2019年10月16日

The Bootleg Series, Vol. 15: Travelin' Thru, 1967 - 1969 - Bob Dylan (Columbia/Lagacy)



ボブ・ディランの恒例ブートレッグ・シリーズ第15集は1967年〜69年にかけての未発表録音集、アルバムでいえば『John Wesley Harding』『Nashville Skyline』『Self Portrait』などを発表していた時期の作品を集めたもの。ディランは66年にオートバイ事故で瀕死の重傷を負って音楽シーンの第一線から姿を消し(実際は怪我の養生の間、後のザ・バンドの面々と通称“ベースメント・テープス”を精力的に録音しており、それらは既にボックス化済)67年末以降このボックスに収録されている作品(の完成版)とともに再び聴衆の前に姿を現した時期。かつてより穏やかな作風、そして何より『Nashville Skyline』で顕著なボーカルスタイルの変化がリスナーを大いに困惑させていた頃で、そういった作品の制作過程を知ることができる内容となっている。

が、このボックスの一番の聴きどころはそれらの作品に収録されることはなかったカントリー界の大物ジョニー・キャッシュとの交流を記録したCD一枚半分の音源の方で、スタジオ・セッションでお互いのレパートリーの交換や関係の深いアーティストの作品を取り上げる様は、かつてキャッシュがエルヴィスらと繰り広げた「ミリオン・ダラー・カルテット」を彷彿させるもの。その盛り上がりからキャッシュがホストを務めるTVショーへのディランのゲスト出演にまで発展する“幸福な邂逅”をディラン史に刻み込む、新発見多き意義あるボックスセットになっている。


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The Many Faces of Elton John (Music Brokers)



伝記映画『ロケットマン』がわが国でも公開され、そこそこの好評を博したエルトン・ジョン関連の珍品コンピ。一枚目は彼がプロデュースや客演等でかかわった作品を集めたもので、初めて聴く曲やこれまで知らなかった録音を多数収録。二枚目は録音年不明のエルトンのライブ、三枚目は様々なアーティストによるエルトン作品のカバー(かなり最近の録音の模様)ということで、入手価値があるのは一枚目だけ?という感じだが、値段が安いのでまあまあ許せる。


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TOP 40 Santana: His Ultimate TOP 40 Collection (Sony Music)



オランダで散発的にリリースされているベスト盤シリーズ「TOP 40」のサンタナ編。彼は60年代末から70年代にかけてと、2000年前後(2000年1月1日付のビルボードチャートのナンバー1は彼の「Smooth」で、このチャートはこの先何百年も時代背景を語る際に取り上げられることになるだろう)の2回黄金期を迎えており、このコンピレーションはその両方をカバーした内容。英米のチャートヒットの大方を収録、2000年代半ば以降のヒットが漏れているのは残念だが、彼のキャリアを廉価に顧みるには最良のCDといえる。


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