2018年08月04日

Fab Gear: The British Beat Explosion and Its Aftershocks 1963-1967 (RPM)



イギリスのRPMがリリースしたCD6枚組185曲入り(!)の60年代ブリティッシュビート・アンソロジー。ビートルズがバンドブームに火をつけた1963年から、音楽界がサイケデリックに染まる67年までに録音された作品を、パイやエンバーといった独立系のレーベルを中心に集めた収録曲のほとんどが当時大きな成功を収めることなく終わったバンドによるもので、ヒットチャートに登場した作品も数えるほどしかない。僕も30年近くこの手のCDを買い集めているが、未だに初めて知るようなバンドの録音が多数出てくるのだから、まさに“汲めども尽きぬブリティッシュビートの泉”。まだまだ勉強させていただきます。。


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Planet Beat: From The Shel Talmy Vaults (Big Beat)



エース・レコードによるイギリスの伝説的なプロデューサー、シェル・タルミーの“蔵出し企画”第3弾はビートロック編。第2弾は彼が興したプラネット・レコードの音源から“モッド”をテーマにしたセレクションだったが、今回は彼が様々なレーベルで手掛けた作品から“モッド”な録音が選ばれており、前作同様クラブユース的な観点からも非常にユースフルなコンピレーションになっている。全24曲のうち半数以上が今回初出音源なので、新たな“モッド・クラシック”の世界初登場を皆で喜びたい。



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What Did You Do In The Beat Era... Daddy!!!: The Kiwi Music Scene 1963-1966 (Frenzy Music)

What Did You Do In The Beat Era... Daddy!!!

こちらは英米でビート・ブームの嵐が吹き荒れていた頃、ニュージーランドはどうだったの??というコンピレーション。地球を四分の一周するほどの距離はあるもののさすがは英語圏、リアルタイム感のあるサウンドで、しかもこの後のロック史を通じてオセアニア圏のロックバンドに共通することだが本場よりポップでマイルドな持ち味のアーティストが多い印象。この手の企画、世界中でシリーズ化されると非常に面白いことになると思う。


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2018年08月01日

ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト: 10th Avenue (+2) - 阿川泰子 (Victor Entertainment)
ADLIB presents ビクター和フュージョン プレミアム ベスト: Best Jazz Ballads - 阿川泰子 (Victor Entertainment)



こちらも日本のフュージョン・ミュージックを紹介するシリーズの中でリリースされたもの。阿川泰子といえば、80年代当時まだ子供だった僕には【よくTVに出てきて甘ったるい声でジャズを歌うおばさん(失礼!)】という印象が強く「オジサマ族のアイドル」なんて言われ方もしていたような記憶があるが、作品を現在聴き直してみるとストレートなジャズより当時の言葉でいえば“アーバン(アーベイン?)コンテンポラリー”な作風の録音に聴きものが多く、80年代当時のジャズ風味なR&B(洋楽)と比べて聴いても遜色がない(さらにいえば彼女は当時まだ“お姉さん”というべき年齢だった・・・)。1988年にリリースされたリミックス・ベスト『10th Avenue』にはそれら“聴きもの”が数多く収録されており、海外も含め再評価の機運が高まっている彼女の魅力を改めて知ることができる。

もう一枚の『Best Love Ballads』は彼女の【よくTVに出てきて〜】のイメージにより近いコンピレーションで、「シュガー・ボイス」とも称された甘い歌声で歌われるスタンダード・ナンバーや当時のコンテンポラリーなナンバーは、サウンドこそ古臭さはあまり感じられないが、どうしてもジャズには聞こえない録音も少なからずあり、若干退屈。



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ADLIB presents ビクター和フュージョン・プレミアム・ベスト:ザ・ベスト - サディスティックス (Victor Entertainment)



日本のフュージョンの名盤を復刻するシリーズの中でリリースされたサディスティックスのベスト盤で、1980年にアナログでリリースされた内容をリマスターの上ストレート・リイシュー(工夫がないという話もあるが・・)。前身のサディスティック・ミカ・バンドから加藤(元)夫妻が抜けて残された後藤次利、高橋ユキヒロ、今井裕、高中正義の4人が発表した3作(ライブアルバムを含む)からの選曲で、既に各々がソロ・キャリアや新しいグループ活動を模索していた時期の録音らしくシティポップを先取りしたような曲調から高中色の強いサンタナ風の和フュージョンまで、いい意味で(?)混沌としたサウンドが楽しめる。


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GOLDEN☆BEST: All TIME SELECTION - ラジ (GT Music/Sony Music Direct)



昨今のシティポップ再評価の機運に煽られて気になるJ-POP作品をネットで検索してみると、これまであまり気にとめていなかったレコード各社がリリースしている『GOLDEN☆BEST』というベスト盤シリーズが、実は大変な宝の山であることがわかってきた。で、試しに入手してみた一枚がこちら。

1980年代のニューミュージックをチェックしていると、頻繁にその名を目にしながら、実際に作品を耳にすることはあまりなかったアーティストの一人が「ラジ」。フォークグループのメンバーからスタジオシンガー的な活動を始めた(ラジ名義での初録音は、別掲のサディスティックスへのゲスト参加だったという)彼女は、サディスティックスのメンバーだった後藤次利、高橋ユキヒロのバックアップを得てソロデビュー。オリコンのチャートに登場するようなヒットを放つことはなかったが、70年代後半から80年代半ばにかけて7枚のアルバムをリリースしている。このCDは彼女のアルバム前作からまんべんなく選曲されたベスト盤で、サディスティックス、ティン・パン・アレイ、YMOといった当時のトップミュージシャンたちのサポートと、彼女の透明感のあるボーカルによる“疑似洋楽”的な作品がぎっしり詰まっている。

彼女のボーカルが持つ“透明感”は、逆にいえば没個性でもあり、それがCMやゲストボーカルで重宝される反面、彼女個人の代表作を生み出すに至らなかった原因なのかもしれない。しかしそれが後年再評価の要因となり、カバー録音も生まれるようになるのが面白いところ。今後も『GOLDEN☆BEST』シリーズを中古盤を中心に丹念に探し回り(できれば1,000円CD化も希望!)面白いものが見つかれば猟盤活動報告としてこのブログにも掲載していきたい。


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