2020年07月04日

From Legal Eagles to Tijuana Brass (1958-1962) - Herb Alpert (Jasmine)



ハーブ・アルパートが架空のマリアッチ・バンド“ザ・ティファナ・ブラス”を率いて1962年に颯爽と全米チャートに登場する以前の数年間、彼はアメリカ西海岸のラジオDJ兼ソングライターとして他のアーティストに曲を提供する傍ら(サム・クックの「Wonderful World」がその時期の代表曲)自身のアーティストとしてのキャリアをあれこれ模索していた。

1950年代後半から60年代前半にかけて様々なレーベル、様々な名義でリリースされたこれら作品は、ノヴェルティ、ジャズ、ティーンポップ、ダンスナンバーなど多岐にわたり、年を追うにつれて作品のクオリティが上がっていく様子と、彼のトランペットの相も変わらずなヘタウマぶり(笑)が印象的。ティファナ・ブラスの作品では、あまりCDで聴く機会のない「悲しき闘牛士」と「アカプルコ1922」のシングル・バージョンが貴重かも。


Track List

posted by yakame at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Almost Paradise (1954-1960) - The Norman Petty Trio (Jasmine)



バディ・ホリーのプロデューサーとして知られるノーマン・ぺティは、ホリーと出会う以前の時期にイージーリスニング系グループ「ノーマン・ぺティ・トリオ」を率いて何曲かのシングルをヒットパレードに送り込んだ実績を持っている。

本CDはペティのトリオ時代の録音を集めたコンピレーション。ポピュラーとR&Rの端境期に録音された作品なので前時代的に感じる向きもあるかもしれないが、このポピュラー志向がバディ・ホリー活動後期のバラード路線に多大なる影響を与えたのでは??と考えると、かなり興味深く聴こえてくる。中でもホリーの死後に録音された「True Love Ways(ホリーとペティの共作曲)」は、感傷的にならずに聴くことができない。


Track List

posted by yakame at 01:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

From Clovis to Marble Arch: The Norman Petty Productions (Jasmine)



“ノーマン・ぺティといえばバディ・ホリー”のイメージが強い彼が1950年代半ばから60年代前半に手がけた数多くのアーティストの作品を集めたコンピレーション。

収録されたアーティストはバディ・ホリーとクリケッツの関連ミュージシャンばかりでなく、ティーン・キングスを率いてハードなロカビリーを歌っていた時期のロイ・オービソン、後に「Party Doll」の全米ナンバー1ヒットを放つバディ・ノックスと、彼の相方で後年メジャー・レーベルの社長になるジミー・ボウェン、ペティの下で「Sugar Shack」を全米ナンバー1に送り込むジミー・ギルマーとファイアボールズ、「Wheels」のインストヒットで知られるストリング・ア・ロングズ、「Tequila」のナンバー1ヒットばかりでなく、シールズ&クロフツやグレン・キャンベルといった有能なミュージシャンを輩出したことでも知られるチャンプス、メジャーデビュー当初“女性版ボブ・ディラン”として話題になったフォークシンガー、キャロライン・へスター、ガレージロックの時代にホリー節を蘇らせたボビー・フラーなど、アメリカ南部の野心あふれる若者たちが挙ってメンフィスのサン・スタジオの門を叩いたのと同様、テキサス・エリアの若いミュージシャンは皆ペティのスタジオを目指した(中にはその両方に乗り込んだオービソンのような強者もいた(笑))様子が覗える。

ペティの旺盛な制作活動は60年代後半まで続くのでこれは彼の歴史の一部でしかないが、R&Rブームの熱気と後に大成するミュージシャンたちの若き日の試行錯誤を知ることのできる貴重な内容となっている。


Track List

posted by yakame at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする