2018年09月01日

Rockin' in The USA: Hot 100 Hits of The 80s (Ace)



英エース・レコードには【エルヴィス以降ビートルズ以前】のヒット曲を集めた『Golden Age of American Rock 'n' Roll』という20集以上に及ぶ名シリーズが存在するが、その他にも60年代半ば〜後半のヒットを集めた『Chartbusters USA』、70年代のヒット曲集『The Hit List』などがリリースされている。

今回新シリーズとして80年代のヒット曲集『Rockin' in The USA』が登場した。収録曲は「30年ぶりくらいに聴いたっ!」と思わず声を上げたくなる一発屋や、メジャーアーティストのヒットだが、代表曲ではないな・・という曲など“音楽の隙間”を狙った非常に絶妙な選曲具合がヒットチャートマニア心をくすぐる。『Chartbusters 〜』や『The Hit List』は現状1〜2枚のリリースで中断しているが、本シリーズはライノの名作70年代シリーズ『Have A Nice Day』に匹敵する長編企画に育ってほしい。。


Track List

posted by yakame at 02:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Your Box Set Pet: The Complete Recordings 1980-1984 - Bow Wow Wow (Cherry Red)



このボックスを購入して初めて知ったが、バウ・ワウ・ワウはアダム・アントのバックバンド“ジ・アンツ”のオリジナルメンバー3人をマルコム・マクラレンが引き抜き、ボーカルを当時13歳(!)だったアナベル・ルウィンに挿げ替えて結成されたグループなのだとか。如何にもマクラレンらしい乱暴なエピソードだが、カセットテープ賛歌「C-30, C-60, C-90, Go」を世界初のカセットシングル(後にアメリカでシングル市場の主流メディアとなる)としてリリースし、更にカセットオンリーで下ネタ満載のアルバム『Your Cassette Pet』をリリース。その後レコード会社を変えてようやくリリースした最初のLP『See Jungle! See Jungle! Go Join Your Gang Yeah, City All Over! Go Ape Crazy!(長い!)』ではジャケ写に全裸のアナベラが登場するなど、とにかくセンセーショナルなイメージで彼女たちは売り出された。

ともすれば泡沫グループとしてあっという間に姿を消しかねない戦略だが、にもかかわらず彼女たちが全英チャートの常連的存在となることができたのは、元ジ・アンツの面々が生み出す独特な“ジャングル・ビート”と、奇抜なルックスにそぐわぬアナベラのプロフェッショナルなボーカルによるものだと思う。シングル中心に気まぐれにリリースされた音源は方々とっ散らかり(代表曲「I Want Candy」を収録したオリジナルアルバムは当時制作されず、シングル音源をかき集めたミニアルバムのみがリリースされた)長期的視点で運営されなかったグループはやがてバブルガムポップ的な音楽性に変わり約4年のバンド生命を終えたが、CD3枚のボリュームで活動のすべてを網羅できるこのボックスの登場は音楽ファンにとって非常に有り難い。ニューウェーブシーンで最も刺激的なサウンドと、カリスマ性のある女性ボーカルをたっぷりと楽しむことができる。


Track List

posted by yakame at 01:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Epic Archive, Vol. 2 (1980-1983) - Cheap Trick (Epic/SME/Real Gone Music)



チープ・トリックのレア音源集第2弾。『At Budokan』でブレークを果たした彼らの人気は2年ともたず、本CDに収録されている作品は彼らの“低迷期”に制作されたもの。ブレーク期のヒット曲の別テイクなどが聴けた第1集に対し、こちらはEPやサントラ盤などにバラバラに収録されていた録音をひとまとめにしましたという印象が強く、熱心なファンには大変ありがたいコンピレーションだが、彼らにそれほど思い入れのない者には蛇足感の強い一枚。何ヶ月か前に入手した『Japanese Singles Collection』で止めておけばよかったか・・。


Track List

posted by yakame at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする