2019年04月22日

Green Book: Original Motion Picture Soundtrack (Warner Music Japan)



今年のアカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンブック」は大学教育を受けエリート音楽家として活動する黒人ピアニスト、ドン・シャーリーと、ナイトクラブの用心棒として生活費を稼ぐイタリア系アメリカ人トニー・リップの二人が、人種差別の激しい1960年代前半のアメリカ南部を演奏旅行で巡る中で心を通わせていく、実話を基にした心温まるロードムービー。

サウンドトラックは若手ミュージシャン(まだ30歳!)のクリス・バワーズによるシャーリーの演奏シーンや彼の心情を見事に表現したピアノ・ミュージックに、物語の舞台である1960年代初頭に録音されたR&Bナンバーが散りばめられた内容。主人公のシャーリーが“リトル・リチャードやアレサ・フランクリンも知らない黒人”でお高くとまったクラシック風ジャズを演奏する一方で、二人が旅を続ける道中では当時最新のR&Bが流れるという対比が音楽ファンのマニア心をくすぐる。

映画はおそらく今後“音楽ファンなら一度は観ておくべき名画”として愛され続けることになると思うが、作品世界を反芻できるこのサントラも、併せて聴き続けられることを願う。


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Green Song Book (Oldays)

Green Song Book

こちらは悪い言い方をすると「グリーンブック」便乗盤。同映画のサウンドトラックには多くの60年代に生まれたR&Bナンバーが登場するが、その多くがサントラアルバムの収録から漏れている。本アルバムは映画のクレジットを元に使用されたR&B音源を可能な限り集めた日本編集盤で、映画に感動して前述のサントラ盤を入手したところ、R&Bの収録が意外に少なくてがっかりしたなんて方がいたら、むしろこちらをお勧めしたいところ。メジャー/マイナー取り混ぜた60年代初頭のアーリー・ソウルを存分に楽しむことができる。


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Peanuts and Other Delicacies: The Little Joe Cook Story 1951-1962 (Jasmine)



1957年のクラシック・オールディーズ「Peanuts」のヒットで知られるリトル・ジョー・クックのアンソロジー。「Peanuts」の鋭いファルセットボイスが印象的だが実はかなり本格的なボーカリストとしての一面も持ち、スリラーズを率いてのノベルティ路線と、ソロの本格派路線を使い分けて活動していた事実を後世の音楽ファンに知らしめる内容になっている。


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Junco Partner: The Very Best of James Wayne (Jasmine)



Dr.ジョンなどのカバーで知られる「Junco Partner」や「Travelin' Mood」のオリジネーター、ジェームス・ウェインが1950年代前半〜60年代前半に残した録音を集めたコンピレーション。約10年間のニューオリンズR&Bサウンドの発展を、彼の作品を追うことで知ることができる。


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