2019年12月19日

It's Getting Better: The '64 - '68 Anthology - Jimmy Nicol (Timebox)



1964年に行われたビートルズのワールドツアーで、リンゴ・スターが病気のため出演しなかった二週間だけメンバーとして彼らに同行したドラマー、ジミー・二コルのアンソロジー。イギリスのスタジオシーンでは名の知られたドラマーだった彼(ビートルズへの参加もジョージ・マーティンの推薦だという)はツアーから帰国後彼自身の名義で何枚かのシングルをリリースした後、スウェーデンの人気インストバンド、スプートニクスに加入。ちょうど「霧のカレリア」が人気を呼んでいた時期で来日公演も度々行われ、その名は知られてなくても日本の音楽ファンにはなじみ深いミュージシャンの一人であった。

このCDは彼のスプートニクス時代以外の録音を集めたもの。イギリスでリリースされたシングルはオルガンをフィーチャーした“モッドJAZZ”風のインスト、1968年にメキシコに渡ってアメリカ人ソングライターのエディ・クインと結成した“二コルクイン”のアルバムはゆる〜いソフトポップで、それぞれのジャンルのファンに再評価されそう。なおアルバムタイトルの「It's Getting Better」は彼の口ぐせだそうで、数年後それをふと思い出したポール・マッカートニーがジョン・レノンとともに作った曲が『サージェント・ペパーズ』収録のあの曲になった、というエピソードは、ビートルズマニアの間ではよく知られているのだとか。


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The Immediate Pleasure - The Eyes/The Pupils (Oldays)



1965年、ザ・フーやスモール・フェイセズに続くモッド・バンドとして市場に送り出されたジ・アイズの録音集。ヒットに恵まれずシングル4枚をリリースしてバンドは解散したが、そのハードなフリーク・ビートはかなり刺激的。ボーナスとして彼らが“ザ・ピューピルズ”を名乗りアルバイト的に録音したローリング・ストーンズのカバーアルバム『A Tribute to The Rolling Stones』を一枚丸ごと追加収録。こちらも水準以上の仕上がりとなっている。


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She Came from Liverpool!: Merseyside Girl-Pop 1962-1968 (Ace)



1960年代前半のリバプールには、ビートルズ以下数百とも数千ともいわれる“マージービート”と総称されるビートバンドがひしめいていたと半ば伝説のように語られているが、当地の婦女子も負けじとレコードデビューの機会をうかがい、その中には実際にデビューのチャンスをつかんだアーティストも少なくなかった・・・という内容のコンピレーション。リバプール出身の女性アーティストで最も成功を収めたのは“ビートルズの妹分”としてデビューしたシラ・ブラックであることは間違いないが、他にも様々個性的なアーティストが活躍していたことがわかる。ビートサウンドから純粋なガールポップまでスタイルは様々、新しいロックの時代に果敢に挑んだ女子たちの記録がここで聴ける。

なおCD最後に収録されているサンディ・エドモンズの「Come See Me」はニュージーランド産のガール・ガレージ・クラシックとして様々なコンピレーションに収録されているが、ライナーノーツによると彼女は15歳までリバプールで育ったのだとか。「だから何だ」といわれそうだが、指摘があるかもしれないので一応書いておきます・・。


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