
この2〜3ヶ月の間にユニヴァーサルから多数出された2枚組の「全集」シリーズ、価格も良心的(2,500円)なので収録曲リストを詳査してあれこれ購入を検討したのだが、意外と購買意欲をそそられるものが少ない、というか過去に出されたコンピレーションと比較してはっきりした違いがないものが多く、結局殆どをスルーする結果となってしまった。
が、選曲担当者の違いなのかフランス系のアーティストはどれも概して内容がよく、僕は以前掲載したセルジュ・ゲーンスブールとジュリエット・グレコ、そしてこのブリジット・バルドーの3組を入手した。「イニシャルB.B.」ことバルドーはいわずと知れた大女優で、代表作も数多いが、歌の方も数々の著名な作曲家から作品の提供を受けており、女優の余技では片付けられない内容の作品を残している。中でも興味深いのがセルジュ・ゲンスブールとのコラボレーションで、「ジュテーム」「ボニーとクライド」などでジェーン・バーキンとはまた違ったテイストの絡みを聴かせる。
彼女の歌声はその容姿ほど麗しくはないものの、我々が「フランス女」と聞いてイメージするあらゆる要素を持ち合わせており「おフランス」な雰囲気が存分に楽しめる作品集になっている。データ面の記載が殆どないためレコーディングの詳細や発表年すらこのCDからは知ることは出来ないのだが、彼女の入門編としては質・量ともに申し分ないだろう。僕も勉強させていただきます。
もう1枚、コリーン・ラヴェットの名前を聞いてすぐに「ああ、あの曲の」と思い当たる音楽ファンは、多分50代以上の「ユア・ヒットパレード」派か、モンド系マニアに限られるのではないかと思う。1966年に我が国でヒットしたポップ・フォーク調(というかシャングリラス調??)の「Freckle-Faced Soldier(帰らぬ少年兵)」は2年くらい前に「栄光のラジオ・デイズ・ヒッツ」シリーズに収録されたため現在は容易に聴くことができるようになったが、彼女のキャリアの詳細を知る人はごくわずかのはず。洋楽ポップスの「一発屋」系でいえば「太陽に歌って」のゲイル・ガーネットに通じる雰囲気を持つラヴェットは「〜少年兵」のヒット後しばらくたった1973年に唯一のアルバムを本国カナダで発表しており、このアルバムのモンドな雰囲気がごく一部のマニアの間で話題になっていたそうだが、今回それがCD化されてしまった。聴いてみるとこれがお色気たっぷりなフリー(キー)フォークで、マニア人気が高い理由もわかる気がする。
アルバムのテイストは「フォーク」という意味ではドノヴァンの「A Gift from A Flower to A Garden」あたりに、「フリーキー」という意味では以前やはり「Fallout」から復刻されたロバート・カレンダーの「Musee De L'impressionisme」あたりに通じるものを感じさせるこの作品のキーワードは「ヒッピーの女神(Hippie Goddess)」「天然なアシッド感」そして「フリーセックス」。口許と股関節の緩そうな感じがなんともたまらないが、最後まで気をしっかり保って聴き続けるのは少々辛い・・。ボーナストラックには件の「〜少年兵」とシングル・カップリング曲だった「ゴー・ゴー・ガール」を収録。彼女は現在も姉妹デュオとして方々をツアーして回っているそうで、消息が気になる方はオフィシャルサイトも要チェック。









「Sunshine Girl」以下何枚かの
いつの間にか出ていたトーケンズの

















