2018年06月07日

Outlaws & Armadillos: Country's Roaring '70s (Country Music Hall of Fame and Museum/Lagacy)



ナッシュビルにあるカントリーミュージックの殿堂博物館は、エルヴィスの有名な金色のキャデラックや、往年の大物アーティストのド派手なステージ衣装などがゴテゴテと飾られている・・・というのが20数年前にそこを訪れた時の僕の印象だが、近年はカントリーミュージックの歴史や音楽遺産(レガシー!)を現世に知らしめる啓蒙活動のための企画展示を熱心に開催しているようで、数年前には60年代後半のボブ・ディランとジョニー・キャッシュの交流をきっかけにナッシュビルのミュージシャンの存在がジャンルを超えて注目を集めたことを紹介する特集が組まれ、それに連動した『Dylan, Cash and The Nashville Cats』なんてコンピレーションもリリースされている。

今回同博物館が企画したのは「アウトロー・カントリー特集」。ナッシュビル産のカントリーミュージックが市場を独占していた60年代から、テキサスやカリフォルニアから起こった新しいムーブメントが徐々に影響力を増していく70年代への移り変わりを紹介したもので、それに合わせて企画された本CDにはムーブメントの象徴的存在であるウェイロン・ジェニングスとウィリー・ネルソンの作品の他、フォークやロックの世界から参入した門外漢や、ナッシュビルからドロップアウトし新天地で革新的な作品を発表したアーティストなど、様々に個性的な作品が数多く収められている。思ったよりヒット曲の収録が少なくマニアックな内容になっているのでこれ一つでムーブメントの概要がわかる訳ではないと思うが、今後この選曲意図を探求していけば70年代、さらには80年代のカントリー界の変遷を把握することが出るのでは、と思っている。



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The Complete Capitol Singles 1967-1970 - Buck Owens and The Buckaroos (Omnivore Recordings)



バック・オウェンスがキャピトル・レコードからリリースしたシングル音源を集めたコンピレーションの1967年〜70年編が届いた。この時期の彼は出すシングルいずれもがカントリーチャートのナンバー1にほぼ届く状態なので、怖いもの知らず。チャック・ベリーの「Johnny B. Goode」をカントリーの1位にする人なんて、他にそうはいないでしょう。

なお彼が同社から1959年から66年にリリースしたシングルと、76年以降にワーナーからリリースしたシングル音源は既にCD化されているので、後は71年〜75年の音源を残すのみ。Omnivoreさん、よろしくお願いします!!

 


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The Complete '60s Capitol Singles - Merle Haggard (Omnivore Recordings)



先日紹介したNRBQのボックスセットと一緒にレーベルのセールで入手したCD。マール・ハガードはバック・オウェンスと並ぶアメリカ西海岸発の“ベーカーズフィールド・サウンド”の立役者で、ナッシュビル以外の土地からでもカントリーの新しいムーブメントを起こすことができることを証明してみせた最重要人物の一人であるが、彼のようにヒット曲の多い大物の音楽を聴くには一体何処から手をつければいいのか・・?という問題が常につきまとう。そんな時にひとまず縋りたいのが当時リリースされたシングル音源をすべて集めたこれのようなコンピレーション。

マール・ハガードが本格的なブレークを果たしたのは1966年の「The Fugitive」がカントリーチャートのナンバー1を記録したことがきっかけ。以降怒涛の連続ナンバー1を記録していくことになるのだが、本CDには1965年から69年までにキャピトル・レコードからリリースされたシングル音源が収められている。どの歌も登場人物は犯罪者(笑)な“アウトロー・カントリー”の礎であるとともに、ザ・バーズがカントリーロック路線を打ち出した『Sweetheart of Rodeo』にもハガード作品が取り上げられているという、その道の先駆者的存在でもある彼の代表曲をざぁっとさらうには最適なコンピレーション。なおこのCDがリリースされたのは2013年のこと。彼がキャピトル・レコードからリリースしたヒットシングルは更にCD数枚分あるので、そろそろ続編の登場を期待してもいい頃のような・・・。


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Suite Steel: The Pedal Steel Guitar Album (Wounded Bird)



カントリー界のスチールギターの名手、バディ・エモンズ、ジェイ・ディー・マネス、レッド・ローズ、スニーキー・ピートとラスティ・ヤングの5人が一堂に会し、当時のロックヒットを演奏したインスト・アルバム(1970年リリース)。カントリーロックの隠れた名盤といっていい内容だと思うが、意外にも今回が初のCD化だという。

個人的な話で恐縮だが、本作は僕が小さい頃、カントリー好きだった父がスチールギターの練習のため家で何度も繰り返して聴いていたアルバムであることに購入してから気がついた。「Wichita Lineman」も「Something」も僕はこのアルバムで初めて知ったので、グレン・キャンベルやビートルズ版を聴いたときに「あ、あの曲だっ!」と思ったことを今も覚えている。40数年ぶりに、思いがけないアルバムと再会してしまった。。。



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