2007年05月16日

New Orleans見聞録(レコードショップ編)

 今回の渡米目的の一つは「アナログ盤漁り」。やはりこれはアメリカでこそやって楽しい。ジャズフェス会場行きまでの僅かな時間帯を利用して訪れたニューオリンズのレコード店2店についてご報告を。

The Louisiana Music Factory

The Louisiana Music Factory フレンチクオーターの中心部分からミシシッピー河方向に数百メートル歩いたところにある「ルイジアナ・ミュージックファクトリー」は、ニューオリンズの音楽情報発信地的存在のスポット。新旧地元アーティストのCDやライブ情報などが入手出来るので、現地を訪れたら一度は立ち寄るべき店で、ジャズフェス週間の平日(フェスの中休み期間中)は1時間毎に様々なアーティストが入れ替り立ち替り無料のインストアイベントもやっているので、空いた時間にこれを観に行くだけでも楽しい店である。

The Louisiana Music Factory 店の商品陳列は1FがCD、2Fがアナログという構成。値段の付け方はそこそこで、中には珍しいものもあるかな・・という程度。今回は時間がなくて2Fに上がれず、1Fの店内を窺っただけでアナログ漁りが出来なかったのが残念でならない・・。

vieux carre vinyl

vieux carre vinyl 「ルイジアナ・ミュージック・ファクトリー」からひたすら街の外れに向かって歩き、フレンチ・マーケットの先まで行ったあたりにようやくある「vieux carre vinyl」は、以前「rock and roll collectibles」と称していたアナログ専門店。ここは凄い。在庫の量と質が他所と全然違う。もしかしたらアメリカで一番いい店なのかも・・と以前来た時思ったが、今回もまた思った。

 値段設定は相応に高く、どれを見ても最低20〜30ドル、50ドル前後のものも多いが、それ相応のレア度やコンディションなので、損した気にはならない。店主(40代くらい?)はオタク風ながらフレンドリーで、ディスカウントも結構聞いてくれるので、買物も楽しい。難を言えば在庫が多すぎ、しかもケースにギッチリ詰まっているので、とてもすべて見る気になれないところか。一度時間をたっぷりとって、じっくり取りかかってたい店である。そんな状況&時間が限られていた中今回購入したのは、下記の1枚のみ。

The Trout (MGM SE-4592)

The Trout ('68) これは結構前から気になっていたアルバム。パートリッジ・ファミリーの「I Think I Love You」やカウシルズの「Indian Lake」、ルー・クリスティの「I'm Gonna Make You Mine」などの“バブルガム”ヒットの作者として知られるトニー・ロメオが全編作プロデュースに関わった作品(リリースは1968年)で、その関連性が謎だったのだがアルバムを手にしてみて納得。「トラウト」はトニー・ロメオが在籍していたバンドだったのだ。

 トラウトはフランク&トニーのロメオ兄弟と女性シンガーのカサンドラ・モーガン(非常に歌が上手い)からなる3人組で、アルバムの雰囲気は「ポップ・コンセプト・アルバム」。この数年後にロメオが制作を担当する(トラウトの面々も全面的に参加した)ルー・クリスティ73年発表のアルバム、通称「Beyond The Blue Horizon」や、リチャード・ハリス同年のアルバム「My Boy」にも通じる雰囲気を持った1枚。ポップスマニアには聴き応え十分なアルバムだと思う。
posted by yakame at 03:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする