カルロスの実弟ホルヘ・サンタナがMalo脱退後にリリースした2枚のソロアルバムをカップリング。兄同様ギターメインのコテコテ・ラテンロックを期待して聴いたがその予想ははずれ、かなり爽やか系のAORが展開されている。78年のセルフ・タイトルアルバムにはポップなボーカル曲が並ぶが、その中で異色なのが高中正義のカバー(!)「Oh! Tengo Suerte」。ライナーによると彼は兄カルロスのレコード棚から高中のアルバムを見つけ、カバーに至ったそうだが、このアルバムがカルロスの手に渡った経緯が高中がサンタナのオープニングアクトを務めたことがきっかけと書いてあり、そこら辺の事実関係は追跡調査が必要か。
79年発表のセカンド『It's All About Love』も引き続きAOR路線ながら、プロデューサーがアラン・トゥーサンに代わったことによりリズムにややファンキーさが増した印象。
Sandy
Tonight You're Mine
Darling I Love You
We Were There
Love You, Love You
Love The Way
Oh! Tengo Suerte
Nobody's Perfect

Three Mile Island
Love Me Tonight
Ain't No
Feeling Good
New York, New York
My Inspiration
It's All About Love