2018年06月10日

That Bo Diddley Beat featuring An Array of Songs That Use The Unique Rhythm Made Famous by Bo Diddley (Not Now Music)



1955年にボ・ディドリーがリリースしたその名も「Bo Diddley」は、特徴的なリズムと彼が演奏する四角いギターから生まれるこれまた特徴的なサウンド(一体どんなエフェクターが仕込まれているのかわからない・・)が後のロックサウンドに大きな影響を与え、彼が発明したビート(別名“ジャングルビート”)はその後数十年にわたって英米のヒットチャートに登場を続けている。

“ジャングルビート”のリズムは「Hambone」という童歌(このCDではカール・パーキンスの演奏で聴くことができる)がベースとなっており、アメリカでは非常に馴染みのあるものなのだとか。50年代半ばから60年代前半にかけて録音された“ジャングルビート”作品ばかり40曲も集めた本CDは、このリズムとギターサウンドが如何に致しまれ、広い影響力を持ったかを伝える非常にユニークなコンピレーションになっている。なおボ・ディドリーの名誉のために書いておくと、彼は決して“ジャングルビート バカ一代”な人ではなく、この曲の直後にはヤードバーズなどでお馴染みの「I'm A Man」をヒットさせているし、その後も「Roadrunner」「Who Do You Love」といった後のガレージロックのルーツ的作品を次々と生み出した“クラシックロックの偉人”でもある。



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Love Is Strange: All The Hit Singles A's & B's 1950-1962 - Mickey & Sylvia (Jasmine)



1956年のR&Rクラシック「Love Is Strange」で、まるで夫婦漫才のような掛け合いを聴かせている(実際は夫婦ではなかったようだが)ミッキー&シルヴィアは、方やR&B史にその名を遺す名ギタリストのミッキー・ベイカー、もう一方は70年代にソロシンガーとして「Pillow Talk」の大ヒットを放ち、レーベル・オーナーとしてもモーメンツやシュガーヒル・ギャングを世に送り出した“女傑”シルヴィア・ロビンソンという非常に興味深い二人によるデュオ。

この二枚組CDは二人が50年代半ば〜60年代前半にかけて様々なレーベルからリリースしたシングル音源を網羅した内容で、勿論チャートインを果たした曲はすべて収録(参考までにビルボード誌だけでなくキャッシュボックスとミュージック・ヴェンダー誌のチャート成績もつけてみた)。加えてシルヴィアがデュオ結成前に“リトル・シルヴィア”名義で録音した楽曲(52年〜53年)も冒頭十数曲収録されており、後の“お色気シンガー”駆け出し期の初々しいボーカルを楽しむことができる。


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Do The Popcorn: Original Hits and Rarities from The Belgium Popcorn Acene (Jasmine)



イギリスにおける“ノーザン・ソウル”同様、60年代後半のベルギーでは“ポップコーン”と称されるR&Bムーブメントがあったのだという。ここ数年その“ポップコーン”をテーマにしたコンピレーションが英語圏のレーベルからもリリースされるようになっており、過去の記事を確認したところこのブログで紹介するのもこの4年の間でこれが8枚目になる模様(笑)。

ポップコーンのコンピレーションには主に50年代後半〜60年代前半のいわゆる“アーリー・ソウル”系作品が収録されており、このCDも例外ではないが、中には白人のアイドルシンガーや、ジャマイカ産の初期R&B録音なども曲目リストに見つけることができる。他の地域でいえば南北カロライナ州で好まれている“ビーチ・ミュージック”にも通じる、いい意味で非常に温いダンスビート。これまであまり注目されなかったタイプのダンスミュージック・コンピとして楽しむことができる。


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