellow 1975-2012 Windy Afternoon (Tower Records/Universal Music)

No Music, No Life. Tower Records 40th Anniversary: Japanese Mellow 1975-2012 Windy Afternoon

こちらはタワー・レコード40周年記念シティポップ集のユニヴァーサル編。ソニー編と比較しメジャーヒットが多く収録されている印象で、当時TV・ラジオ等で頻繁に耳にした楽曲も少なくない。中には「これもシティポップ!?」という曲もなくはないが、これも解釈の一つということで。他社の同テーマ・コンピレーションも是非(できればもう少し廉価で)リリースを期待したい。


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Absolutely Fusion!! 2: The Best Fusion of Sony Music Tunes (Tower Records/Sony Music Labels)

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タワー・レコード限定のフュージョン名曲集、ソニー・ミュージック編第2弾。和洋曲取り混ぜた選曲でクロスオーバー/フュージョンを語るにあたり外せない重要アーティストの他、フュージョンをかなり広義に解釈した作品まで、サウンドの共通性を保ちながら幅広い選曲がされている。


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2019年11月25日

Jon Savage's 1969-1971: Rock Dreams On 45 (Ace)



1965年以降のロックシーンを、ラジオDJのジョン・サヴェージが年毎に振り返っていくシリーズ最終編の1969年版は「60年代ロックのその後」もフォローする意図か、1971年の作品までをカバーした内容になっている。ロックの成熟が進むにつれ徐々にジャンルが細分化され、ジャンル毎にファンが生まれるようになったこの時期、ハードなサウンドやプログレッシブなロックが収録曲の大半を占めており、ロックが新しいフェーズに入ったことを選曲者は物語ろうとしている、のではないかと思う。この時期の音楽のベスト的な選曲ではないと思うが、過去のシリーズと合わせて聴いて時代の流れを反芻したい。

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Across The Great Divide: Getting It Together in The Country 1968-74 (Grapefruit)



英グレープフルーツ・レコードが1960〜70年代の(主に)イギリスのロック音楽を様々な視点でCD3枚にまとめるシリーズ最新版のテーマは「イギリスのカントリーロック」。60年代後半、サイケデリック・サウンドの次の一手として多くのアーティストがアメリカのルーツ・ミュージックに着目し、バーズの『ロデオの恋人』やデラニー&ボニーのイギリスツアーなどに触発され生まれた作品を幅広く集めたもの。一部の音楽マニアに“ブリティッシュ・スワンプ”と呼ばれるエリック・クラプトンやジョー・コッカーらの作品の周辺に、これだけの有名無名アーティストによる“深い沼”があることを教えてくれるサンプラー的ボックス。


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2019年11月22日

Oldays Groovy Donuts 45 tracks Compilation (Oldays)



オールデイズ・レコードはこれまでCDリリースの傍らクラブ・ユースを意識した7インチ盤を多数リリースしているが、これはその音源をCDでまとめて聴ける2枚組。多くの曲は収録されているアルバムも同社でCD化されていてそちらでも聴くことができるが、何曲かはこれまでそのドーナツ盤でしか聴けなかったので、アナログ盤の再生装置を随分前に廃棄してしまった者にとっては有難いコンピレーション。

収録曲はソウルジャズ、ノーザンソウル、レアグルーヴ、モンド、ラウンジ、ガレージロックと“懐かしの90年代”を思い起こさせる内容。都内各所の音楽バーでは依然アナログ信奉のDJスタイルが根強いが、CDJとか、場合によってはUSB一本持って臨むようなDJスタイルだってあるので、そういった形でも参加できるDJイベントが増えると嬉しいなぁと、これは個人的な要望。


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Squad Car: Eddie Bertrand Story (Oldays)



1963年のホットロッドナンバー「はしれパトカー!」が日本でもシングルリリースされたサーフ・インストバンド、エディとショウメンのギタリスト、エディ・バートランドのアンソロジー。ショウメンがリリースした全シングルに加え、彼がそれ以前に在籍しサーフ・クラシック「Mr. Moto」をリリースしたベルエアーズ、その他ショウメンに在籍したメンバーたちがその後結成したバンドの音源などを多岐にわたって集めた全25曲。収録曲の時系列がバラバラながら60年代サーフ・インストの黎明期からその終焉まで、貴重音源とともに振り返ることができる。


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Rumble at Waikiki: The John Blair Anthology (Bear Family)



こちらは1980年代のネオ・サーフミュージックをけん引したギタリスト、ジョン・ブレアのアンソロジー。ネオ・ロカビリーブームの最中に活躍したレイ・キャンピのギタリストとしてシーンに登場した彼はほどなくして独立、ジョン&ザ・ナイトライダーズを率いて新世代のスピード感によるサーフミュージック復興の一翼を担った。このCDは彼らの80年代の録音に加え、暫しの活動休止後映画『パルプ・フィクション』の大ヒットをきっかけに起こったサーフ・ロック再評価の機運に乗って活動を再開した90年代半ば以降の録音から、2018年の最新録音まで“サーフ・ギターバカ一代”といっても差し支えない彼の、ノスタルジアでは片づけられない暴力的かつリリカルなギターに圧倒される全52曲。


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2019年11月19日

Andy Warhol and Music (Jade)



今年の秋から世界中を巡回するというアンディ・ウォーホルの回顧展(日本では2020年の秋に京都で開催されるらしい)に合わせて企画された、彼に関連した音楽のコンピレーション。1枚目のCDは「Friends of The Factory」と称し、彼の全面的なバックアップでデビューを果たしたヴェルヴェット・アンダーグラウンドに始まり、ジッパー付きの有名なアルバムジャケットを提供したローリングストーンズ、ビデオクリップ制作に携わったカーズなど彼と関わりの深いアーティストの作品集。続く2枚目のタイトルは「The Playlist of The Factory」で、彼の作業場である「The Factory」で(多分)大音量で流されていた音楽を集めたもの。サイケなロックから古典的なR&R、クラシック作品まで、彼のインスピレーションの元となった音楽がふんだんに詰め込まれている。


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The World of Keith Haring (Soul Jazz)



こちらは1980年代に一世を風靡しながら、90年にエイズで31歳の若さで亡くなったイラストレーター、キース・へリングをテーマにしたコンピレーション。内容は彼が駆け抜けた80年代のニューヨークで生まれたダンスミュージック集で、彼と実際に交流のあったアーティストの作品や、NYダンスシーンで盛んにプレイされていたいわゆるゲイ・ディスコ、もしくは初期エレクトロニカとでもいうべき若干ノベルティ色の強い楽曲が並んでいる。


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2019年11月16日

Born to Sing [Deluxe Edition] - En Vogue (90/9)



英チェリーレッド・レコード傘下に新設された90年代R&Bを復刻するレーベル「90/9」第一弾は、TLCとともに90年代のガールズR&Bの方向性を決定づけたアン・ヴォーグが1990年にリリースしたファーストアルバム『Born to Sing』のデラックス・エディション。当時ポップチャートを中心にチェックしていた者としては92年リリースのセカンド『Funky Divas』がより強く印象に残っているが、R&Bチャートに関していえば、本作からは立て続けに3曲のナンバー1ヒットが生まれており、彼女たちが如何に熱狂的に受け入れられたかがうかがい知れる。アルバム本編の倍以上ボーナス収録されているリミックス・バージョンを聴くと過度にニュージャック・スウィングなサウンドづくりが気になるが、まぁそういう時代だったから仕方がないでしょう。90年代を代表するディーバたちのスタート地点をたっぷりと再確認できる。


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It's Somethin': The Virgin Years - Lalah Hathaway (90/9)



「90/9」がアン・ヴォーグに続いてリリースしたCDは、ダニー・ハサウェイの実娘レイラが90年代前半にヴァージン・レコードからリリースした2枚のアルバムのカップリング。当時そのデビューが大変な話題となったものの、それほどメジャーな成功を収めることができなかった印象が強い彼女だが、アルバムを聴き直してみると華美なサウンドづくりが目立ち、彼女本来の持ち味である低音でハスキーな歌声が活かされているのは、意外にもイギリスのブリティッシュ・エレクトリック・ファンデーションにフィーチャーされた「Family Affair」や、日本で制作されたスタンダード・ナンバー「Night and Day」など本国以外での録音だったという不幸があったことがわかる。現在も精力的に活動する彼女の、ある意味“黒歴史”を掘り起こしてしまった印象のコンピレーション。


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Gold - Five Star (Sony Music/Crimson)



1980年代後半のイギリスで大変な人気を博したファミリーR&Bグループ、ファイヴ・スターの3枚組ベスト。アメリカで大ヒットがないため若干馴染みが薄いが、イギリスでは20曲以上のヒットを放っており、音楽賞も多数受賞している。内容はプレ・ニュージャック的なデジタル・サウンドで、非常に“バブリー”な感じ(笑)。あまりにも大衆的過ぎて再評価し辛い雰囲気があるが、英米のヒットをしっかり網羅しているので、ヒットチャート・マニアには有難いコンピレーションではないかと思う。


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2019年11月13日

Heisei Free Soul (USM Japan)



“フリーソウル”は一般に1990年代に再評価された60年代後半〜70年代前半のソフトなポップやR&Bを指すことが多いが、このコンピレーションは、平成時代の31年間に生まれた“新曲”をフリーソウル的観点で選曲したもの。90年代は(2000年代も)全世界的にクラシックなR&Bサウンドが見直された時代だったので、こういった趣旨の選曲でも違和感なく聴けるが、ただ各年一曲ずつの選曲縛りがあるので「これもフリーソウルなの??」という曲が含まれてしまうのは致し方ないところ。

CDのライナーにはここに収録されている31曲を選ぶために作られた全100曲の“平成名曲選”のリストが掲載されており、それがいずれ続編のコンピになってくれることも願いたいし、またニュー・クラシック・ソウル、G-Funkなど平成年間に生まれたジャンル別に選曲されたフリーソウル・コンピなんてのも、是非作ってほしい。


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Free Soul T.K. (Solid/UltraVybe)



マイアミのレコード・レーベル「T.K.」傘下の音源を“フリーソウル”の観点でCD2枚全46曲のボリュームで編纂したコンピレーション。TKとフリーソウルの親和性は異常に高いので、内容はほぼ“ベスト・オブT.K.”といっていいもの。90年代当時実際にクラブでヘビーローテーションだった曲あり、近年になって再発見された曲あり。マイアミ・ソウルの入門編と、知られざる名曲選双方の側面を持つ秀逸な内容。


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The Message from T.K.: It's A Miami Modern Soul World (Solid/UltraVybe)



こちらはDJリュウヘイ・ザ・マンの選曲と一部の曲エディットによるT.K.傑作選。『Free Soul 〜』と比較するとディープかつファンキーなナンバーが多い印象で、マイアミもアメリカ南部の一部であることを再認識させられる。わかりやすくキャッチーな曲は少ないが、ダンスフロアでジワジワとくる良曲が多数収録されている。


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