2015年11月28日

Island in The Sun: The Harry Belafonte Hits Collection 1953-1962 (Jasmine)



“ハリー・ベラフォンテ=カリプソ”ではない、というCD。なにしろ彼の初期のヒットには「ゴメンナサイ」なんて曲まであるのだから。ベラフォンテは第2次世界大戦後間もなくからニューヨークに黒人ばかりが出演する劇場を立ち上げて活動しており、そのレパートリーはミュージカルナンバーからフォークソングまで多岐にわたる。1950年代に入ってRCAビクターと契約し、57年に評判を呼んだのがジャマイカのカリプソ(本当は“メント”)で、この路線の成功により彼はスターダムにのし上がったが、実はこの手の作品を彼はデビュー当初から録音していたことがわかる。1953年〜62年に英米でヒットを記録した楽曲を中心に集められたこのCDには、いわゆるカリプソに加え、ポピュラーナンバーやフォーク、スタンダード化したクリスマス・ナンバー「Mary's Boy Child」など彼の美声が味わえるナンバーが多数収録されている。


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Freedomland U.S.A. (Sepia)



1960年代前半、ニューヨークのブルックリンにディズニーランドを上回る広大なテーマパーク「フリーダムランドUSA」が存在したという。フィクションではなくこれは史実で、ディズニーランドの建設にも携わったというコーネリアス・ヴァンダービルト・ウッドが1960年にオープンした同園のテーマは「世界最大のファミリー向け屋外娯楽施設」。アメリカ合衆国の地形を模して造成された広大な敷地は6つのエリアで構成され、それぞれニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコなど古き佳きアメリカの街並みが再現されていたとか。運営体制の不備や財政の破たんにより結局5年ともたず閉園されてしまったという同園の説明が長くなってしまったが、このCDは来園記念品として同園で販売されていたレコードを復刻したもの。各エリアやアトラクションのテーマ曲を作曲したのは「Three Coins in The Fountain」や「Time After Time」といったスタンダードを生み出したジューリー・スタインとジョージ・ワイス、アレンジはフランク・デ・ヴォルが担当し、リチャード・ヘイズ、ジル・コーリー、ジョニー・ホートンといった人気シンガーが参加・・とかなり力の入った内容になっているが、短命に終わった同園の物語を知った上で聴くと、陽気な楽曲も何となく虚しく耳に響いてしまう。。


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Forever in Tune - Neal Hefti & His Orchestra (Jasmine)
The Neal Hefti Collection 1944-62 (Acrobat Music)



『Forever in Tune』はニール・ヘフティが1950年半ば〜60年代前半に発表したイージーリスニング・アルバム4枚を集めたもの。ヘフティといえばポップスファンは「Batman」がまず思い浮かぶと思うが、それと比較すればこの時期はかなり大人しめな印象。62年発表の『Jazz Pops』はグラミー賞にノミネートされている。もう一つ『The Neal Hefti Collection』は彼がウディ・ハーマン楽団でキャリアをスタートさせた1944年から62年までに参加したり、アレンジを手がけたりした録音を集めた4枚組で音質に問題のあるトラックも多いが、資料としては大変有難い作品集となっている。


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2015年11月25日

All to Bring You Morning - Johnny Harris (Warner Bros./Warner Music Japan)

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イギリスのアレンジャー/プロデューサー、ジョニー・ハリスが1973年に制作したアルバム。参加ミュージシャンにイエスのジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウ、そしてイエス加入前のアラン・ホワイトの名前があるためプログレのレア盤として今回日本盤CDが発売されたが、内容はほぼ純粋なイージーリスニング・アルバム。上記3名が顔を揃える約15分に及ぶタイトル曲の世界がアルバム全篇で展開されていれば、デヴィッド・アクセルロッド的な実験作との評価もあったかもしれないが、その他の曲が割と差し障 りのない録音ばかりなのでプログレに疎い僕には“一部でベースとドラムが頑張りすぎ(ギターはあまり存在感がない)なイージーリスニング”にしか聴こえない(笑)。


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Music to Watch Girls By - The Bob Crewe Generation (Parlophone/Warner Music Japan)



映画「ジャージー・ボーイズ」でも強烈なキャラクターが印象的だった“オネエプロデューサー”ボブ・クリューは、フォー・シーズンズを成功させただけでなく自らプロダクションやレーベルを立ち上げ、1960年代から70年代にかけていくつものヒット曲を生んでいる。彼自身の名義としては恐らく一番有名なのがこの作品で、彼のレーベル「ダイノヴォイス」から1967年にリリースされたインスト・アルバム。アンディ・ウィリアムスのボーカル・バージョンも大ヒットした「恋はリズムにのせて」以下、クリューのオリジナルとスタンダード曲が若干サイケなテイストで収められている。同時にCD化されたミッチ・ライダーとデトロイト・ホイールズの他にもダイノヴォイスには魅力的な作品がいくつも残されているので、再発シリーズがこれだけで終わらず続きがあることを祈りたい。


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The Best of The 50 Guitars of Tommy Garrett Vol.1 & 2 (Varèse Sarabande)



トミー・ギャレットの名を聞いてピンとくる音楽ファンは非常に少ないと思うが、彼のニックネーム“スナッフ”がつけば、その名を知らないオールディーズファンは恐らく“にわか”扱いを受けることになるだろう。リバティ・レコードを本拠にボビー・ヴィーやゲイリー・ルイスなど数多くの60年代ポップスの名曲を制作した彼は、同時期に「50 Guitars」のユニット名でイージーリスニング・アルバムを何枚もリリースしている。この2枚のベスト盤は「50 Guitars」約10年間の録音からセレクトされたもので、ギターたちの正体はバーニー・ケッセル、グレン・キャンベル、トミー・テデスコといった通称「レッキング・クルー」の面々。ギャレットなりの“ウォール・オブ・サウンド”が楽しめるインスト集。


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50 Guitars Go South of The Border Vols. 1 & 2 - The 50 Guitars of Tommy Garrett (Jasmine)



トミー・ギャレットの「50 Guitars」が最初にリリースした2枚のアルバムの2イン1(リリースは1961年と62年)。当時“エキゾチック・サウンズ”をはじめインスト・ミュージックが人気を博していたこともあり、第一作目はビルボードのアルバムチャートにランクインする好セールスを記録。アルバムのタイトルにある通りメキシコはじめ中南米の音楽が集められた内容になっているが、ちょうどこの頃ハーブ・アルパートもよく似たコンセプトでティファナ・ブラスを立ち上げているので、当時この手の音楽にビジネス・チャンスを見出したプロデューサーは多かったのだろう。サウンドは心地よいがティファナ・ブラスのようなパンチには欠けるかな?という印象。


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2015年11月22日

Pot Luck - Spooner Oldham (Light in The Attic)



マッスルショールズから数多くのソウル/ポップ・クラシックを送り出したソングライター、スプーナー・オールダムが1972年に制作しながら当時ほとんど市場に流通しなかったという唯一のソロ・アルバムが初CD化。彼の素朴なボーカルが楽しめる。彼が過去に手がけたヒット曲のメドレーも収録されているが、インストなのでこの曲のみを目当てに入手すると期待はずれな思いをするかもしれない。


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Greasepaint Smile - Elyse Weinberg (Numerophon/Numero Group)



1968年にアルバム『Elyse』一枚を残してシーンから姿を消した女性シンガーソングライター、エリース・ワインバーグがセカンド・アルバム用に1969年に録音しながら所属レーベルの倒産によりお蔵入りとなってしまった音源の発掘盤。このセッションからはニール・ヤングがギターで参加した「Houses」がファースト・アルバムCD化の際にボーナス収録され一部マニアの間で知られていたようだが、他の曲にもJ.D.サウザーやニルス・ロフグレンの参加が確認されており、初期西海岸ロックのサウンドが楽しめる内容になっている。彼女のハスキーなボーカルで歌われた作品の質はどれも高く、このジャンルのファンであれば嬉しい発見になると思う。


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Souled/For My Love... Mother Music - Jose Feliciano (BGO)



ホセ・フェリシアーノの1968年&1974年作カップリング。68年にリリースされた『Feliciano!』で一大センセーションを巻き起こした彼が、同アルバムがロングセラーを記録する中リリースしたのが『Souled』。スタイルは前作とほぼ同じで二番煎じ感なきにしもあらずだが、シングルカットされた曲はいずれもヒットチャート入りを果たしている。一方の『For My Love... Mother Music』はスティーヴ・クロッパーをプロデューサーに迎えカリフォルニアで録音されたアルバムで、曲によりタワー・オブ・パワーやキム・カーンズ、マーサ・リーヴス、グラディス・ホートンなど豪華なゲストが参加している。クロッパーのプロデュースということで一部サザン・ソウルテイストが感じられるが、基調はいつものフェリシアーノ節。


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2015年11月19日

Kootch - Danny Kortchmar (Warner Bros./Warner Music Japan)



ジェイムス・テイラーやキャロル・キングのバンドメイトとして知られ、数年前に実現した二人のジョイント・ツアーにも参加していたダニー・クーチことダニー・コーチマーの初ソロアルバム(73年作)。テイラーのバックバンドから派生した「セクション」のメンバーとして数枚のアルバムを発表した後の作品で演奏は非常にファンキー、中でもフリーソウル界隈で人気の高い「For Sentimental Reasons」は古典的名演。ソウルやラテンの影響も窺える“プレAOR”な一枚。


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Peter Gallway (Reprise/Warner Music Japan)



フィフス・アヴェニュー・バンド〜オハイオ・ノックスのピーター・ゴールウェイの、自身の名義としては初となる1972年発表作。この人には長年「パイド・パイパー・ハウス」人脈の熱い支持があり日本の音楽ファンにはよく知られた存在(僕も学生時代に彼の来日公演を観たことがある)だと思うが、なるほどサウンドは如何にもアメリカ東海岸風の洒脱なもので、彼のボーカルにはジョン・セバスチャンからの影響もところどころ窺える。自分の部屋よりはロックバー(こういうアルバムの雰囲気が似合う店は現在かなり少なくなっていると思うが)でまったりと聴きたい作品。


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Barbara Keith (Reprise/Warner Music Japan)



ニューイングランド出身の女性シンガーソングライターが1973年に発表したセカンド・アルバム。フリーソウルの再発シリーズの一環でリリースされたのはボブ・ディランのカバー『見張り塔からずっと』の演奏のファンキーさからだそうだが、アルバム全体はもっと落ち着いた雰囲気のカントリーロック(プロデュースはディラード&クラークやフライング・ブリトー・ブラザーズを手がけたラリー・マークス)。お洒落なクラブ向け音楽として聴くと【??】だが、素朴なシンガーソングライター作品としてならばかなりいい線いっている。


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2015年11月16日

The Bootleg Series Vol.12: The Cutting Edge 1965-1966 [Deluxe Edition] - Bob Dylan (Columbia/Legacy)



再発市場の年末商戦がスタートし、まず届いたのがボブ・ディランが1965年〜66年に残したスタジオ録音のアウトテイクばかりを集めた6枚組ボックス。65年〜66年といえば彼がフォークロック・サウンドに没頭して『Bringing It All Back Home』『Highway 61 Revisited』『Blonde on Blonde』とロック史上最重要とされるアルバムを立て続けに生み出していた時期で、このボックスはブライアン・ウィルソンでいえば『Pet Sounds Sessions』と『Smile Sessions』を一緒にしたようなもの。少々高価でも購入しないわけにいかない。どのセッションも非常にハイテンションで進められていて、たとえ未完成バージョンであってもまったく冗長さを感じることなく全6枚を聴くことができる。中でも圧巻は「Like A Rolling Stone」のセッションだけを収めたCD3で、当初6/8拍子で録音されていた曲が徐々に激しさや鋭さを増していく様子が手に取るようにわかる。なお彼のオフィシャルサイトではこの時期にスタジオなどで録音されたすべてのテイクを収録した18枚組(!)というのも販売されているそうだが、それを入手するほどのマニアの資格は僕にはないかな・・と遠慮させていただくことにした。


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The Beatles 1+ [Deluxe Edition] (Apple/Universal)



2000年にリリースされたビートルズのベスト盤『The Beatles 1』のアップグレード版。今回の目玉は彼らにとって初めてだというミュージック・ビデオ集が付く点で、発売前に各通販サイトがディスカウント合戦を行ってくれたことの恩恵により、僕はおまけのブルーレイがもう一枚付いたデラックス・エディションを比較的安価に入手できた。CDの方はおそらく一度も聴くことがなさそうなので紹介は割愛(笑)。映像は見慣れたものが多いものの画質がかなり改善されており、特にカラーの映像は非常に刺激的。若き日のメンバーたちの美男子ぶり(笑)が楽しめる。なおこのボックス、我が家では2人の幼い息子たちがいずれ一般教養として本作を観てくれることを期待しての“教育投資”でもあるのだが、その時までブルーレイというメディアが健在でいてくれるかが、唯一の懸案事項となっている・・。


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Astral Weeks [Deluxe Edition] - Van Morrison (Warner Bros.)
His Band and The Street Choir [Deluxe Edition] - Van Morrison (Warner Bros.)



まもなくソニーがスタートさせるヴァン・モリソンの壮大な再発シリーズの露払いとして、彼が60年代末〜70年代初頭にワーナーからリリースした2作のアップグレード盤がリリースされた。1968年にリリースされたワーナー移籍第一弾『Astral Weeks』は、当時サイケデリックからロックの原点回帰を志向していた他の多くのアーティストとはまったく別の視点(より先を見据えた)で制作されたアコースティックなロック・アルバムで、ヒットチャートに登場するような売れ方はしなかったものの、リリース以来現在までワーナーが一度も廃盤にしたことがないといわれるロングセラー作品。もう一枚『His Band and The Street Choir』は70年にリリースされた『Moondance』の好評を受けて同年に録音された作品で、ここからは全米TOP10入りを果たした「Domino」はじめ3曲のチャートヒットが生まれた。今聴くと非常に地味なアルバムだが、彼のキャリアの形成期に大きく貢献したヒット作である。


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2015年11月13日

The Kind of Girl You Can't Forget: The Early Years 1962-1964 - Ellie Greenwich (Rare Rockin')

ジェフ・バリーとのコンビで1960年代のアメリカン・ポップスを支えたソングライター、エリー・グリニッチが、その全盛期に他のアーティストに提供した楽曲や、彼女自身が吹き込んだデモ録音等を集めたコンピレーション。当時ポップスの単純明快な魅力を生み出す技量にかけて恐らく彼女とバリーのコンビに適う者は他になく、その最高傑作がロネッツの「Be My Baby」なのだと思うが、逆にその単純明快さが今日彼らにバカラックやバリー・マンほどの高い評価が与えられない要因になっているのではないか?とも思われる。ビートルズ前夜の“正しいポップス”がぎっしり詰まった1枚。

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A Sound for All (Four) Seasons: A Selection of Jersey Harmony Sound-A-Likes (Teensville)



伝記映画やミュージカルのヒットにより日本でも格段に認知度が上がったフランキー・ヴァリとフォー・シーズンズ。1960年代の本国における彼らの人気は絶大なもので、その成功にあやかろうとスタイルを模倣したアーティストは当時枚挙に暇がなく、しかしそのほとんどがヒットチャートに爪痕さえ残すことができずシーンから消え去った。このコンピレーションはフォー・シーズンズが確立した“ファルセット+コーラス”のスタイルで打って出たアーティストたちの録音集。このスタイルはオールディーズの黄金パターンでもあるので、有名無名問わずとにかく楽しめる楽曲が目白押し。中でも本作中6曲を占めるフォー・エヴァーズは制作も作曲もフォー・シーズンズとまったく同じ布陣で送り出された“公式ライバル(笑)”。作品の質は高いので、売れなくても当時もっと録音を残しておいてくれたらよかったのに・・・と、無責任なことも思ってしまった。


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The London American Label Year by Year: 1966 (Ace)



アメリカの独立系レーベルの音源をワンショットで契約しイギリスでレコードをリリースしていたロンドン・アメリカン・レーベルの1966年編。ソフトロックやガレージロックと呼ばれる類いの音楽の割合が格段に増えて楽しい上、後年メジャー・レーベルに吸収されていくマイナー・レーベルの作品が、こんな形でイギリスでもシングル盤がリリースされていたのか。という意外な事実を知ることができる。以前も書いたかもしれないが、このロンドン・レーベル経由で日本盤シングルがリリースされたアメリカの楽曲も実は多いので、とても他人ごととは思えないシリーズである。


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The Birth of Surf Volume 3 (Ace)



英エイス・レコード編纂の「サーフ・ロックの歴史」第3集。ヒットチャートに登場するようなメジャーな曲はごくわずかで、メジャー・アーティストでも代表曲とはされていない曲や、知る人ぞ知るマイナー・アーティストの作品に焦点が当てられたコンピレーションになっている。“パンクロック”という言葉がまだなかった時期のロックが持つ暴力性と、アメリカ西海岸特有のウェットな音階(元スペイン領文化?)の奇妙な融合が楽しめる。


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2015年11月10日

The Warner Bros. Years 1971-1977 - America (Warner Bros.)



昨今の廉価アルバムボックス・ラッシュの影響で、これまでベスト盤だけ聴いて済ませてきたアーティストのオリジナルアルバムを聴く機会が増えた気がする。「一番好きなバンドはアメリカ」という音楽ファンに会ったことがない替わりに、嫌いな人もそういないだろうという彼らが全盛期にワーナーから発表したアルバム8枚を収めたボックス(これはあまり廉価ではないが・・)もそんな中で入手した一つ。1971年の「名前のない馬」で全米ナンバー1に輝き、セカンド・アルバムからは毎作「H」ではじまるタイトルに統一し、4枚目からはジョージ・マーティンがプロデュース・・という“ヒットの公式”を手に入れた時期の彼らの作品は、どれもラジオ・フレンドリーで耳に馴染みやすい。繰り返し聴くことはないかもしれないが、CDコレクションの中にあっても邪魔には思わない作品群。


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Planes/Never Even Thought - Colin Blunstone (Cherry Red)



“コリン星の王子様(古い!)”コリン・ブランストーンがエルトン・ジョンのロケット・レーベルから発表したアルバム2作の2イン1。1976年の『Planes』は当時活動の拠点をアメリカ西海岸に移していたブランストーンをアメリカで売ろう!という雰囲気満々のアルバムで、プロデュースはガス・ダッジョン、ソングライターにはエルトンをはじめニール・セダカ、キキ・ディーなど“ロケット・ファミリー”総出でバックアップした様子がクレジットから窺える(でも売れなかった・・)。78年の『Never Even Thought』は収録曲の殆どがブランストーン自身のペンによる作品。プロデュースはスティーリー・ダンのエンジニアとして知られるビル・シュネーが担当しており、サウンドがかなりモダンになってAORというよりは日本でいう“シティ・ポップ”に近い雰囲気(これも売れなかった。。)。彼の初期の作品とはテイストが異なるが、ソフトな魅力は相変わらず。


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The Beckies (Sire/Real Gone Music)



アメリカのパンク/ニューウェーブ・シーンに多大な功績を残したサイア・レコードが1976年に契約したパワーポップ・バンド、ベッキーズ唯一のアルバム。誰??という感じだが、これは1960年代にはレフト・バンク、70年代はストーリーズの創立メンバーとして活躍したマイケル・ブラウンの新機軸。パンク/ニューウェーブ前夜の雰囲気を濃厚に感じさせるパワーポップが聴ける一方、如何にもブラウンらしい耽美的な世界が垣間見えるところが非常に面白い。


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Absolutely The Best of The '70s - Bo Donaldson and The Haywoods (Airline)



1974年に「Billy Don't Be A Hero(悲しみのヒーロー)」の全米ナンバー1ヒットを放ったボ・ドナルドソン&ザ・ヘイウッズ。彼らの作品はこの曲とあともう1曲のTOP40ヒット「Who Do You Think You Are(名曲!)」をオムニバスCDで聴くことしかできなかったので、この単独CDのリリースの報を聞いて内容も確認せずに注文してしまった。で、届いたCDを聴いて吃驚、なんと2015年の最新録音(!!)。彼らは現在当時のヒットだったら誰の曲でも演奏する、いわゆる「TOP40バンド」になっているようで、アルバム収録曲の殆どは他人のヒット曲。でも本作のプロデューサーはロン・ダンテが担当していて、中途半端に本格的なのがなんとも憎い・・。しかし普通ベイ・シティ・ローラーズの「Saturday Night」なんて録音するか?あとジグソーの「Sky High」とか・・・。一応演奏はちゃんとしており、ボ・ドナルドソンの歌声も若々しいことを書いておくが、これは相当な物好きでないと楽しめないアルバムだと思う。逆にこういうものを楽しめる方には堪らないアルバムなのかも。。とにかく彼らの70年代のオリジナル録音を復刻してくれるレーベル、勇気あるそのレーベルの登場をもうしばらく待つことにしたい。。。


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2015年11月07日

Six Classic Albums plus Singles 1954-1962 - Frankie Avalon (Real Gone Music)



恐らく現存する最高齢のアイドル・ユニットであるフィラデルフィア御三家“ザ・ゴールデン・ボーイズ”の一員として同郷のボビー・ライデル、フェビアンと共に現在も精力的にステージ活動を行っているフランキー・アヴァロン。彼のコンピレーションをこれまで何種類も入手してきたが、多分これが全盛期の録音をほぼコンプリートに収めた決定盤だろう。元々天才少年トランペッターだった彼(1954年録音のトランペット・インストもここに収められている)は、軽薄なティーン・アイドルを演じるため鼻をつまみながらレコーディングを行ったりしたそうだが、これが大変な人気を呼び、結果数十曲というヒットを生んだ。彼がヒットチャートから姿を消す1962年(その後70年代に代表曲「Venus」のディスコ・バージョンで一時的に復活するが)までに発表したアルバムとシングルを網羅したこの4枚組は“元祖ティーン・アイドル”の全貌を知ることができる素晴らしい企画盤である。


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Return of The Original American Idol: All The Albums 1961-1962 - Bobby Rydell (Jasmine)



イギリスのJasmineによるボビー・ライデル作品集第2弾は1961年〜62年にリリースしたアルバム・コレクション。ヒットシングル満載の第1弾と比較して華やかさは欠けるが、当時彼が目指していた“大人の歌手への仲間入り”への模索がよくわかる内容となっている。既にCD化済みの『Bobby Salutes 〜』と『At The Copa』は彼のルーツであるユダヤ系エンターテイナーたちへの敬意が表れた作品。レーベルメイト、チャビー・チェッカーとの共演アルバムと当時のヒット曲を取り上げた『All The Hits』はアイドルとしての彼の側面を捉えており、最後の『An Era Reborn』では再び“大人の鑑賞に堪える”路線へ。“元祖アメリカン・アイドル”であると同時に若手実力派シンガーでもあった彼の魅力を知りたい“ライデル上級者”向けの好企画。


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The Complete US & UK Singles As & Bs 1957-62 - Jimmie Rodgers (Acrobat Music)



1957年の全米ナンバー1ヒット「Honeycomb(蜂蜜むすめ)」で華々しく登場したジミー・ロジャースは、フォーキーなテイストの“(この言葉あまり好きではないのだが)ほっこり系”ヒットを数多く放ったアーティスト。両面ヒットが多くこういうアーティストはチャートヒットをすべて収めたベスト盤がなかなか出ないのだが、今回は“Complete”が謳われているので安心して入手できる。イギリスのみでヒットを記録した作品もありこの企画は大変有難い。なお彼はこの後も60年代末まで細々とヒットを飛ばし続けるので、そのあたりの作品も(CD化されていたはずなので)この機会に探してみたい。


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2015年11月04日

Salseando: Selected by Raphael Sebbag (Mericana/Salsoul Salsa Series/Octave-Lab)



Salsoulレコードにはラテン・セクションがあったそうで、同レーベルおよびサブ・レーベルの「Mericana」からリリースされたサルサ・アルバムを日本でCD化する企画が始まった。ストレートなサルサは個人的には苦手な方だが、Salsoulの面々が手がけているのであれば何か新しい発見があるのでは?と淡い期待を抱いてU.F.O.のラファエル・セバーグが選曲したレーベルのコンピレーションを入手してみた。結論からいうと苦手なタイプの曲の方が多かったが(笑)ラテンジャズやR&B色の強いナンバーに聴きものが幾つか発見できた。興味を惹かれた分野には、当たりはずれ気にせず今後も攻めていきます!


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Spaced - Milton Wright (Groove-Diggers/P-Vine)



ベティ・ライトの実兄ミルトン・ライトが1975年にリリースしたファースト・アルバム「Friends and Buddies」を先日入手して聴いたら素晴らしすぎたので(特に初期バージョンの方が!)77年発表のセカンドも入手してみた。内容はファーストには及ばないものの、こちらでもフリー・ソウルファン好みの佳曲を何曲も聴くことができる。マイアミ・ソウルは奥が深い。今後も意欲的な再発企画に期待。


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Come On In Love - Jay Dee (Real Gone Music)



1960年代にボブ&アールの“アール”として「Harlem Shuffle」を、ジャッキー・リー名義で「The Duck」をヒットさせたアール・リー・ネルソンが、1974年に今度はジェイ・ディーを名乗りバリー・ホワイトの全面プロデュースの下発表したR&Bアルバム。バリー・ホワイト色が強い、というよりは、マーヴィン・ゲイとアイズレー・ブラザーズを足して2で割って、若干水増ししたような内容。ここからは「Strange Funky Games and Things」が小ヒットを記録している。


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2015年11月01日

Reaching Out: Chess Records at FAME Studios (Kent Soul)



本社の所在地がシカゴだったためノーザン・ソウルのくくりで語られがちなチェス・レコードだが、様々な地方のレーベルの音源を配給して全国ヒットを生んでおり、1960年代後半にはアラバマ州マッスルショールズのFAMEスタジオで制作された音源を買い上げたり、自社所属のアーティストを当地に送り込んで録音を行ったりと、時代の趨勢へのキャッチアップを試みていた。本コンピレーションはチェスが配給したFAMEスタジオ制作作品を集めたもので、プロデュースはすべて同スタジオのオーナー、リック・ホール。この中で一番知られているのはエタ・ジェームスの一連の作品だと思うが、「Tell Mama」「I'd Rather Go Blind」といった最重要曲をはずしているのは、そこら辺は彼女の個別盤で聴いて下さいということなのか。R&Bチャートにランクインした曲は少ないが、どれも非常に聴き応えがある。


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The Very Best of Bettye Swann: Money・Capitol・Fame・Atlantic Recordings 1964-1975 (Kent Soul)



ベティ・スワンはいくつかのレーベルを渡り歩いてヒットを飛ばし続けたので、これまでレーベル別のコンピレーションはあったものの、彼女のキャリアを総括したベスト盤が存在しなかった。今になってようやくリリースされたのが本盤で、残念ながらすべてのR&Bヒットを網羅しているわけではないが、これで一応彼女が活躍した時代の代表曲を一枚で聴くことができるようになった。1960年代半ば〜70年代半ばのソウル黄金期に生まれた、味わい深い南部ソウルを堪能できる。


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