2016年03月31日

Remember Me Baby - The Earls (Oldays)

Remember Me Baby - The Earls

1963年のヒット「Remember Then」、そして山下達郎がカバーした「Remember Me Baby」で知られる白人ボーカル・グループ、アールズ唯一のアルバム。典型的なイタリア系ドゥ・ワップ・サウンドが聴けるのでオールディーズを“プレ・ビートルズ期”に拘って聴くタイプの音楽ファンには特に嬉しいリイシューだろう。オリジナル盤が大変高額であることが珍しくないオールディーズの世界でも、特にホワイト・ドゥ・ワップものは目ん玉が飛び出るほどの値段がつけられることで有名なので、廉価での再発は僕も素直に嬉しい。


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At The Hop with The Sherrys (Oldays)

At The Hop with The Sherrys

1962年に「Pop Pop Pop-Pie」の実質一発ヒットを放ったガールグループ、シェリーズのアルバム。彼女たちは1957年に「Peanuts」のヒットを放ったリトル・ジョー&ザ・スリラーズの“リトル・ジョー”クックの娘たちを中心に結成された3人組で、カメオ/パークウェイ同様フィラデルフィアから全米へダンス・ヒットを送り出したガイデン・レーベルからのリリース、制作はこの地の音楽を語るにあたり避けては通れないジョン・マダラ&デイヴ・ホワイトという強力な布陣。シングル曲以外はフィラデルフィア産のダンス・ヒットのカバーが中心となっているが、フィリー・ソウル勃興以前のこの時期のサウンドは、どこか心和まされるものがある。


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Mister Moonlight - Dr. Feelgood and The Interns (Oldays)

Mister Moonlight - Dr. Feelgood and The Interns

失礼ながら“幸運にもビートルズにカバーされることによって後世に名を遺すことになった無名R&Bグループ”くらいの認識しかなかったドクター・フィールゴッド&インターンズ。実は彼らが60年代当時何曲かのヒットを持つそこそこ知名度を誇るグループであったばかりでなく、リーダーが50年代初頭にR&Bヒットを連発したピアノ・レッドその人であることを(不勉強なことに)このCDで初めて知った。ビートルズ・ファンであれば誰でも知っている「Mister Moonlight」以外の曲は、この時代のアベレージなR&Bという印象を免れないが(ただしボブ・ディラン「Maggie's Farm」の原曲のような「I Ain't Gonna Be A Lowdown Dog No More」は注目に値する)当時リリースされた貴重なアルバムの復刻盤(紙ジャケ!)を入手できる機会に恵まれたことに感謝したい。


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2016年03月28日

Back to The River: More Southern Soul Stories 1961-1978 (Ace)



結構値段が張るので何ヶ月か買い時を図って、先日ようやく入手できたボックス。エース・レコードが本格的にサザン・ソウルの世界に取り組んだボックス『Take Me to The River』がリリースされたのは2008年のことだったようなので、これは7年ぶりに登場した待望の続編。『Take Me 〜』はメンフィスやマッスルショールズなどいわゆる“サザン・ソウルの聖地”で録音された作品を中心に集められた狭義のサザン・ソウル集であったのに対し、こちらは録音場所はまちまち、でも音楽スタイルは紛うことなくサザン・ソウルという作品が集められており、内容的にはこちらの方が断然楽しめる。通常サザン・ソウルの文脈では紹介されないアーティストの作品も多数収録されており、新発見も多い一方で単純に「いやー、サザン・ソウルいいねー!」などと唸りながら酒飲みながら盛り上がれる一箱になっている。


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Out of Left Field: Where Soul Meets Country (Ace)



エース・レコードからは過去にR&Bアーティストが歌うカントリー・ソングを集めた『Where Country Meets Soul』が3種リリースされているが、今回はその逆でカントリー・アーティストによるR&Bソング集。解釈的に如何なものか?という録音もなくはないが、カントリー・チャート入りを果たした曲も少なからずあり、珍品集というよりはカントリー・ミュージックの醍醐味は、こういうところにもあるのではないか?と思わせる作品集となっている。今後第2集、第3集とリリースされることになると思うので、どのような内容になるのか楽しみにしたい。


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Swamp Pop by The Bayou: Troubles, Tears & Trains (Ace)



ルイジアナからテキサス東部にかけての湾岸地帯に残されたマイナー・レーベル音源を集めた英エースの人気シリーズ(これだけ枚数が出されているのだから人気はあるのだろう)『〜 by The Bayou』のスワンプ・ポップ第二集。いなたい感じのR&Rの数々の中に「悲しきインディアン」の全米ナンバー1ヒットを持つジョニー・プレストンや、1968年に「ジュディのごまかし」をこれまた全米1位に送り込むジョン・フレッドの名前も。本作に収録されているフレッドの「Shirley」は全米チャートに登場したバージョンとは違うブラス入りのものだがこの曲は南部一帯で大変なヒットを記録したそうで、後年「ジュディ〜」を大ヒットさせた彼がエルヴィス・プレスリーの公演のバックステージで面会を求めた際(その時の写真が本CDのブックレットにも掲載されている)、エルヴィスが彼に“お前があの「Shirley」のジョン・フレッドなのか!”と声をかけたという逸話が残されている。


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2016年03月25日

Freedom Means.... - The Dells (SoulMusic/Caroline)



デルズが1971年にリリースしたコンセプト・アルバム風作品。当時彼らが所属していたレーベル、キャデットはこの時期“黒人版ヒッピー・サウンド”とでも形容したくなる怪しい雰囲気のアルバムが多数リリースされており、僕はそのノリが好きでちょくちょく探し出して購入しているのだが、本作もその流れの中に位置づけられるもの。シングル曲を始め収録されているオリジナル作品はテリー・キャリアーら当時新進気鋭のソングライターたちから提供されており、メロウ・グルーヴ的観点からも評価できる一枚。


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Together Brothers (Original Soundtrack) - Barry White/Love Unlimited/The Love Unlimited Orchestra (20th Century/Universal)



バリー・ホワイト関連のアルバムの中では比較的レアな映画『Together Brothers』サウンドトラック(1974年リリース)。サントラなのでインスト・ナンバーが中心だが、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラもいつもの流麗な感じとはちょっと変わってちょっとダーティなテイスト(アレンジはいつものジーン・ペイジが担当)。バリー・ホワイト一派の“アナザー・サイド”が楽しめる。


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Brothers & Sisters - The Voices of East Harlem (Big Pink/Vivid)



ニューヨークの10代〜20代のシンガーを集めて結成されたR&Bクワイア、ザ・ヴォイシズ・オブ・イースト・ハーレム1972年発表のセカンド・アルバム。アルバムリリース(当時ヨーロッパのみのリリース)まで紆余曲折あったらしく録音時期はまちまちで、アルバムの約半分はダニー・ハザウェイのプロデュース。参加ミュージシャンもハザウェイのバンド・メンバー他ニューヨークのスタジオ・シーンの猛者たちが多数クレジットされており、ハザウェイの名盤『Live』で聴けるグルーヴがここでも楽しめる一方で、ファーストでは初々しく感じられた彼らのボーカルの“拙さ”が気になる部分も少なからずある。彼らはこの後カーティス・メイフィールド傘下で更に数枚のアルバムを残しているので、そこら辺まで見届けた上で評価したい。


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2016年03月22日

Debut Again - 大滝詠一 (Niagara/SME Japan)



大滝詠一(以下“大滝さん”)が亡くなって二年あまりになる。何ヶ月か前にラジオで彼の追悼特集を聴き、そこではその時点のラストアルバム『Each Time』からのナンバーが多く紹介されていた。それまでなんとなく『A Long Vacation』の二番煎じくらいにしか思っていなかった同作だが、年月を経て聴くと実はこれが「ボーカリスト大滝詠一」にとっての最高傑作であったことがようやくわかり、大滝さんの歌がもっと聴きたい!と思ったタイミングでこの“奇跡のリリース”を知った。

80年代〜90年代にかけて大滝さんが様々なアーティストに提供した作品の作者本人ボーカル版。音源の存在は折に触れラジオ等で語られていたのであるんだなー、くらいには認識していたが、こうして商品となって手許に届く日が来るとは。曲の仕上がりには好き嫌いがありそれを詳しく述べるつもりはないが(一点だけ挙げると「夢で逢えたら」における“高倉健風”語りには大笑いさせてもらった(笑))、ファンであれば誰でもやっているであろうカラオケで「熱き心に」や「冬のリビエラ」を大滝さん風に歌ってみせるという“特技”を今後は実際に大滝さんバージョンでやれるということで、これらが配信されているカラオケボックスに行ける日を楽しみにしている。

初回限定盤に付けられているボーナス・ディスクには過去にラジオで一部オンエアされたことがあるスタジオ・セッション録音(レコーディングされたのはもっとあったような記憶が・・)を収録。ナイアガラ・マニア必携であることは間違いないが、それよりも僕は日本の歌謡曲、特にある程度以上のキャリアを持つアーティストがどのような歌謡曲を歌っていくべきなのか(それは決して港町の酒場で女が泣いているような歌ではないはず)を考える上で大きな指標になるアルバムではないかと考えている。


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Shazam! and Other Instrumentals written by Lee Hazlewood (Ace)



リー・ヘイズルウッドが世に送り出したアーティストにはインスト・グループが少なからずあり、中でも代表的なのがデュアン・エディと日本で特に人気が高かったアストロノーツ。このCDはヘイズルウッドが手がけたインスト・アーティスト及び他のインスト・グループが彼の作品をカバーした録音を集めたもので、非常にマニアックなコンピレーションといえる。やはり耳を惹かれるのは♪ノッテケ、ノッテケ・・・の「太陽の渚」だが、彼が一時期集中的に作品を手がけていたRCAやリプリーズの作品にはどれも共通したサウンドのテイストが感じられ、聴きものとしてなかなか興味深い一枚となっている。


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Hard to Find Jukebox Classics 1960-64: 30 Amazing Stereo Hits (Hit Parade)



20年以上続くオールディーズ再発シリーズ『Hard to Find Jukebox Classics』最新盤はステレオ・バージョンにこだわり抜いた一枚。今になって新たにステレオ・バージョンが発見されるものだろうか?とクレジットを詳しく確認したら、収録曲の約3分の1にはDES(Digitally Extracted Stereo)との説明があり、つまり“擬似ステ・バージョン”を2016年の現在に作ってしまったという。このレコード会社のスタッフの情熱を傾ける方向は、どこか間違っている気がする・・。オールディーズ・マニア同士で「こんなものが出たみたいだけど。。」とコソコソ聴き合うネタとしてはなかなか面白い。


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2016年03月19日

AOR Global Sound 1977-1982 (Favorite/The Pusher Distribution)



和製英語である「AOR」の概念は海外でもかなり一般化してきているようで、イギリスでこんなコンピレーションが発売されている。内容を一言でいえば“世界のAOR”で、たとえレコーディングにTOTOのメンバーが一人も参加していなくても、英語圏で制作されてさえいなくても「これって所謂AORでしょ?」と様々な国生まれの音源が収録されている。確かに聴いてみるとAORとしかいいようのないものばかり。今後この手のコンピレーションが各国で続々とリリースされそうな雰囲気。“先進国”日本もうかうかしていられない(笑)。


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Aloha Got Soul: Soul, AOR & Disco in Hawai'i 1979-1985 (Strut)



こちらはハワイで活躍したアーティストたちが残したAOR録音集。ハワイ産のAORは以前から一部のマニアの間で話題となっていたようだが、このCDをきっかけに世界で広く知られることになりそう。サウンドに如何にもハワイ、というテイストを感じるものは少ないが、南国っぽいトロピカルな雰囲気はどの楽曲からもうかがえる。山下達郎「スパークル」の英語カバーなんて飛び道具も人知れず収録(聴いてビックリした・・)。是非シリーズ化して更なる発掘を願いたいところ。


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2016年03月16日

Always Heavenly: The Paris Sisters Anthology (Ace)



フィル・スペクターがプロデュースした「I Love How You Love Me」や「He Knows I Love Him Too Much」のヒットで知られるパリス・シスターズは、1960年代を通じて様々なレーベルからシングルをリリースし続けたコレクター泣かせのガールグループだが、その悩みをほぼ解決してくれるコンピレーションが登場した。実に8つものレーベル音源からかき集められた全25曲(これまで未発表だった5曲を含む)はいずれもプリシラ・パリスの“究極のウィスパー・ボイス”が楽しめる逸品ぞろい。ガールポップ・ファンにとっては早くも2016年のベスト・リイシュー盤が登場してしまった感じ。


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A Few of The Things We Love: The Chattahoochee Recordings and More - The Murmaids (Ace)



1963年にデヴィッド・ゲイツが提供した「Popsicles and Icicles」が一発(ただし特大)ヒットしたガールグループ、マーメイズのアンソロジー。「チャタフーチー」というマイナー・レーベルからのリリースで後続シングルも散発的にしか出されておらず、レーベル・オーナーである女性プロデューサー、ルース・コンテ制作の下企画されたアルバムも当時はお蔵入りに終わったという悲運のグループだが、残された作品はいわゆる“レッキング・クルー”の面々によってレコーディングされた一級品ぞろい。ガールポップ・ファンであれば手許に置いておきたい一枚だろう。1968年に唐突にリリースされたトラフィック「Paper Sun」のカバーや、彼女たちにジャッキー・デシャノンが加わり1964年に“レディ・バグズ”名義でリリースしたジェリー&ペースメーカーズのカバー「How Do You Do It」など“レア音源中のレア音源”も収録されている。


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Where The Girls Are Volume 9 (Ace)



『Early Girls』と並行してイギリスのエース・レコードが展開しているガールポップ・コンピレーション『Where The Girls Are』の第9弾。調べてみたらこのシリーズも始まって20年近くになる長寿企画のようで(最初から買ってる・・・)本作ではガールグループの全盛期である60年代前半ではなく、ビートルズが登場した1964年から60年代後半にかけてリリースされたガールポップものを中心に集められている。従来のキャピキャピしたポップスから時代の空気を反映してあるものはソウルフルに、あるものはややシリアスに、またあるものはサイケに・・・と、音楽マーケットのニッチに果敢に挑戦した記録がここに残されている。


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2016年03月13日

Face The Music: The Complete Monument Singles 1965-1970 - Ray Stevens (Ace)



ポップ・ミュージックファンにとってレイ・スティーヴンスは70年代に何曲かのコミカルなヒットを放った変わったおじさん、というイメージだろうか。幸運にも僕は20年ほど前アメリカ旅行の際に彼のステージを観る機会に恵まれたのだが、そこではサービス精神溢れた一大エンターテインメント(やや下ネタ多し)が展開されていた。今回のコンピレーションは彼がカントリーの世界で名を成す以前の1960年代後半にモニュメントからリリースしたシングル音源を集めたもの。ここにもコメディ・ヒットが何曲か収録されているが、注目して欲しいのは彼の“シリアスな”作品の方。ジーン・ピットニーとバリー・マニロウをつなぐ線上(そんな線あるか??)に存在するような自作曲は、ヒットチャートファンばかりでなくジョー・サウスやビリー・ジョー・ロイヤルなど、南部産のソフトなポップスを好むリスナーにも是非一聴をお勧めしたい。


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Four Classic Albums plus Singles 1952-1962 - Sonny James (Real Gone Music)



今年の2月に87歳で亡くなった“南部紳士”ソニー・ジェームスの初期アルバムとシングル音源を集めた4枚組。ヒットチャートの下位にランクインした曲が幾つか収録されていなかったりと、音源リサーチの甘さが若干気になるが、彼に関してはほとんどの音楽ファンが「Young Love」以外は聴いたことがないという状況に違いない(すみません「オマエと一緒にするな!」でしょうか・・)ので、穏やかなカントリー路線と、ルックスはともかくエルヴィス風のR&Rナンバーにも挑戦した様子がたっぷり聴ける(しかも安い!)このボックスは有り難い限り。


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20 All-Time Greatest Hits - Sonny James (Gusto)



リリースされたのは随分前のようだが、いい機会なのでソニー・ジェームスのCDをもう一枚買ってみた。「Young Love」のメガヒットの余勢を駆って1950年代後半まで活躍した彼は1960年代に入るとすっかり低迷期に入り「Young Love」のセルフ・リメイクまで出すような窮状となるが、1964年の「You're The Only World I Know」がカントリーチャートでナンバー1を記録したことをきっかけに、以降1972年までにリリースしたシングルのほとんどすべてがカントリーチャートの1位に輝くという前代未聞の大ブレークを果たすこととなる。このCDには彼がキャピトル・レコードで放ったカントリー・ナンバー1ヒット全21曲のうち18曲までが収録されており、多くの日本人が知らないソニー・ジェームスの本当の人気ぶりを知ることができる。ポップやR&Bナンバーのカントリー版カバーが多く音楽的にそう面白いものではないが(笑)、ポップチャートの下位に顔を出した曲も少なくないのでチャートマニアにはなかなか重宝な一枚である。


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2016年03月10日

Houston Nickel Kicks - Wayne Talbert (Mercury/USM Japan)



先日ユニバーサルがスタートさせた再発シリーズ「名盤発見伝」の一枚。後期サー・ダグラス・クインテットのキーボード奏者だったというウェイン・タルバートが1970年に発表した3作目のソロアルバムで、プロデューサーはサー・ダグラス〜他多くのテキサス出身ミュージシャンのキャリアをサポートしたヒューイ・P・モー。アルバムを聴いての感想は“レイ・チャールズになりたかった白人ミュージシャンの一人”という感じで、個人的にはチャールズのカバー「Hello Maryanne」で聴けるような怪しいオルガン・サウンドをもっと期待していたのだが、他にはなかったのが残念。初期2作ではそういったものが聴けるのか、中古盤を探ってみたい。


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Salty - Alex Richman (Capitol/USM Japan)



女性キーボード奏者、アレックス・リッチマンが1972年にリリースした唯一のアルバム。様々なバンドやセッションを渡り歩いた実力派ミュージシャンのようだが、ここでは制作側の意向を受けてキャロル・キングの強い影響下にあるシンガーソングライター・アルバムが展開されている。内容はなかなか悪くなく、参加ミュージシャンもジム・ケルトナー、ジェシ・エド・デイヴィス、ライ・クーダー、ジム・ゴードンなど西海岸スタジオ・シーンのエース級がこぞって参加。ユニバーサルの「名盤発見伝」はマイナーすぎる作品が多くどれを購入すべきか迷うが、“スワンプ(とつけば良質な音楽であるという風潮)”のキーワードに惑わされず、しっかりリサーチしてCDを選別したいところ。


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Reunion - John Henry Kurtz (ABC/USM Japan)



ペンシルバニア州出身のシンガー、ジョン・ヘンリー・カーツが1972年にリリースした唯一のアルバム。収録曲すべてが他人から提供された作品で、中でもドビー・グレイのヒットで知られる「Drift Away」は本作収録のバージョンがオリジナルなのだそう。プロデュースはスティーヴ・バリと、彼とともにグラスルーツのキャリアを支えたソングライターチーム、ダン・ウォルシュとハーヴェイ・プライスの二人で、録音にはダンヒル・サウンドを支えたスタジオ・ミュージシャンが多数参加。本作を聴いて思うのはサウンドの今日性で、現在ルーツ志向のロックバンドや良心的といわれる若手のカントリー・アーティストはみんなこんなサウンドだよな・・と感じた。商業的な成功は別として、このような作品が再発掘されたことに感謝したい。


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2016年03月07日

Sexy, Intimate and Swinging: Complete Albums and Singles 1957-1962 - Sallie Blair (Fresh Sound)



1950年代に活躍したセクシーな女性シンガー、サリー・ブレアの存在が知られている録音すべてを集めたコンピレーション。扇情的な歌い方を得意とし上手いシンガーではないが、聴くものの耳を惹きつける強烈な個性があり特に1958年のアルバム『Hell, Tiger!』にそれは顕著。シングル音源も含めモンド系好事家に是非お試しいただきたい一品。


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The Best of The Kaye Sisters (Jasmine)



1950年代にイギリスで活躍した3人組女性グループ、ケイ・シスターズ(実際の姉妹ではなく、彼女たちのマネージャーの名前からグループ名が取られたという)。当時のR&RヒットをR&R以前のアレンジでカバーする英米に数多く存在したガールグループの一つで、フランキー・ヴォーンとの共演盤を含むすべてのヒット曲がここに収められている。いかにもフィフティーズなスタイルのポピュラー・ミュージックがお好きな方であれば楽しめるはず。


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2016年03月04日

The Monkees Classic Album Collection (Rhino)



モンキーズの結成50周年を記念してリリースされた全録音集ボックスで、9枚のオリジナル・アルバムと、当時アルバムから漏れていたシングル音源を網羅したボーナス・ディスクの全10枚組。これをもっと早く出してくれていたら、色々と余計なCDを買わずに済んだのに・・・という愚痴はさておき、アルバムなんて全部持ってるよ!というマニア以外にはなかなか有り難い廉価ボックスだろう。彼らは6月に全盛期の未発表音源を含むニューアルバムをリリース予定、ミッキーとピーターが全米ツアーも行うそうなので、何度目かのモンキーズ・ブームが起こって、それが日本にも波及してくれることを祈りたい。


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Clear Light (Big Beat)



ロサンゼルスで結成されたサイケバンド、クリア・ライトは、ドアーズのレコードでベースを弾いていたダグ・ルバーンと、CSN&Yのアルバム・ジャケットにも登場しているドラマー、ダラス・テイラー(合掌)が在籍していた実力派。彼らが1967年にエレクトラからリリースした唯一のアルバムはドアーズ同様ポール・A・ロスチャイルドがプロデューサーを務めたが、商業的な成功を収めることはなかった。レーベルメイトであるラヴにも通じるガレージ感覚の一方で、時折聞かせる美しいハーモニーに心惹かれる。ボーナスとして前身のブレイン・トレイン名義の録音を始め、当時未発表に終わった作品が8曲追加収録されている。


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Looking Stateside: 80 US Mod, Soul & Garage Nuggets (RPM)



イギリスのRPMレコードからこれまでに何種類か出されている60年代モッド/ノーザン・ソウルのボックスセット『Looking』シリーズ最新版はアメリカのマイナー・レーベル音源からのセレクト。ノーザン・ソウル視点による選曲なので曲調が似通ったものが並んでしまうのは仕方がないところだが、これまで知る機会のなかった珍しい作品が数多く収録されている。後半のガレージ・バンド系は、その筋のマニアには既にお馴染みの曲が多いか。


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2016年03月01日

Rainbow Ends - Emitt Rhodes (Omnivore Recordings)



60年代〜70年代ソフトロックのカルトヒーロー、エミット・ローズのなんと43年ぶりのニューアルバム。1970年代半ばにレコーディング・アーティストのキャリアをあきらめ以降はエンジニア職に就いていたという彼がインディ・ポップ界のスターたちのサポートを得て制作した本作は、かつてのイノセントで繊細だった作風から渋みと味わいを増した印象(歌声や作風からニック・ロウを連想してしまうのは僕くらいだろうか)。収録された作品はどれも質が高く、このレベルの活動が今後も続くのであれば彼の復活を大いに歓迎すべきであろう。もしかしたら近い将来の来日公演もある!?なんてことさえ考えてしまう健在ぶりが嬉しい。


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Songs for A Young Girl - Paul Parrish (Big Pink/Vivid)



3年前に廉価再発された71年作の『Songs』をきっかけに68年の『The Forest of My Mind』、そして78年の本作と、立て続けにアルバムが復刻されたポール・パリッシュ。『Songs for A Young Girl』もソングライターとしての才能溢れる彼による佳曲がきっしり詰まった好盤で、ボーカルの線の細さが気にならなければ一級のポップ・アルバムとなっている。常に目を光らせてないと名盤に出逢える好機を見逃してしまいがちな昨今の再発シーンはその充実振りを感謝する一方で、もうちょっと整理された情報を得られる場所がないものかと常日頃思ってしまう。。


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The Very Best of Paul Davis (SME/Varèse Vintage)



ポール・デイヴィスのベスト盤といえば、5年ほど前にWounded Birdからリリースされたコンピレーションがビルボード誌にランクインしたヒット曲を網羅した内容になっており決定版といえるが、そのCDは既に廃盤となってしまっているらしく、昨年新たにリリースされたのがこちら。主要ヒットが収められているのは勿論だが、Wounded Bird盤と比較しての“売り”はブレーク前にレイヴァーズ名義でリリースした録音と、80年代後半に放ったカントリー・ナンバー1ヒット2曲の収録。Wounded Bird盤を入手し損ねた方も、既に持っている方も買ってみて損のない内容になっている。


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Last Chance/Some of Us - Chip Taylor (Morello)



シンガーソングライター、チップ・テイラーが1973年と74年にリリースしたアルバムの2イン1。この当時彼はカントリーの世界での成功を模索していたようで、『Last Chance』収録の「101 in Cashbox」は彼の代表作である「Angel of The Morning」を自分自身で録音してリリースしてみたら、キャッシュボックス誌で最高101位、レコードワールド誌では118位どまり・・という内容になっているが、記録を確認するとこれは彼の記憶違いのようで、1972年に最高101位を記録したのはレコードワールド誌の方、キャッシュボックス誌は最高102位だった模様(本当にどうでもいい話だが・・・)。そんな彼は続くアルバム『Some of Us』からカットした「Early Sunday Morning」がカントリーチャートにランクインしめでたくプチ・ブレーク。ソングライターの業績と比較すれば足元にも及ばないが、念願のアーティストとしてのキャリアの確立を果たすこととなった。


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