Dr. Lonnie Smith Trio@Jazz Tent
まずこれは殆ど通り過ぎただけ。ジャズ・テントでロニー・スミスがオルガン・ジャズを披露中。90年代にクラブでいっぱい聴いたー!何となく懐かしい雰囲気の演奏だった。Marcia Ball@Acura Stage
ニューオリンズでは別格的人気を誇るR&Bアーティスト、マルシア・ボールがAcuraステージに登場。彼女のキーボードで奏でられるニューオリンズ・リズムで観客はノリノリ、組んだ足をゆらゆらさせながらキーボードを弾くスタイルも相変わらず。でも2年前に観た時ほどの強烈な印象はなかったか。あまりにも変わらなすぎなので(それもいいことなんだろうけど)2〜3曲聴いて次へ移る。The New Orleans Social Club@Gentilly Stage
一昨年のハリケーン「カトリーナ」で受けた被害の復興のため地元のミュージシャンが集まりCDを制作したのが「ニューオリンズ・ソーシャル・クラブ」。ネヴィル・ブラザーズのシリル・ネヴィルと60年代に活躍したR&Bシンガー、ウィリー・ティーが中心となったユニットだが、様々な有名ミュージシャンがゲスト出演しており、ドクター・ジョン(この人今回方々に出ずっぱり!)やこの後にこのステージでメインを張るアーマ・トーマスなどが次々と登場して会場は大盛り上がり。
僕は途中から行ったので見逃しただけかも知れないが、ウィリー・ティーが60年代に放った「Teasin' You」や「Thank You John」といった【ビーチ・ミュージック】ヒットを聴けるのを密かに楽しみにしていたところ、そこら辺はやらずに70年代のファンク調の曲ばかり演奏していたのがやや残念だった。もう一人、ジョン・ボルテという非常に小柄なジャズ系のシンガーが熱唱していたのが印象的だったが、メジャーなアーティストのゲストコーナーが終わると、観客は大分減っていた。みんな現金なものだ・・。Jerry Lee Lewis & The Killer Band@Acura Stage
そう、この日はR&Rの“The Last Man Standing”ジェリー・リー・ルイスが登場したのです!もはやまだ生きていることが不思議なくらいで、今もなお演奏を続けているとは。バックバンドのみの演奏が何曲か続いた後、御大は登場。R&Bやカントリーなどをジェリー・リー流に次々と演奏してみせるが、ピアノはミスタッチが多く、歌は音程が定まらず・・とやはり老いは隠せない。演奏の途中で他のステージに移動しちゃう客も正直いって多かったのだが、大半は辛抱強く彼の代表曲の登場を待つ・・。
で、最後になってようやく「火の玉ロック」の登場。待ってました!とばかりに観客は大合唱、続く「Whole Lotta Shakin' Goin' On」では皆飛び上がって歓声を上げ、アメリカ人にこの曲が如何に愛されているのかがわかった。演奏が終わるとサービスで椅子を蹴っ飛ばしてステージを去っていったジェリー・リー、まだバンドが演奏を続けている中、ステージ裏からでっかいリムジンに乗り込んでそのまま会場を後にしてしまった・・。George Thorogood & The Destroyers@Blues Tent
各ステージのトリ前のちょっと空いた時間、この日はブルース・テントへジョージ・ソログッド&デストロイヤーズの演奏を覗きに行った。彼だって結構メジャーな存在だし、そんな狭い会場で大丈夫なのか?と思ったら案のテントは何重にも人に取り巻かれており、とても近づけそうにない雰囲気。それでも何とか人の波にまぎれてステージが見える場所に行くと、彼らはもの凄い勢いで大熱演中。
彼らだってもう30年はやってるだろうに、もの凄い演奏のスピード感。殆どMCもいれず次々と披露されていくR&Rナンバーの迫力に、ただただ圧倒される。40〜50代中心の観客の反応も熱狂的で、こりゃ日本のロックは、永遠にアメリカに勝つことはないな・・と実感させられた。根付いている土壌が違う。全力疾走でステージを務め上げたソログッドは、ほどなくして衣装をチェンジし(って帽子をかぶっただけ)アンコールのソウル・ショーへ。いやー止まらない止まらない。メインステージが気になったので途中でテントを後にしたが、本当にこの勢いは凄い。彼らを絶対「フジロック」に呼ぶべきだね。大概の他のアーティストも、観客も打ちのめされるはずだから。Brad Paisley@Acura Stage
さて時間帯はいよいよ佳境へ。この日のAcuraステージのトリは若手カントリーのエース、ブラッド・ペイズリー(通称“ブラペ”)。ジャンルに関係なく様々なアーティトが次々と登場するこのジャズフェスだが、どういう訳かカントリー系のアーティストだけは例年殆ど登場しない。客層が違うのか?でもこんなところにもちゃんと出て、見事なステージを披露する彼みたいなアーティストのことを、真の意味で「優れている」というのだろう。
僕は彼が来日し熊本の「カントリーゴールド」に出演した過去2回のステージを観ているので、今回が3回目。これで「ブラペを最も多く観た日本人」上位50人くらいには入れただろうか?その時も彼のいい奴ぶりはさんざん目の当たりにしたし、ルックスはいいし、歌も正統派の上手さで、ギターは名人級。背丈が若干小柄(170cm台半ばくらい)なことを除けば【ミスター・パーフェクト】と言ってもいいくらい。現地での人気も相変わらず大変なもので、現在行っている彼の全米ツアーにはチョコレートの「ハーシーズ」がスポンサーについており、その後ニューヨークに行き僕がお土産に買った「ハーシーズ」のパッケージには、彼の顔写真が印刷されていた(全くの余談だが、帰国し実家にこのチョコレートを持って行ったら「『ハーシーズ』って今もあるんだ。懐かしいー。」と言われた。うちの両親は「ギブミーチョコレート」の世代なのだ)。
会場に行って驚くのは、そのファン層の若さ。20代のカップルが中心で、既に相当な盛り上がり。髭をたくわえて若干貫禄が増した彼がステージに登場すると、披露されるどの曲も大合唱、ステージの端に歩みを進めると女性客の嬌声が上がる。もの凄い人気だ。バンドメンバーも数年前に日本で観たのと殆ど変わっておらず、気心知れた仲間でヒット作を生み続ける彼の自信のようなものがステージから窺えた。曲毎に得意のギター早弾きも披露、本当にカッコいい。数年後、再び彼のステージを観る時には(出来れば日本で!)カントリー界で更にポジションを上げ、自信満々な姿が見れることを祈っている。Jill Scott@Louisiana Rebirth Stage
これは昨日に続き通りがかりに眺めたもの。フィラデルフィア出身のオーガニック・ソウル系(?)のジル・スコット、彼女はソングライターでもあるので随分渋いステージをやってるのかな、と思ったが、結構スタンダード系の曲も歌い、ジャジーでメロウな雰囲気。そのルックス共々、日本で受ける印象とは随分違うなー、と思いながら会場を通り過ぎた・・。Bonnie Raitt@Gentilly Stage
さて、今回のジャズフェス参戦最後はボニー・レイット。こちらはブラペと比べ観客の年齢層は10歳以上高く、非常にリラックスした雰囲気。大姉御は貫禄十分、その佇まいは「ド派手な月影先生」といった印象(??)。僕が行った時にはもうアンコールタイムに入っており、90年代にヒットした「Something to Talk About」などを演っていたが、その後「ニューオリンズ・メドレー」と称して様々なR&Bクラシックを延々とジャム。街へ帰るバスの乗り場が混雑してきたので、途中で切り上げ会場を後にすることに。・・・一体会場内を合計何キロ歩き回ったかわからないくらい立ち通し、歩き通しの3日間だった。熱心な音楽ファンの中にはそれから街に戻り、21時頃開演のライブ(フェスに出演したアーティストが再びショーをやるのだ)に寝食の時間を削って足を運ぶ強者もいたようだが、こちらはクタクタになって街に帰り、オイスターバーでビールでも飲もうものなら、そのままホテルに戻って爆睡・・という状態。次回は滞在期間中の【非音楽】部分についてレポートを書く予定。
Brad Paisleyで検索して来ました。ジャズライブに出演したのですよね、ネット中継を見逃したので様子を伺えてうれしいです。やっぱり人気が高いのですね〜。なんと「ハーシーズのチョコ!」を買われたのですか。最近このBrad写真付きのチョコが気になっています。(^^ゞ長くなってすみません。
コメント有り難うございます。ブログ拝見しました、日本にもこれほど熱心なブラペファンが存在するとは・・。日本で非常に数少ないファン同士、今後も彼の活躍を応援していきましょう。
ハーシーズのパッケージを撮ってみました。殆どお土産として配っちゃって、手許には1個しか残っていないのですが。。
http://tra-la.up.seesaa.net/image/BradPaisley4.jpg