2019年12月07日

Looking for The Sun • Curt Boettcher and Friends (High Moon/Sony Music)



カート・ベッチャーがスティーヴ・クラークと立ち上げた「アワ・プロダクション」で1960年代半ば〜後半に制作した作品を中心としたコンピレーション。ベッチャー関連の音源は1990年代に日本で過熱気味に発掘され、僕も渋谷宇田川町界隈の輸入レコード屋で劣悪な音源のブートCDを高額な値段で購入してしまった苦い思い出があるが(笑)、今回はソニー・ミュージックと正式なライセンスの下リリースされた高音質盤なので「既にここら辺の曲は持ってるよ」というソフトロック・マニアにも、改めて聴いて新鮮な発見があるはず。収録曲の多くはベッチャー以下“ミレニアム組”のサイケなコーラスがフィーチャーされており、中毒性は高い。個人的にはマジック・ランタンズ1968年のヒット「Shame, Shame」のキース・コリー版オリジナル・バージョンが意外な拾いもの。


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Maybe Tomorrow - Angel Pavement (Morgan Music)



1960年代末にシングル2枚のみをリリースし姿を消したイギリスはヨーク出身のハーモニーポップ・グループ、エンジェル・ペイヴメントの当時未発表に終わった1970年のアルバム音源を中心に、レコーディング・スタジオに残っていた彼らの録音を総ざらいした印象の2枚組CD。イギリス人はなぜここまでマイナーなグループのマスターテープを50年も後生大事に残しているのか(笑)。メンバーたちのペンによる耽美的なバブルガム・ポップから、グレープフルーツの「エレベーター」風、もしくはシカゴの「長い夜」風のイントロ付きのアイヴィーズ「メイビー・トゥモロー」のカバーや、彼らがサンフランシスコに赴きライブのサポートを務めたというバッファロー・スプリングフィールドやモビー・グレープのレパートリーまで、ライナーノーツを読み進めながら聴くと楽しい、興味深い楽曲が多数収録されている。


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The Singles A's & B's - Dino, Desi & Billy (Wounded Bird/Rhino)



ディーン・マーティンの息子ディノ、ラテン・バンド・リーダーのデジ・アーナズの、というより「アイ・ラヴ・ルーシー」のルシール・ボールの息子であるデジ・アーナズJr.、そしてその友人のビリー・ヒンチの3人が60年代にリプリーズ・レコードからリリースしたシングル音源を集めた2枚組。どう考えてもシングルになっていない曲も入っているのは謎だが、初期のガレージ風悪ガキロックから、後期の洗練されたソフトロックまで、ミュージシャンとしての彼らの成長の跡がうかがえる。なおビリーは現在ビーチ・ボーイズのメンバーとして(!)マイク・ラヴとともにステージに登場している。


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