2018年05月31日

Stargard (Geffen/USM Japan)



一時期1970年代のR&Bナンバー1ヒットを一生懸命集めたことがあり、随分CDを買い込んだ。その中で意外と入手に苦労したものの一つがスターガード1977年のヒット「Theme from "Which Way Is Up"(銀河からの訪問者)」で、ディスコもののコンピレーションの中に見つけた記憶がある。

今回アルバムを入手し、彼女たちが3人組であることや「Theme from 〜」が映画の主題歌であったことなどを初めて知った・・・。その衣装の派手さに反して、スペース・ファンク調のサウンドは意外と地味。本CDには彼女たちが放ったあと一曲のR&BTOP10ヒット「What You Waitin' For(恋するソウル・レディ)」もボーナス収録されているので、スターガードについては取り合えずこれを持っていれば大丈夫かな、という内容になっている。



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For Those Who Love - Perry & Sanlin (Capitol/USM Japan)



1970年代に活躍したイースト・セントルイスのR&Bボーカルグループ、モントクレアーズのメンバーだったフィル・ペリーとケヴィン・サンリンのデュオによるアルバム(80年作)。プロデュースはナタリー・コールの諸作で知られるチャールズ・ジャクソンで、ウエスト・コースト流のメロウなソウルを楽しむことができる。本作で印象的なファルセット・ボイスを聴かせているペリーはその後91年に「Call Me」のR&Bナンバー1ヒットを放って再ブレイク、以降90年代を通じてコンスタントにR&Bチャートに登場している。



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Love Magic - L.T.D. (A&M/USM Japan)



先日L.T.D.がジェフリー・オズボーン在籍時にリリースしたアルバム4枚を2枚のCDに収めたコンピレーションを入手し、このブログにも掲載したが、今度は彼の脱退後に発表した81年作が1,000円ディスコシリーズで登場した。オズボーン在籍後期はバラード系のヒットばかりが目立つ印象だったが、久々に放ったダンスヒット「Kickin' Back」は、当時日本のディスコでも大変な人気を呼んだというキャッチーなナンバー。続くヒット「April Love」はバラードで、新しいボーカルのアンドレ・レイとオズボーンの実力の差がはっきり出ちゃってるかなぁ、という印象。


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2018年05月28日

NRBQ (Omnivore Recordings)



キャリア50有余年を誇るロックバンド、NRBQことニュー・リズム&ブルース・クインテット(当時)が1969年にリリースしたファーストアルバムで、実は今回初めてCD化が実現したのだそう。当時ジミ・ヘンドリックス等との仕事で知られていたエディ・クレイマーのプロデュースの下録音され、コロンビアからリリースされた本作は、R&Rリバイバル・ナンバーや風変わりなカバーと、オリジナル曲が混在した如何にもニューヨークのアンダーグラウンド・バンドといった雰囲気で、彼らの本領を発揮した内容ではないのかも知れない。そこら辺の話は、同じく取り上げている5枚組ボックスの方で。。。


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High Noon: A 50-Year Retrospective - NRBQ (Omnivore Recordings)



NRBQのファーストアルバムを入手したついでに、これまでなかなか手が出なかった彼らのキャリアを総括したボックスセットを、リリースしているレーベルのセールで入手した。これは2016年に彼らの結成50周年を記念してリリースされたものだが、ヒット曲もほとんどない(ビルボードのHOT100にランクインしたのは1974年の一度だけ!)彼らが50年間コンスタントにアルバムを発表し続けられたのも驚異的なら、5枚組というボリュームのボックスが出されることも驚き。ライブバンドとしての彼らの、長年の評価が如何に高いかを物語っている。

彼らの凄さは、パワーポップだとかギターポップだとかいう言葉が生まれる遥か前から既にその雰囲気を醸し出し、50年経過してもその瑞々しさが衰えないところ。このボックスには彼らのキャリアを5年〜10年毎にまとめたCDがそれぞれ収録されており、1枚目のCDではボックスがリリースされた当時の直近10年間の作品を、続く2枚目ではごく初期の5年間(1966年〜70年)の作品を聴くことができるのだが、両者の間に経年が全く感じられないのが凄い。驚異の万年青年バンドである彼らの、次の来日公演(きっとあるはず!)に間に合うよう、しっかり聴き込みたいと思う。



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Elephant's Memory (Buddah/Elemental)



ブッダ・レコードから送り出された60年代バブルガム・アクトの一つ、というよりも70年代に入ってどういう経緯かジョン・レノンのバックバンドを務めたことでその名を知られているエレファンツ・メモリーのファーストアルバム(1969年リリース)。映画『真夜中のカウボーイ』への参加で注目を集め、満を持してリリースされた本作のプロデューサーはこの翌年パートリッジ・ファミリーを手掛けて大きな成功を収めるウェス・ファレル。内容はバブルガムとアートロックが混在したような印象で、当時同じレーベルに所属していた1910フルーツガム・カンパニーやレモン・パイパーズらが作風を大きくロック寄りに変容させたのと符合する雰囲気。60年代末の、時代の移り変わりの微妙な空気を色濃く反映したポップ・アルバム。



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2018年05月25日

Get Down with The Philly Groove selected by Hiroshi Nagai (Philadelphia International/Sony Music Labels)



何年か前、浜田山にあるロックバーのイベントで永井博氏の話を聞いたことがある。その時のイベントのテーマは“『A Long Vacation』とナイアガラ”で、これはお店のマスターがかつて永井氏の仕事のお手伝いをしていたことから実現したものだった。あの有名なアルバムジャケットを手掛けたことで飛躍的に知名度を高め、西城秀樹とカレーのTVCMに出演した話とか、ジャケットデザインの使用料に関する愚痴のような話とか(笑)、色々興味深いエピソードを聞くことができた。

イベントの後半は永井氏がDJを務めるレコードコンサートで、その時のテーマは“スイートソウル”だった(はず)。R&B好きとしても知られる氏なのでその選曲はメジャーからマイナーものまで取り混ぜられており、大変勉強になった記憶がある。本CD『Get Down with 〜』は氏の選曲によるフィリーソウル特集で、超有名曲から知られざる佳曲までフィラデルフィア・インターナショナル以外の音源も加えた“広義のフィリーソウル”を、緩急織り交ぜた構成で2セット通算150分以上にわたってDJショーのように楽しめる。このCDリリースを記念したトーク&音楽イベントの開催を、また浜田山のマスターにお願いしたくなった(笑)。



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Get Down with The Philly Jump - Instant Funk (Philadelphia International/Sony Music Labels)



こちらは3月にソニーのディスコ名盤シリーズの一枚として出されていたが、危うくスルーするところだったもの(上掲のコンピレーションのタイトルを見て気がついた・・・)。インスタント・ファンクはサルソウル・レーベルから数多くのヒットを飛ばしており、そこら辺はベスト盤を持ってるからいいや、といつもの悪い癖が出たのだが、本作は76年にフィラデルフィア・インターナショナルから出ていたレアなファーストアルバムだった。フィラデルフィアのベテラン、バニー・シグラーのお抱えバンドとして結成された彼らは後に“サルソウルのMFSB”的存在に成長するが、ここではインストナンバーを中心とした若さ溌溂とした演奏が楽しめる。



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Love Unlimited (Geffen/USM Japan)



映画「サタデー・ナイト・フィーバー」日本公開40種年を記念して、ディスコ・ミュージックの名盤、希少盤が一枚1,080円で100種リリースされる大型企画の一枚。バリー・ホワイトが音楽シーンで名を馳せるきっかけとなった女性ボーカルグループ、ラヴ・アンリミテッドのファースト(72年)、これまで彼女たちの音楽はベスト盤のみを購入して済ませていたが、本作はもっと早く入手しておくべきだったと思った。大ヒットした「恋の雨音」をはじめこの後間もなくソウルミュージックのメインストリームの一角を占めることになるバリー・ホワイトの作風は既に完成しており、しかも女性ボーカルにホワイトの低音のつぶやきが絡む超濃厚な世界。ディスコティークのジャンルを超えて、70年代ソウルを代表する名盤といっていいだろう。


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2018年05月22日

Dock of The Bay Sessions - Otis Redding (Volt/Rhino)



オーティス・レディングの「ドック・オヴ・ベイ(当時表記ママ)」が全米チャートのトップに立ったのは今から50年前の1968年のこと。彼はこの前年の12月に飛行機事故で26歳の若さでこの世を去っている。26歳、若すぎる・・。現在の日本の芸能界で26歳(1992年生まれ)というとどこら辺になるのか検索してみたところ、白石麻衣、指原莉乃、本田翼といった名前が出てきた。彼女たちの年頃には、オーティスはすでに亡くなっていたのだよ。。。

彼の死を受けてアトランティック・レコードは追悼盤として飛行機事故の直前に録音された掲題曲をシングルカットし、それが彼にとって最大のヒットになったのは前述のとおり。次いでこの曲をフィーチャーした同名アルバムもリリースされ、アルバムチャートで最高4位を記録する好セールスをあげたが、その内容はそれまでアルバムに収録されていなかったシングル楽曲を寄せ集めたようなもので(それはそれで後期の彼のベスト的内容で悪くはないのだが)、これが最後のオリジナルアルバムとなると、オーティス様も浮かばれない。

なんてことをライノ・レコードの誰かが考えたのか、50周年の今年に1967年11月〜12月にかけて行われた彼にとって最後のレコーディング・セッションの音源を集めたアルバムがリリースされた。「ドック〜」は別とすると、最大の聴きどころは彼のキャリアを代表する絶唱といえる「I've Got Dreams to Remember」になると思うが、他にも「Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)」のアンサーソング的「The Happy Song (Dum-Dum)」が録音されたのがこんな時期になってからだったんだな、など、時系列的に混乱しがちな彼のキャリアの最終期を整理して聴くことができる。ただ、どの収録曲も彼の死後にシングルやアルバムの一部としてリリースされたものばかりなので、既に音源を持っているファンは、それを自分で組み替えるだけでいいんぢゃないか?とも思う。。。。



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Masekela '66 - '76 - Hugh Masekela (Chisa/Wrasse)



1968年は南アフリカ出身のジャズトランぺッター、ヒュー・マセケラのインスト曲「Grazing in The Grass(草原の太陽)」が全米ナンバー1ヒットを記録した年でもあった。今年の1月に83歳で亡くなった彼の追悼盤として、彼が1966年から76年の間にリリースした11枚のアルバムから代表曲(うち重要作の『Masekela introducing Hedzoleh Soundz('73)』と『I Am Not Afraid(74年)』は全曲収録)をCD3枚分のボリュームでまとめたコンピレーションがリリースされた。

「Grazing in The Grass」は非常にグッドタイミーな雰囲気のナンバーだが、これは彼の作風のほんの一部でしかなく(と、僕は今回初めて知った)このボックスに彼が放った他のイージーリスニング風ヒットの収録はなし。常に故郷アフリカを想い“ワールドミュージック”という言葉が生まれるずっと前からワールドミュージック的なアプローチを長年続け、ジャズファンク的な作品も数多い彼の“魂の軌跡”を丁寧にたどることができる。


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Hugh Masekela's Latest (Oldays)



こちらは日本盤でリリースされた1967年作(別掲の3枚組とは曲のダブりなし)。彼がビルボードのアルバムチャートに初めてランクイン(最高151位)を果たした作品でもある。ロサンゼルスでいわゆる“レッキング・クルー”人脈とともに録音された本作には翌年大ヒットする「Grazing in The Grass」のプロトタイプ的な自作曲「Mago」やエドゥ・ロボの作品を複数取り上げてブラジル音楽への接近を見せるなど、興味深い作品がいくつも収録されているが、中で異彩を放っているのが彼の味わいのあるボーカルで披露される「I Just Wasn't Meant for These Times(通称“ダメ僕”)」。ブライアン・ウィルソンファンなら必聴、といっておこう。



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2018年05月19日

How Is The Air Up There?: 80 Mod, Soul, RnB & Freakbeat Nuggets from Down Under (RPM)



1960年代のモッド系音楽を集めたボックスセットを次々とリリースしているイギリスのRPMが、次に目をつけたのはオセアニア系のロック。近年オーストラリアのレーベルとライセンス契約を結んでニュージーランドのロックバンドのコンピレーションなどを散発的にリリースしている同社の、ひとまずの集大成といえるのがこの3枚組80曲入りのボックス。サブタイトルに“フリークビート”とあるように激しめのガレージサウンドが大半を占め、これは当地のロックの一面に過ぎないとは思うのだが、これまで本国以外ではあまり知られることのなかったアーティストの音源に接することができるのはありがたい限り。この音源の供給元である現地レーベルから出されているCDも含め、今後ユニークなサウンドを求めてこのジャンルも深堀していきたい。


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Planet Mod: Brit Soul, R&B and Freakbeat from The Shel Talmy Vaults (Ace)



初期のキンクスやフーのプロデューサーとして知られるシェル・タルミーが設立したレコード・レーベル「プラネット」の音源を総ざらいするシリーズがイギリスのエース・レコードでスタートした。1966年の1年間に10数枚のシングルをリリースし、クリエイションの「Making Time」と「Painter Man」をUKチャートにランクインさせながら短命に終わったレーベルだが、レコーディング・セッションはかなり精力的に行われたようで、このCDに収録されている音源の大半は当時未発表に終わったもの。完成品ではないのでかなりラフな仕上がりの作品が多いが“スウィンギン・ロンドン”の雰囲気を濃厚に反映したサウンドが楽しめる。なおこのシリーズ、次回は「ビート」編のリリースが予告されている。



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2018年05月16日

Three Six Nine! The Best of Shirley Ellis (Ace)



1960年代半ばに「The Nitty Gritty」や「The Name Game」をはじめとする飛び切り楽しいソウルヒットを飛ばしたシャーリー・エリスの1960年代録音集。ヒットチャートを席巻した一連のヒットは言葉遊びが中心で、子供が飛び上がって踊りだしそうなポップなナンバーが揃っており、またその後に発表されたカリプソ風味の作品も面白い。

これまでリリースされていた彼女のコンピレーションはここまでのコングレス・レーベル音源をまとめたものばかりだったが、今回はレーベルをコロンビアに移してからの録音も含まれているのが嬉しい。後期のヒット「Soul Time」をはじめこの時期の作品は質の高いノーザン・ソウルナンバーばかりなので、いずれ同レーベルから出されたアルバム(+シングル音源)のCD復刻もお願いしたいところ。



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He'll Be Back - The Players (Oldays)



シカゴ出身のR&Bボーカル・グループ、プレイヤーズの1966年作。歌詞に“ベトナム”が登場するR&Bヒット「He'll Be Back」ほかリードボーカルのハーバード・バトラーのハイトーンな歌声が心地よい曲が並ぶが、それを支えるコーラスを、実はデルズの面々が務めているらしいという点が、この作品の魅力となっている。これまで知ることのなかった隠れた好盤に出会うよい機会となった。


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101 Northern Soul (UMC)



ノーザン・ソウルのコンピレーションはそれこそ何百種類も出ていて、僕もいい加減買うのはやめようと思っているのだが、これだけ安くて曲がたくさん入っていると、ついつい手が伸びてしまう・・。

アメリカ南部産のソウル・ミュージックをサザン・ソウルと呼ぶのと同様に、シカゴやデトロイトで生まれたソウル・ミュージックをノーザン・ソウルと呼ぶ。と、つい思いがちだし、それもあながち間違っていないような気もする。しかし“ノーザン・ソウル”という呼称はイギリスで生まれたものなのだそう。イギリス人好みのソウル・ミュージックの“ゴールデン・イヤーズ”が1966年あたりに訪れ、それから60年代末にかけての黒人音楽が広く愛されたばかりでなく、70年代に入ってもそれらの音源が時折再発見されイギリスのヒットチャートに登場し続けるという奇妙な現象が起きている。収録曲のチャートアクションを一曲一曲併記してみたが、本国アメリカとイギリスでのヒット年に隔たりがある曲が意外と多くあって面白い。いつの時代にもイギリスの音楽ファンとともにあった“ノーザン・ソウル”が如何なるものだったかを楽しみながら知ることができるひと箱。


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2018年05月13日

The Very Best of Andy Gibb (Capitol/UMe)



アンディ・ギブが30歳の若さで亡くなって、今年で30年になるのだとか。それを記念してということか、もしくはビー・ジーズのカタログがユニヴァーサルに移った手始めということなのか、久々に彼のベスト盤がリリースされた(後で聞いた話によると、アンディの音源の権利は娘のパタが相続しており、こちらは彼女が権利を持っている音源の中からの選曲だそう)。『サタデイ・ナイト・フィーバー』ブームに沸く1977年に、ギブ3兄弟の全面的なサポートを得て全米チャートのトップに立った「I Just Want to Be Your Everything」から、彼がヒットチャートで活躍したのは5年足らず。90年代初頭にリリースされた彼のベストCDも持っている者としてはもっと新たな発見のあるコンピレーションの登場を期待したいところだが、とりあえずは聴きたくてもCDが見つからなかった状況の解消を歓迎すべきか。


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Aura (Aloha Got Soul)



一昨年にリリースされたハワイ産のレアグルーヴ集『Aloha Got Soul』でフィーチャーされていたハワイのAOR/ファンク・バンド、オーラの1979年作。女性ボーカルの線の細さが少々気になるがバンドの演奏力は高く、ホーン・セクションをメインとしたサウンドは“ハワイのタワー・オブ・パワー”といった趣き。



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A Touch of David Foster (Atlantic/Warner Music Japan)



随分前のコンピレーションだが、最近廉価の国内再発盤を入手したので。90年代初頭にリリースされたこのデヴィッド・フォスター作品集の一番の魅力は、彼名義で発表されビルボードのHOT100にランクインした3曲がちゃんと収録されている点だろう。その他彼が他のアーティストに提供した大ヒットも多数選曲されており、当時この手の音楽を敬遠しがちだった(好みではなかった・・)僕の耳にもしっかりと焼きついている“80年代の空気”のようなサウンドが真空パックされている。


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2018年05月10日

Complete Album Series - Pat Suzuki (Stage Door)



1950年代後半に放映されたフランク・シナトラのTVショー、そして59年のブロードウェイ・ミュージカル『フラワー・ドラム・ソング』への出演で知名度を高めた日系2世シンガー、“ミス・ポニーテール”パット・スズキが当時RCAの系列レーベルから発表したアルバム4枚をすべて収録したコンピレーション。一番の聴きどころは『フラワー〜』で披露された彼女の代表曲「I Enjoy Being A Girl」になると思うが、エキゾチックなムードが評価され、1988年のマシュー・ブロデリック主演映画『ブルースが聞こえる』でフィーチャーされた「How High The Moon」や、当時グラミー賞にもノミネートされたアルバム『Pat Suzuki's Broadway '59』など聴きごたえのある録音は多い。当時20代後半の彼女が、アルバムを発表する毎に歌声の深みを増していく様子を興味深く聴くことができる。



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Singles and Rarities - Pat Suzuki (Stage Door)



パット・スズキこと鈴木千代子が1950年代から60年代にかけてアメリカでリリースしたシングル音源のコンピレーション。ブロードウェイを活躍の場としていた彼女なので同時期のアルバムではステージ・ナンバーが数多く取り上げられていたが、シングルではリリースされる地域ごとに当地の名門大学の応援歌をB面に収録したり、ノベルティ・ナンバーに挑戦したりと、また違ったアプローチが楽しめる(UKシングルチャートにランクインした彼女の代表曲「I Enjoy Being A Girl」は別に紹介する彼女の『Complete Album Series』の方に収録されているのでそちらをご参照のこと)。

暫しのブランクの後1967年にリリースされたシングル曲ではナンシー・シナトラやレスリー・ゴアあたりを意識した雰囲気がうかがえて面白く、60年代半ばに企画されながら未発表に終わったアルバム・セッション録音もボーナス収録されているので、別掲のアルバム集とあわせ全盛期の彼女のすべてを知ることができる内容となっている。


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2018年05月07日