2019年01月07日

The Tokens Again (Oldays)



昨年末にトーケンズの見慣れないアルバムが1,000円CD化されたので、とりあえず入手。このアルバムは彼らが「ライオンはねている」などのヒットを放ったRCAから、既に他レーベルに移籍していた1966年に古巣よりリリースされたコンピレーション。このアルバムがこの時期にリリースされた理由を、まず考えなければいけない。

トーケンズがRCAを離れ、自ら設立した「B.T.パピー」に移籍したのは1964年のこと。RCAでの彼らは「ライオン〜」の全米ナンバー1ヒットはあったものの、その後フォローアップに値するヒットを放つことができず、この時点ではいわゆる“一発屋”。一方でシフォンズなどを手掛けプロデューサー業は順調だった彼らは、運営していたプロダクション「ブライト・チューンズ」を冠したレーベルを立ち上げ、そこから1966年に念願のTOP40ヒット「I Hear Trumpets Blow」を放ったのだった。

あるアーティストがカムバックを果たすと、以前に所属していたレーベルがそのアーティストの過去の録音を掘り起こしてコンピレーションをリリースするのはよくあること。 しかしこのアルバムがリリースされた経緯を考えるには時代背景も考えたいところ。彼らがカムバックを果たした1966年、「B.T.パピー」から弟分グループとして送り出したザ・ハプニングスが1959年のヒット「See You in September」のカバーをヒットさせ、その後延々と盛り上がる“R&Rリバイバル”の先鞭を切ったことにRCAは大いなる刺激を受け、トーケンズが同社に遺したドゥ・ワップ風味の作品ばかりを集めたアルバム(本作)をリリースしようと考えたのではないか?というのが私の推理。

と、生まれた経緯は不純ながら(あくまでも推測だが・・)、本作の内容は“トーケンズ名唱選”といって間違いないもの。「ライオン〜」のイメージで彼らを色物グループと考えている音楽ファンがいたら、是非このアルバムを聴いてホワイト・ドゥ・ワップグループ史上屈指の実力派グループである彼らの魅力を味わってみていただきたい。


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The Extraordinary Kui Lee (Oldays)



1966年に34歳の若さで夭折したハワイのエンターテイナー、クイ・リー唯一のアルバム(66年作)。フォークロック時代のポピュラー音楽といった印象の穏やかな作品が多く収録されており、中でも彼が作曲した「I'll Remember You」はエルヴィス・プレスリーはじめ多くのアーティストがカバーを残している。


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Songs We Sang On The Andy Williams Show - The Osmond Brothers (Grey Scale)



オズモンド・ブラザーズのファーストアルバムがようやくのCD化(ただし板おこし)。“オズモンズ”としてヒット曲を連発するずっと前の1963年にリリースされた本作は、アルバムタイトル通りTVの「アンディ・ウィリアムス・ショー」で披露していた(当時既に)昔懐かしいレパートリーをほぼアカペラで録音したもの。かなりノベルティっぽい雰囲気のアルバムだが、彼らのハーモニーはこの時点で既にホンモノ。全米のお茶の間のマスコット的存在だった幼少時代のダニー・オズモンドの活躍ぶりが楽しい。


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