2018年11月10日

The Beatles [50th Anniversary Edition] (Apple/Calderstone Productions/UMG)



ビートルズの『ホワイト・アルバム』50周年記念盤。近頃すっかりお馴染みのジャイルズ・マーチンによる最新リミックスは、サウンドが非常にクリアになった一方、オリジナルでは隠し味的に加えられていたものまで前面に出てきた印象もあり、評価は分かれそう。

今回の目玉は追加で収録されているデモ録音集『Esher Demo』の方で、昨年リリースされた『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』のボーナストラックには収録曲の未完成版といった印象の音源ばかりが収録されていたが、今回は結局収録が見送られた曲やその後のアルバム等で復活した曲の初期バージョンが聴けたりするのが非常に興味深い。さらに詳しくは、より詳しい方の叙述に譲ることにしたいが、中でも驚いたのは「Child of Nature」という作品。なんとレノンの「Jealous Guy」の原曲がここで聴けるとは・・。ビートルズマニアであればこのデモ集を聴いてるだけで、今年いっぱいは過ごせそうな内容。



Track List

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WishYouAWish: The Hollies' Compositions by Others, 1965-1968 (Teensville)



60年代イギリスを代表するグループの一つ、ホリーズのヒット曲といえば「Bus Stop」をはじめ外部のソングライターによる作品が真っ先に思い浮かぶが、グループの中心メンバーであるアラン・クラーク、グラハム・ナッシュ、トニー・ヒックスの3人が「L.ランスフォード」のユニット名で作曲したオリジナルナンバーにも質の高い作品は多く、熱心なファンを生み続ける要因となっている。

ランスフォード作品の評価は当時の音楽業界でも非常に高かったようで、エヴァリー・ブラザーズがロンドンに乗り込んで66年に制作したアルバム『Two Yanks in England』収録曲の大半が彼らの作品で占められたことを筆頭に、数多くのアーティストがこぞってカバー作品を残している。『WishYouAWish』はホリーズ以外のアーティストが録音したランスフォード作品を30曲も集めた力作コンピレーションで、60年代の“ブリットポップ”最良の部分といってもいい内容となっている。


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Abergavenny: The Philips Pop Years 1966-1971 - Marty Wilde (Teensville)



1960年代イギリスのアイドルシンガー、マーティ・ワイルドは、ブリティッシュ・ビートのブームに押し流される形でヒットチャートから姿を消したが、1966年にはソングライターのロニー・スコットとコンビを組んでアダルト路線にイメージチェンジ。その活動の中でリリースしたバブルガム調のノヴェルティソング「Abergavenny」はヨーロッパ各国でヒットを記録するばかりでなく、アメリカでも“シャノン”の変名でリリースされ、TOP40目前まで上昇するスマッシュヒットとなった。

この好評を受けて制作されたのが69年のアルバム『Diversions』で、前述の「Abergavenny」をはじめソングライターとしてステイタス・クォーに提供した「Ice in The Sun」、カジュアルズに提供した「Jesamine」のセルフカバーを含むポップサイケの好盤。本CDは同アルバムを中心に、ワイルドが66年〜71年にリリースしたシングル音源を集めたコンピレーション。歴史に埋もれるには惜しいハイレベルなソフトポップ集となっている。


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