2020年10月25日

The Shadow Knows: 34 Scary Tales from The of Horror (Bear Family)



世の中がこんな状況になってもハロウィン・シーズンはやってきて、今年もハロウィン向けのコンピレーションがリリースされる(笑)。ドイツのベア・ファミリーがリリースしたこのCDは、ハロウィン・シーズンの定番オールディーズ「Monster Mash」や「Purple People Eater」といった曲の収録は極力避けて、1940〜60年代にかけてリリースされた知る人ぞ知る“地獄系”楽曲や当時のホラー映画の予告編音源などを、続編を合わせ2枚で合計70曲近く集めた力作。選曲への意気込みがひしひしと感じられるだけに、世の中がこんな状況になってしまっていることがつくづく惜しい・・。来年以降、遠慮なく密になって「Trick or Treat!!」が楽しめる状況が再び訪れるまで、このCDは封印しておくことにしよう。。。


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2020年10月22日

日本の流行歌スターたち (11) 久慈あさみ (JVCKenwood/Victor Entertainment)



1950年に宝塚歌劇団男役トップスターから映画界に転身した女優、久慈あさみの歌手活動にスポットを当てたコンピレーション。彼女の最初の大ヒットとされているのがジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の映画『黄色いリボン』の主題歌のカバーで、その後主演映画『ウッカリ夫人とチャッカリ夫人』、映画「社長」シリーズで森繫久彌演じる浮気性の社長を懲らしめるしっかり者の社長夫人役など女優として当たり役を連発する一方で、歌手としても紅白歌合戦に出場を果たすなど活躍を続けた。彼女の歌声には色気があり、明るい曲調の作品をクールに歌う様が妙にユーモラスで可笑しみを誘う。達者な女優の余技を超えた歌声が楽しめる一枚。


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日本の流行歌スターたち (12) - 轟夕起子 (JVCKenwood/Victor Music Entertainment)



こちらは宝塚歌劇団(当時は宝塚少女歌劇)から映画界に転身した女優第一号という轟夕起子の日本ビクター録音集。昭和12年に映画『宮本武蔵』で片岡千恵蔵の相手役に抜擢された彼女は、その後日活映画専属女優として活躍。昭和17年には『ハナ子さん』シリーズでコメディエンヌの才能が開花、プライベートでは映画監督のマキノ正博と結婚し、生まれた長男正幸は後に安室奈美恵らを輩出する「沖縄アクターズスクール」の創始者となり、俳優の長門裕之、津川雅彦は甥っ子にあたるという芸能一族の一員となった。

そんな話はおいといて。戦後の昭和24年にビクターと契約した彼女は同社に4年間在籍し16曲を公式リリース。中でもヒットしたのがボブ・ホープ主演のアメリカ映画『腰抜け二丁拳銃』のテーマ曲(注:有名な劇中歌「ボタンとリボン」とは別曲)で、その他コミカルな作品(三木鶏郎作の「東京チカチカ」は“和製ベティ・ハットン”と評して過言でない怪唱)もいいが、ブルース歌謡調の作品も非常に上手い。本CDにはさらに戦前宝塚在籍時の録音や『ハナ子さん』シリーズから生まれた飛び抜けて明るい戦時歌謡「お使いは自転車に乗って」、昭和23年に主演した映画『肉体の門』挿入歌「「あんな女」と誰が言う」など他社での録音も追加された、決定版といえるベスト盤となっている。


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日本の流行歌スターたち (13) - 暁テル子 (JVCKenwood/Victor Entertainment)



戦後復興期の映像のBGMとしてほぼ100%使用されるのが“ブギの女王”笠置シヅ子の「東京ブギウギ」。当時その対抗馬としてビクターから送り出されたのが占領下の東京宝塚劇場=アーニーパイル劇場のショーでヘッドライナーを務めていた暁“テリー”テル子だった。

進駐軍お墨付きの看板でリリースされた彼女の昭和24年のデビュー曲「これがブギウギ」は、笠置シズ子も手掛けた服部良一の作曲。ってことは今でいうところの“公式ライバル”??そんな彼女に訪れた大ヒットが昭和26年の「東京シューシャインボーイ」で、この前年にアメリカでヒットした「Chattanoogie Shoe Shine Boy」をヒントに作られた靴磨きソングをきっかけにその後職業シリーズ、ご当地シリーズとシングルをリリースの後たどり着いたのが、リリースから70年以上たった現在も多くの人に耳馴染みのある印象的なフレーズ 〽コ、コ、コ、コ、コケッコー!の「ミネソタの卵売り」。様々なスタイルのノヴェルティ&リズム歌謡を残した彼女の、昭和20年代ならではの世相を反映した作品集。


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2020年10月19日

全曲集:しれとこ旅情 - 森繁久彌 (Nippon Columbia)



戦後日本においてもっとも影響力を持った俳優の一人、森繫久彌の歌手としての側面にスポットを当てたコンピレーション。彼が1960年に自作自演し、70年に加藤登紀子がカバーヒットさせたことでスタンダード化した「しれとこ旅情」を例外とすればオリジナル曲の収録は少なく、様々な企画の中で生まれたカバー録音が大半を占めるが、映画やTVの大スターとして様々な場面で披露された楽曲には、当時を知るファンには思い出深いものも多いはず。個人的にはあまりにも広大な“モリシゲ”というジャンルに、これをきっかけに踏み込んでいくべきかどうか迷うところ。。


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全曲集:王将 - 村田英雄 (Nippon Columbia)



1959年に浪曲師から演歌の世界に身を転じた後の大御所歌手“村田先生”が、デビューからの10年間に放ったヒットから選曲されたベスト盤。彼の存在をパロディから知った世代の僕には、この大仰さはどうにも苦手なタイプだが、思わず大向こうから声をかけてしまいたくなるような派手な芸風は、エンターテインメントの一つとして認めない訳にはいかない。今ではコントやスーパー銭湯の舞台でしか生きていない、昭和のきらびやかな芸能がここにある。


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2020年10月16日

Gold - George Jones (crimson/Demon Music Group)



カントリー界の伝説的なヒットメーカー、ジョージ・ジョーンズの3枚組ベスト。全48曲入りのボリュームは普通のアーティストならトゥ・マッチだが、1950年代末から80年代にかけてカントリー・チャートに150曲以上のヒットを持つ彼にはやや物足りなく、収録から漏れた大ヒットも少なくないので、残念ながらこれさえ持っていれば彼のキャリアを押さえられる、といった内容ではなさそう。ただ、えらく廉価なので、入門編として入手するなら最適なコンピレーションだろう。


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Gold - Tammy Wynette (crimson/Demon Music Group)



“カントリーの女王”の称号を授けられた数少ない女性シンガーの一人で、かつてはジョージ・ジョーンズの妻でもあったタミー・ワイネットのベスト。代表曲「Stand by Your Man」をはじめ「D.I.V.O.R.C.E.」「Run, Woman, Run」「(You Want Me Want to Be) A Mother」といった女性視点のストレートなメッセージを伝える楽曲の数々は、後続の女性アーティストに多大な影響を与えている。彼女の代表的なヒットばかりでなく数多いジョージ・ジョーンズとのデュエット曲(2人の離婚後もレコーディングは続けられた)もほぼ漏れなく収録したこの3枚組は、彼女の決定版ベストといっていい内容となっている。


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The Complete Early Recordings 1961-1966 - Billy Joe Royal (dynamic voice)



1965年の「Down in The Boondocks」のヒットで人気アーティストの仲間入りを果たしたジョージア州出身の男性シンガー、ビリー・ジョー・ロイヤルの初期録音をまとめたコンピレーション。1961年にジーン・ピットニーを思わせるハイトーンなティーンアイドルとして登場した彼は、ピットニーのヒット「タルサからの24時間」を模した前述の「〜 Boondocks」でブレイク。盟友ジョー・サウスから作品提供を受けながらノーザンソウル・クラシック「Heart's Desire」や後にオズモンズがヒットさせる「Yo Yo」のオリジナル盤など、南部産ポップをヒットチャートに送り込んだ。残念ながら「Hush」「Cherry Hill Park」といった後期の代表曲は漏れているが、後にカントリー界でも大成する彼のティーンポップ時代のすべてを聴ける素晴らしい内容となっている。


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2020年10月13日

What A Way to Die - Pleasure Seekers (Sundazed)



スージー・クアトロが姉のパティと1965年に結成し、後に長姉のアーリンや末っ娘のナンシーも加わったデトロイトのガールズ・バンド、プレジャー・シーカーズの全録音集。レコード会社と契約しリリースされたシングル曲はかなりポップな味付けがされておりバンドの本質とはやや異なった音楽性になっているようだが、後期の録音で聴けるハードなサウンドは、タフなデトロイトのロックシーン(当時MC5、アリス・クーパー、ストゥージズらと共演している)で揉まれただけの迫力が聴いてとれる。なお70年代に入ってバンドを脱退し、イギリスに向かったスージーの成功は説明するまでもなく、姉のパティも全員女性のロックバンド(その時でさえも先駆的といわれた)「ファニー」のメンバーとして再デビューを果たしている。


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The Debutantes (Beat Rocket/Modern Harmonic)



こちらはプレジャー・シーカーズとほぼ同時期にデトロイトで活動していたガールズバンド、デビュタンテスの録音集。「エド・サリヴァン・ショー」で観たビートルズに触発されてバンドを結成したという彼女たちは1966年〜67年にかけてシングル3枚をリリースし国内外のライブシーンで活躍。結局商業的な成功を収めることはなかったが、残された録音の中には(素人っぽさの中に)きらりと光るガレージサウンドを見つけることができる。


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The Sound of the Chicks (Sundazed)



1965年にニュージーランドで「Hucklebuck」をヒットチャートの第1位に送り込んだジュディとスザンヌのドナルドソン姉妹からなる「ザ・チックス」のファーストアルバム。当時16歳と14歳の“おぼこい”2人のジャケ写からつい舐めてかかってしまがちなこのアルバムは、2人の完璧なハーモニーと的確なビート・サウンドのバッキングに、聴いているうちに彼女たちに恋してしまうこと間違いなし(笑)の好盤。ニュージーランドでは大変なスターだったというザ・チックスは60年代末まで数多くのレコーディングを残したそうなので、僕にとっては今後のCDリリースをチェックしなければならないアーティストがまた増えてしまったことになる。


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Girls Go Power Pop! (Ace)



英エース・レコードのパワーポップ・コンピ、今回は女性バンド編!ヒットを量産し、いずれR&Rの殿堂入りを果たしそうなメジャー・バンドから、インディ〜オルタナ・フェイバリットまで1970年代後半〜90年代末の作品を幅広くカバー。このボリュームではとても足りない!!シリーズ化、もしくはボックスセット化を検討していいレベルのテーマだと思う。


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2020年10月10日

The Chris White Experience (volume three) (Sunfish Music)



ゾンビーズのベーシストだったクリス・ホワイトの蔵出し音源集第3弾。録音時期はゾンビーズ解散直後から昨年まで約50年の幅があり、個人的には60年代末から70年代の録音が耳に馴染むが、80年代のシンセを多用したブリティッシュロック調のサウンドを好む音楽ファンにも聞き逃せない作品がいくつか収録されている。決して趣味には走らず、様々なボーカリストを起用して常にコンテンポラリーな音楽の制作を試みていた彼の活動の記録は、ある時期までのイギリスのロック・サウンドの変遷と重なり合う内容となっている。


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Radio Days Vol.3 - Manfred Mann Chapter Three (BBC/East Central One Ltd.)



マンフレッド・マンとマンフレッド・マンズ・アース・バンドの間に短期間(1969〜70年)存在した「第3期」時代のレア音源集。アルバムタイトルで想像されるBBC出演時の録音ばかりではなく、デモ録音やシングル音源、サウンドトラック用の録音などを通じてマンフレッド・マンの次なる成功に向けての試行錯誤(ブラスロック的アプローチも!)の様子を知ることができる。CD2枚目の大半を占める未発表のサントラ『Venus In Furs』は、渋谷系の時代であれば歴史的発掘!と騒がれたであろう良質なラウンジ・ミュージック。


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Looking Through A Glass Onion: The Beatles' Psychedelic Songbook 1966-72 (Grapefruit)



ビートルズが活動の中期以降に発表した作品をイギリスやその他の国のアーティストがカバーした録音を68バージョン集めた3枚組CD。イエスやディープ・パープルといった大物から、シングルリリースのみで消えた無名のグループまで、ビートルズと同時期に活動したミュージシャンたちにとって、彼らが如何に大きな存在であったかを物語るコンピレーションとなっている。


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2020年10月07日

Primitive - The Groupies (BeatRocket)



1966年にガレージロック・クラシック「Primitive」のシングル一枚のみをリリースして歴史から消えたニューヨークのパンクバンド、グルーピーズが1967年に西海岸で行っていたライブの音源が発見され、シングル音源とともに50余年の月日を経てCD化。シングルのタイトル通り“プリミティブ”でヘヴィなガレージ・サウンドと、意外にも高いバンドの演奏力が後世に示されたことだけでも意義のあるCD。


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The Animated Egg (countdown media/Music On CD)



通称“レッキング・クルー”の一員でもあるスタジオ・ギタリスト、ジェリー・コールが60年代に多数残した覆面プロジェクトの一つ、アニメイテッド・エッグ名義で1968年にリリースされたアルバム。一言でいえば“商業サイケ”のインストアルバムで、廉価で入手できれば当時の雰囲気を楽しむには十分な内容。


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An Apple A Day... (Expanded Edition) - Apple (Grapefruit)



イギリスはカーディフ出身のロックバンド、アップルがプロデューサー、ラリー・ペイジのレーベル「ペイジ・ワン」から1969年にリリースした彼ら唯一のアルバムがCD化。発売当時全く話題にならなかったというこのビートルズ直系のポップ・サイケアルバムは1980年代になって再発見され、その流通量の少なさからオリジナル盤には4,000ポンド(約50万円??)という値段がつけられたのだとか。目出度くCD化が実現し、適正価格でこの音楽が聴くことができる2020年は、意外と悪い時代ではないのかもしれない(笑)。


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2020年10月04日

Dancin' Party: The Chubby Checker Collection (1960-1966) (Abkco)



僕が知る限りでは10数年ぶりにオフィシャルにリリースされた“ツイスト王”チャビー・チェッカーのベスト盤。これまでリリースされたベストCDはヒット曲の漏れが多く、今度こそは!の願いでトラックリストも明らかにならない状態でオーダーしたが(注文から到着まで1年近くかかった)結局今回もマイナーヒットの漏れは多かった・・。彼の主要なヒット曲は大方押さえているし、イギリス盤ならではの“ノーザン・ソウル”な視点もあり、さらには非常に廉価なので、彼のCDを未入手のオールディーズファンには、購入をお勧めしたい。


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You Can't Sit Down: Cameo Parkway Dance Crazes (1958-1964) (Abkco)



カメオ/パークウェイはモータウン以前に全米チャートを席巻したフィラデルフィアのR&Bレーベルで、当地から全米にTV中継されたディック・クラークの「アメリカン・バンドスタンド」を発信元に、数えきれないほどのダンスヒットを量産した。

このコンピレーションはタイトルにダンス名が冠されたヒット曲を中心に選曲されたコンピレーション。一大ブームとなったツイストをはじめ様々なダンスがここで紹介されているが、中には元となるダンスステップがないままデッチ上げられたダンスナンバーもあるとかないとか・・(人前で即興で踊りながら歌うことになったシンガーの苦労話も文献に残されている)。兎にも角にもヒット曲満載のこのCDで、60年代ダンスブームの“バブリーな”盛り上がりを楽しむことにしたい。


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You Got The Power: Cameo Parkway Northern Soul (1964-1967) (Abkco)



カメオ/パークウェイ・レーベルのコンピレーション、こちらはノーザンソウル編。R&Bの世界には“サザンソウル”と“ノーザンソウル”という用語があり、サザンソウルはアメリカ南部メンフィスあたりで生まれたソウルミュージックを指すのに対し、ノーザンソウルは北部シカゴやデトロイトで生み出された音楽・・・くらいに長年漠然と考えていたが、実は違うそうで「ノーザンソウル」という言葉はイギリス人が勝手に造ったものなのだとか。

ノーザンソウルの“ノーザン”とはロンドン北部のクラブで愛された音楽を意味するそうで、日本でいえば東京都北区の王子や赤羽のクラブで盛んにかけられた音楽を称するような感じか(笑)。収録曲を聴けばモータウン調のポップなソウルナンバーが多くを占め、これまで誤解していたノーザンソウルの定義でもいいんじゃね?という感じではあるが、それはともかく、せっかく始めていただいたこのシリーズ、今後アーティスト別やテーマ別で最低20〜30枚は出していただきたいと願うばかり。長年の権利関係のもつれで、正式なCD化が未だ果たされていない音源が多すぎるこのレーベルなので。


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2020年10月01日

Who Put the Bomp in the Bomp Bomp Bomp - Barry Mann (Jasmine)



R&Rの殿堂入りも果たしているポップ・ソングライター、バリー・マンが自ら録音した「Who Put the Bomp」をはじめとしたシングルやアルバム音源を収めたコンピレーション。オールディーズの基本中の基本といえるこのアルバムのCDを僕が買うのは多分これが3枚目だと思うが、今回も買ってしまった理由は、ボーナス・トラックとして彼が他のアーティストへの提供のため当時録音したデモ音源が14曲も追加収録されているから。これもブート盤などでとっくに聴けるものなのかもしれないが、クリアな音質で聴けるというだけでつい購入してしまう哀しいマニアのサガ。


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Cannonball Rag: The Early Groups & Sessions - James Burton (Jasmine)



ジャスミン・レコードがこのところシリーズ的にリリースしているセッション・ミュージシャンに焦点を当てたコンピレーションの一枚。今回の主役はロック史上有数の名ギタリストの一人として知られるジェームス・バートンで、彼がロック史に足跡を残した最初の作品、デイル・ホーキンスの「Susie Q(完成品より忙しなくスピードアップされた別バージョンを収録)」や、彼が音楽界で名を上げたリッキー・ネルソンの諸作品(ポール・アンカやニール・セダカ等のポップ・アーティストに対し頑なに門戸を開かないR&Rの殿堂が、ティーンアイドルのネルソンを受け入れたのはバートンの存在があったからなのだろうと思う)などから、人知れず残された音源群までかなり執念深く収集された作品集。以前英エースからリリースされていた彼の代表的参加作品集『James Burton: Early Years 1957-69』の補足版CDとしてより深く探求できる一枚。


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Larry Parnes: Larry's Boys (Jasmine)



イギリスで最初にR&R旋風を巻き起こした男、そして現在まで脈々と続く“ゲイが送り出すボーイズ・バンド”の先駆け的存在であるプロモーター/マネージャーのラリー・パーンズが、1950年代半ばから60年代前半にかけて手がけた少年ロックンローラーたちの作品を集めたコンピレーション。参考までに収録曲のチャート成績を併記したが、このヒット曲の多さ!極端な言い方をすれば、クリフ・リチャード以外でこの時代に成功を収めたロックンローラーは、ほぼ全員彼の息がかかっているといって過言ではない。言ってみれば“ブリットR&R元禄”の立役者。彼の楽しくも妖しい偉業を気軽に楽しめる一枚。


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2020年09月28日

ミコちゃんのルーツ・ヒット・パレード (Oldays)



今年の7月に73歳で亡くなったカバー・ポップスの女王、弘田“ミコちゃん”三枝子の追悼盤として企画された、彼女がカバーしたオールディーズ(当時は最新曲)の原曲集。若手シンガーが挙って洋楽カバーを発表した時代において彼女の実力は飛び抜けており、“和製コニー・フランシス”も“和製ヘレン・シャピロ”も恐らく彼女のことを指すほど、このジャンルに残した作品の質は高い。彼女がカバーした作品は英米のヒット曲ばかりでなくシングルB面曲や本国では全くヒットしなかった曲もあり「オリジナルってこんな曲だったんだ。」とこのCDで初めて知る作品も少なくない。オールディーズの全盛期からビートルズの登場以降はヨーロッパのポップス中心に彼女のカバー・レパートリーが移っていく様子も、日本人好みのポップスの変遷を知る上では興味深い。

なおこのCDと対になる弘田三枝子のカバー録音集を探したのだが、EMIがユニバーサルに吸収されて以降彼女の東芝時代の録音が集められたCDはリリースされていないようなので(画像は東芝EMI時代にリリースされていたコンピレーション)、これを機に彼女の偉業が再評価されるきっかけとなり得るCDのリリースを願いたいところ。


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Face The Music: The Complete Singles 1967-1984 - Helen Shapiro (Ace)



こちらは“イギリスの弘田三枝子(逆か・・・)”ヘレン・シャピロが、オールディーズ時代以降にリリースしたシングル音源を集めたコンピレーション。1961年から63年にかけて彼女は「子供ぢゃないの」「悲しき片想い」をはじめとするヒットを連発したが、ビートブーム到来とともにヒットチャートからフェイドアウト。しかしその後も活動は続き、1980年代まで各社でシングル盤をコンスタントにリリースしていた記録が残されている。

1967年からスタートする本CDでは、ソフトロックからポップ・ソウル調の曲までその時々の時流に乗ったサウンドで彼女が繰り返しカムバックを試みた軌跡を知ることができる。彼女がルルやダスティ・スプリングフィールドのように70年代もヒットを飛ばすことができなかったのは、60年代前半の成功があまりにも大きすぎたことと、その早熟な歌声が時を経ても全く変わらない(昔のイメージのままであった)ことが原因だったのかもしれないと、このCDを聴いて思う。


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2020年09月25日

Ladies' Night/Celebrate/Something Special/As One/In The Heart/Emergency - Kool & The Gang (BGO)



ロバート“クール”ベル率いるクール&ザ・ギャングが、ボーカルにジェームス“JT”テイラーを迎えて最も商業的な成功を収めた時期(1979〜84年)に発表した6枚のアルバムを3枚のCDに収めたコレクション。収録曲リストを見ていただければわかるが、このヒット曲の数!!この時代のもっとも優れてポップなR&Bサウンドを、約4時間にわたって楽しむことができる。


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Japanese Singles Collection -Greatest Hits- - Earth, Wind & Fire (Sony Music Labels)



1974年から90年にかけて日本でリリースされたアース、ウィンド&ファイアのシングルA面曲を2枚のCDに、オフィシャルなプロモーションビデオを1枚のDVDに収めた3枚組。珍しい曲が入っている訳ではないが、考えてみたらアースのCDは1994年にリリースされたボックス『The Eternal Dance』しか持っていない(しかも中古!)僕には最新リマスターで、すべてシングルバージョン、アメリカのシングルカット曲だけでなくイギリスや日本のみでリリースされたシングル曲も収録されているこのCDは、音源コレクションの補完用としては最適な内容。多分DVDは観ないと思うけど、ちょっとしたホームパーティーのBGVに使えるかもしれない(笑)。

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2020年09月22日

日本の流行歌スターたち (8) - 生田恵子 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



昭和30年代に一世を風靡した“カリプソ娘(浜村美智子)”の登場以前に人気を博したのが「バイヨン娘」生田恵子。戦時中を宝塚少女歌劇で過ごした彼女は昭和24年にレコードデビューを果たしたがヒットに恵まれず、26年に日系移民のため5ヶ月にわたってブラジルの各地で開催された慰問巡業に唯一の若手女性歌手として参加したところこれが評判となり、当時かの地でヒットしていた「Baiao de dois」を日本語で吹き込んだところ日系人の間で2万枚のセールスを記録。これを手土産に彼女は凱旋し“バイヨンの女王”として日本でも人気者となった。

彼女にとって最初のヒットとなった「バイヨン踊り」をはじめ「恋の花咲くサンパウロ」「リオから来た女」「陽気なバイヨン娘」といったブラジルシリーズから、ラテンリズムを取り入れた「東京ティティナ」「東京クカラチャ」「銀座マンボ」といった東京シリーズまでの楽しいリズム歌謡ばかりでなく、和風の楽曲やブルース歌謡まで、彼女のスキルの高い歌声がたっぷり楽しめる。


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日本の流行歌スターたち (9) - 徳山l (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



このCDを購入して初めてその名前を知った徳山l(たまき)は、日本のレコード産業黎明期に多数のレコーディングを残し、昭和17年に敗血症で急死した男性シンガー。東京音楽学校卒業後、武蔵野音楽学校で教鞭をとっていたエリートの彼はその才能を買われて昭和5年に商業歌手に転身。なんとなく歌詞は知っている方も多いと思う「侍ニッポン」や、〽ここは御国を何百里〜の歌詞で知られる「戦友」、現在は“パチンコマーチ”として誰もが知る「軍艦行進曲」、相互監視社会が非常に明るく歌われる様子に非常に気味の悪さを感じる「隣組」など、戦時の世相が語られる際にBGMとして多用される曲の多くが彼によって吹き込まれていたことをここで初めて知ることに。

・・といった戦時歌謡がどうしても内容の中心になってしまうが。個人的な興味はもっとバタ臭かったりコミカルだったりする作品の方で、「俺は天下の学生だ」や「ルンペン節」の豪放さは、いってみれば“戦前の植木等”。学生やルンペンといった立場の者のみに許された「無責任」が、戦後はサラリーマンにも広がったのだから、当時の識者にはさぞかし嘆かわしい時代と捉えられたのだろう(笑)。一時は古川ロッパ一座にも参加していたという彼が戦争の時代を生き抜いて戦後も活躍していたら、小林信彦の『日本の喜劇人』に一章を設けられるような存在になったのかもしれない、とちょっと考えた。


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日本の流行歌スターたち (10) - 藤本二三吉 (JVCKenwood/Victor Entertainment)



昭和の前半に数多く登場した歌う芸者(ウグイス芸者)の第一号が日本橋人形町の二三吉。以前このブログで紹介した藤本二三代の母でもある彼女のレパートリーはやはりお座敷ものが多く、元祖お座敷ソングといえる「祇園小唄」や、端唄のスタンダード「かっぽれ」「奴さん」など、その道のお手本のような録音が並ぶが、それ以外にも「東京音頭」の元歌である「丸ノ内音頭」、一体何故これをチャールストンと言い切ったのか??と謎が深まる「三絃チャールストン」など、昭和初頭のバイタリティ溢れる東京の様子が覗える楽曲が数多く収録されている。


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2020年09月19日

The Ralph Marterie Singles Collection 1950-62 (Acrobat Music)



ナポリ生まれ、シカゴ育ちのバンドリーダー、ラルフ・マーテリーのシングル音源集。音楽スタイル的にはルイ・プリマにも通じるエンターテインメント性の高いダンスサウンドを得意とした彼の音楽性はとにかく雑食で、ジャズのスタンダード「Caravan」で超絶的なギターの速弾きを聴かせたり(ベンチャーズは明らかに彼のバージョンを下敷きにしていると思う)、インディ時代のビル・ヘイリーが放ったヒット「Crazy Man, Crazy」をいち早くカバーしたり。日本でも「串かつソング」のタイトルでヒットの記録が残っている中東風メロディの「Shish-Kebab」など、様々なジャンルの音楽を取り上げてリスナーを楽しませた。歴史的重要人物ではないが、ヒットソングファンなら押さえておきたいエンターテイナーである。


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America's Greatest Hits 1950 (Expanded Edition) (Acrobat)



1950年に全米チャートのTOP15にランクインしたヒットを片っ端から収録した4枚組。このシリーズを取り上げるたびに書いているかもしれないが、この時代はやたらと競作曲が多いので、ダブりを気にせずチャート成績基準ですべて収録してくれるのはチャートマニアには非常に有り難い。ただし同じ曲が3バージョンも4バージョンも入っていたりするので、通して聴くにはちょっと辛い(笑)。これまでなかなかCDでは聴けなかった録音も多数収録されているので、今後もこのシリーズが出るたび、僕は買ってしまうのだろう。。


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2020年09月16日

The Golden Years of Dutch Pop Music - Catapult (Universal Music)



1970年代にオランダで活躍したグループ、カタパルトの歴史をたどる2枚組CD。イギリスのスイートを思わせるグラムロック・バンドでコンスタントにヒットを飛ばしていたようだが、1977年にユーロディスコ調の「Disco Njet - Wodka Da」をリリースしたあたりから様子がおかしくなり、78年にはビーチ・ボーイズ風のポップグループ「ザ・サーファーズ」に改名して「Windsurfin'」が大ヒット(この時期のアルバムがあるなら是非聴いてみたい)、続いて80年にはテクノポップグループ「モノトーンズ」としてダンスナンバー「Mono」をヒットさせるなど、次々とスタイルを変えていった彼らの変遷を追うことができる。


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The Golden Years of Dutch Pop Music - Powerplay (Universal Music)



こちらは1980年代オランダのバンド、パワープレイ。81年のデビューヒット「Love Can Break Your Heart」はキャッチーなパワーポップナンバーで幸先の良いスタートを切ったが、その後のチャート成績は低迷。しかしヒットとは無縁ながらも、その後も今聴くと立派な“エイティーズ・サウンド”の作品を90年代に至るまでコンスタントに発表、現在もライブ活動を続けているという。チャート成績だけでは知ることができない好バンドも紹介されているのが、この『The Golden Years of Dutch Pop Music』シリーズの優れた点である。


Track List

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The Golden Years of Dutch Pop Music - New Adventures (Universal Music)



パンク/ニューウェーブ期に音楽シーンに登場したロックトリオ、ニュー・アドヴェンチャーズは、イメージ的には“オランダ版JAM”とでもいえばいいだろうか。チャック・ベリー/ローリング・ストーンズのヒットをクールにリメイクした「Come On」他ビートロック調のナンバー数曲がチャートインを果たしたがやがてフェイドアウト、しかしバンドはメンバーを入れ替えながらしぶとく活動を続け、ブルースロック色を強めた作品を90年代までリリースしている。


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2020年09月13日

Words... A Bee Gees Songbook (Playback)

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オーストラリアのプレイバック・レコードからリリースされたビー・ジーズのギブ3兄弟作品集。これまでに同署のコンピレーションは何枚もリリースされていることから、可能な限りコンピ未収録、できれば未CD化曲の収録にこだわったという本作は、60年代半ばのオーストラリア時代から、英米でブレークを果たした後の70年代前半まで、メジャー・アーティストによる知られざるカバーや、アーティストも作品もこれまであまり語られることのなかった録音まで、ビートポップ〜ポップサイケな楽曲が多数収録されている。


Track List

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