「Come
into My Music Box」はマンフレッド・マンの元フロントマン、ポール・ジョーンズがグループ独立後に発表した録音集第3弾。
60年代末ということでサイケ色も強く、内省的な作品が多い。当時のヒット曲のカバー(ヒットミュージカル「ヘアー」からの作品もあり)は安易な出来のものが多いが、何曲かではまるで初期のデヴィッド・ボウイのような妖しいテイストも感じる。
バンド時代、あれほど輝いていた彼の才能は、残念ながらソロに転じて正当な使われ方がされなかったようだが、念入りに各曲をチェックしてみると、時折意外な佳曲に巡り会う瞬間がある。
もう1枚は「メガネ美人」ジェニファー・ウォーンズが1968年と69年に「ジェニファー」名義で発表した「I Can Remember
Everything 」と「See Me,
Feel Me, Touch Me, Heal Me」をカップリングしたもの。
当時ミュージカル「ヘアー」に出演していた彼女の、スリー・ドッグ・ナイトより先にチャートインを果たした「Easy to Be Hard(最高128位)」も収録。舞台出身のためやたら声を張り上げたがるのが難点だが、ウィスパー・ボイスで歌われる曲はなんとも言えないよさがある。
因みにジェニファー、この時期の作品は大嫌いだそうで、今回非常に久々のCD化。ライナーノーツには「ウォーンズ女史は今回のリイシュー企画への協力を慎んで断られました。」の記述あり。
最後のミシシッピー州で結成されたロックバンド「ゴーディアン・ノット」はガレージ・サウンドとソフトなハーモニーを融合させたポップロック・バンドで、タイプ的にはニュー・コロニー・シックスあたりに通じるテイストを持つ。
アルバム収録曲はいずれもソフト・ロックファンに満足のいく内容になっており、その向きを好む方は一聴をお奨めする。なおバンドメンバーのジム・ウェザリーは後にソングライターに転じ、グラディス・ナイト&ザ・ピップスに「Midnight Train to Georgia(夜汽車よジョージアへ!)」を提供した人なのだとか。彼は近年もカントリー畑で活躍中。
posted by yakame at 00:00|
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日記