She Cried: The Early Years - Jay and The Americans (Jasmine)



アメリカン・ポップス全盛期からビートルズ以降の時代までを生き抜いた稀有な白人ポップ・グループの一つ、ジェイ&アメリカンズの初期録音集。グループのリードシンガーといえばジェイ・ブラックが真っ先に思い浮かぶが、ここでフィーチャーされているのは昨年亡くなった“初代ジェイ”ジェイ・トレーナー。リーバー&ストーラーの制作の下白人版ドリフターズ的なスタンスで作品を送り出していた時期の録音が網羅されているが、今回の注目点はグループの各メンバーがアメリカンズ結成前に吹き込んだ数々の音源のボーナス収録。白人ドゥワップ好きには堪らない内容となっている。


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The Complete Original Hits 1954-1964 - Jerry Wallace (Hit Parade)



ポップカントリー・シンガー、ジェリー・ウォレスはこれまでにCD化されていた音源が実は再録バージョンだったりと、ヒットチャート・マニアには頭痛の種的存在だったが、ついに彼の“ファイナル・アンサー”的なコンピレーションが登場した。ヒットチャートへのこだわりには定評のある、その名も「Hit Parade」からリリースされたこのCDはビルボード及びキャッシュボックス誌に登場したすべてのヒット曲(資料で確認してみたら実はマイナーヒットに漏れがあることが判明したのだが、それは言わないことにしよう・・)を収録したことが謳われている。これまでまったくノーチェックだった1954年の初ヒット「Little Miss One」まで遡っての音源収集には頭が下がる思い。“ヒットチャート重箱の隅”派には是非とも入手していただきたい。


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2016年02月13日

100 Greatest Australian Singles of The '60s (Festival/Warner Music Australia)



昨年オーストラリアで発刊された音楽本「60年代にオーストラリア人アーティストによって録音されたシングル盤ベスト100」の音盤バージョン。古くはフランク・アイフィールドやサーフインストのアトランティクスあたりから、シーカーズ、イージービーツ、ビージーズなど日本でもよく知られるアーティストや、オーストラリア以外ではあまり名の知られていないアーティストまで、選ばれた100曲がタイトルのアルファベット順に収録されている。日本でも同様な企画があると面白いと思うが(「レココレ」とかでやってるかも・・・)CD化するのは難しいか。。


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Australian Pop of The 60s Volume 5: Age of Consent (SME Australia)



『100 Greatest Australian Singles of The '60s』を入手した際に以前60年代〜80年代のオーストラリア・ヒットを集めたコンピレーション(各年代4集ずつ全12組)を買っていたことを思い出し、ネット検索したところ2年前にその最新版の第5集が出ていたことがわかったので取り寄せてみた。英米のヒットチャートにも登場したアーティストではビージーズのデビュー曲である「Wine and Women」やロッド・スチュアートがアルバイトでボーカルを務めた「In A Broken Dream」がアメリカでヒットしたパイソン・リー・ジャクソンの“それ以外の曲”が聴けるのが面白いか。その他英米の音楽トレンドをリアルタイムに反映した楽曲の数々は非常に楽しめる。過去の4集と併せて聞いてみることをお勧め。

Australian Pop of The 60s Australian Pop of The 60s Vol.2 Australian Pop of The 60s Vol.3 Australian Pop of The 60s Vol.4

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Australian Pop of The 70s Volume 5: Keep On Rockin' (SME Australia)



オーストラリア・ヒッツ70年代編の第5集は、アメリカのヒットチャートにも登場したアーティストはキング・ハーヴェスト(オーストラリアのバンドだったんだ・・)やサマンサ・サングくらいという非常に上級者向けの内容。しかし英米のヒット曲のカバーに思いがけない良解釈があったり、オーストラリア産のカントリー・ミュージックの隆盛ぶりがうかがえたりと、興味深い作品が少なからず収録されている。

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Australian Pop of The 80s Volume 5: Like, Wow - Wipeout! (SME Australia)



オーストラリア・ヒッツ80年代編の第5集。“オージー・インヴェイジョン”という言葉もあったほどにオーストラリアのアーティストが英米のヒットチャートに進出した時期だったのでメン・アット・ワークやリック・スプリングフィールド、リトル・リヴァー・バンドらを筆頭にモデルズやインディセント・オブセッション、Mi-Sex、スード・エコーなど“こちらでは一発屋系”など馴染みのある名前が次々と登場して非常に楽しいコンピレーションとなっている。オージー系のアーティストはいずれもポップな音楽性が持ち味となっている印象があり、これが90年代以降グランジやヒップホップ系一辺倒となってしまうアメリカのヒットチャートの一服の清涼剤的存在となったことを思い出した。それにしてもこのシリーズ、ここまでの15集で600曲以上のオージー・ヒッツが手元に揃ったことになるので、こちらもオーストラリア系の再発音楽に、より積極的に接していかないといけないという気になってくる。

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2016年02月10日

These Songs Will Last Forever - Funky Brown (Glades/UltraVybe)



マイアミのTKレコード傘下の様々なレーベルから1970年代にリリースされたアルバムの再発シリーズを日本のソリッド・レコードが始めたので、比較的珍しそうな何枚かを入手してみた。ファンキー・ブラウンはジャマイカ出身のシンガーだそうで、こちらは1976年リリースのセカンドアルバム。ジャマイカといってもレゲエ色はあまり強くなく(いい意味で)二流のバラディアー、更にいえば“田舎のルー・ロウルズ”といった雰囲気が非常にいい味をかもし出している。個人的には大好きなビリー・ポールの「Let's Make A Baby」のカバーが嬉しいし、ルー・ロウルズの「You'll Never Find Another Love Like Mine」を気どって歌っている様子もほほえましい。時折思い出したようにCD棚から取り出して聴いて、和みたい一枚。


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Percussion Explosion! - Herman Kelly & Life (Alston/Ultra-Vybe)



こちらは数年前に再発されたが、入手し損なっていた一枚。パーカッショニスト、ハーマン・ケリーがリーダーとなってリリースした1976年作で、ここに収録されている「Dance to The Drummer's Beat」は後年頻繁にサンプルのネタにされる定番ブレイクビーツとなった。ブラジルとマイアミで録音されたという各トラックはラテン・ディスコが基調となっており、どれも“使えそう”な楽曲が並んでいる。


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Pure Miami Jewels: T.K. Soul Standards (T.K./Ultra-Vybe)



T.K.の再発シリーズに合わせてリリースされたサンプラー的コンピレーション。「T.K. Soul Standards」というタイトルを見てありきたりなヒット曲集なら興味がないなとスルーしかけたが、収録曲を確認したら超メジャーな曲の収録を極力避けながらマイアミ・ソウルの魅力を伝えるなかなかの力作コンピだった。このCDで初めて名前を聞くアーティストもおり、T.K.レコードの奥深さを思い知らされる一枚になっている。今後のシリーズの展開を楽しみにしたい。


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2016年02月07日

Adrian Younge presents Something About April II performed by Venice Dawn (Linear Labs)



R&Bプロデューサー、エイドリアン・ヤングの存在を知ったのは2013年にリリースされたデルフォニクスの復活アルバムを聴いたことがきっかけ。ここから彼が所属するバンド、ヴェニス・ドーン名義の『Something About April(2011年発表)』にたどり着き、その1970年代趣味にすっかり夢中になってしまったのだが、先日これの第二弾となるアルバムがリリースされた。もはや彼にとってのメイン・プロジェクトに格上げされた印象の本作は70年代テイストも色濃く残しつつかなり今日的なサウンドになっており、ラファエル・サディークや最新作をヤングが手がけたビラルなど豪華なゲスト陣も迎えられ、彼の本気度がうかがえる内容となっている。このアルバムを引っさげ、3月には彼の来日公演も敢行されるという。これは観に行かないわけにいかない・・。


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Black Dynamite: Original Score Composed and Produced by Adrian Younge (Linear Labs)



こちらはエイドリアン・ヤングがその活動の初期に手がけた作品で、1970年代のブラックスプロイテーション映画のパロディ的なコメディ『Black Dynamite(2009年)』サントラの再発盤。アイザック・ヘイズやカーティス・メイフィールドなどを彷彿させる70年代風R&Bサウンドに、変則的なヒップホップのビートを絡ませる手法は現在も一貫している。再発にあたってボーナスに作品のインスト・ディスクを付けてみせるトラックメーカーとしての自信満々ぶりが頼もしい。


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Linear Labs: Los Angeles (Linear Labs)



エイドリアン・ヤングが主宰するレーベル「Linear Labs」が昨年リリースしたレーベル・サンプラー。ヤング自らの楽曲から彼が手がけたソウルズ・オブ・ミスチーフ、ゴーストフェイス・キラーのアルバムからのカット、そして忘れちゃいけないデルフォニクス(ウィリアム・ハート)などファミリーが総出演。サウンドに統一感があるので様々なアーティストが入れ替わり立ち代り登場しても違和感はなく、一枚のアルバムとして聴き通せてしまう。


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2016年02月04日

Glad All Over - Dave Clark Five (Oldays)

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1963年暮れにリリースしたメジャーで3枚目のシングル「Glad All Over」がビートルズの「I Want to Hold Your Hand」を蹴落としてUKチャートのトップに輝くという、ど派手なブレークを果たしたロンドン出身のビートグループ、デイヴ・クラーク・ファイヴは、アメリカでは「エド・サリバン・ショー」への頻繁な出演が強力な後押しとなり、1964年から66年にかけて本国をしのぐ勢いでヒット曲を連発した。この“ブレーク期”にあたる1964年にアメリカでリリースされた3枚のアルバムが今回日本で紙ジャケ化されたが、シングルでは限られた曲でしか聴けない彼らのメロウな側面が楽しめたり、多分に穴埋め的な印象が強いインスト曲の中にも意外と味わい深いものがあったりと、これまでベスト盤だけで済ませてきたオールディーズ・ファンには発見の多い企画となっている。続いて1965年にリリースされたアルバム諸作の再発も、早いところ実現していただきたいところ。


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2016年02月01日

Divers - Joanna Newsom (Drag City)



洋楽の新譜を熱心に聴かなくなって10年近くになるが、聴いていた最後に近い時期に存在を知ったアーティストの一人がグランドハープを弾き語るシンガーソングライター、ジョアンナ・ニューサム。彼女が2006年に発表したアルバム『Ys』のプロデュースをヴァン・ダイク・パークスが務めたことに興味を惹かれ聴いてみたところその個性的な世界に大変な衝撃を受け、個人的にはこの時期の最も印象的なアルバムの一枚として記憶に残っている。

その後新しい情報を追うことなく10年近くが経過してしまった先日、偶然彼女の来日公演の情報を得、北品川のキリスト教会礼拝堂で執り行われたライブを観てきた。300人ほどの観衆の前でシンプルな編成のバンドをバックに披露された彼女の演奏と歌は優れてユニークなものだったが、それ以上に作品世界からは予想ができないくらい彼女の佇まいが普通の女の子っぽかったことにビックリした。会場で買い求めた最新盤CD(2015年発表)を持ち帰って、ライブの光景を反芻しながら何度も聴き返している。

本作は2010年発表の『Have One On Me(3枚組の大作だったらしい・・)』以来のオリジナルアルバム(通算4作目)で、作品を聴いてみての印象は『Ys』とあまり変わらないが、以前はそのエキセントリックさにハラハラさせられた部分がだいぶ丸くなり、包容力を増したように感じる。『Ys』から10年がたち(とはいってもまだ彼女は34歳だそうだが)、結婚もし、内面的な成長・充実ぶりが作品に表れているのだろうと思う。今後は僕もサボることなく、彼女の活躍ぶりを追いかけていくことにしたい。


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