
今月も買ってしまったエイス・レコードのCD。今回もユニークなオールディーズのコンピレーションが届いた。
最初の「Beatlemaniacs!!!」は60年代のビートルズ人気に便乗して作られた「ビートルズをテーマにした曲」を集めたもの。90年代に日本の「エーサイド・レコード」が同旨の「ブラボー!ビートルズ:ビートルズ讃歌集」というCDを音源板おこしながら発売していて、そちらもマニアの知識が結集された素晴らしい内容だったが、今回それとダブるのは5曲のみ。比較的純粋なポップスが多かった「ブラボー!」に対し「Beatlemaniacs!!!」はバンド・サウンドの曲が多め、という印象か。作品が発表された時期はやはりアメリカ進出を果たした64年が圧倒的に多く、63年に早くもイギリスで作られていた2曲も収録。何故か65〜67年の“中期”の作品は殆どなく(この時期も「ビートルズ風」「サージェント・ペパーズ風」の作品は数多く存在するので、そこら辺を集めてみても面白いのかも知れない)“後期”68〜69年の作品がまた何曲か収録されている。この時期の作品が結構面白いので個々に紹介しておくと、まずは「ジョン、最近の貴方はおかしいわ。」とペトラ・クラーク風のボーカルで歌われる「John, You Went Too Far This Time(68年)」、グランド・ファンク・レイルロードの前身バンドである「ザ・パック」のリーダーだったテリー・ナイトがビートルズ・ナンバーの断片をサイケに織り込んで歌った「Saint Paul(69年米114位)」、謎のバンド「ミステリー・ツアー」が“ポール死亡説”に乗じて発表した「The Ballad of Paul(69年米104位)」などなど。
ビートルズ・マニア、そしてノヴェルティ好きには見逃せないCDでしょう。そしてもう一枚の「Intoxica!」は60年代のアメリカ西海岸で生まれた奇妙なインスト曲ばかりを集めたコンピレーション。アルバムのタイトルになっているレヴェルズの「Intoxica!(61年)」、酒を酌み交わしながら談笑する男女の声をフィーチャーした(チャート・マニアであれば一聴してジム・バッカス1958年のノヴェルティ・ヒット「Delicious!」を思い浮かべるはず)このヘンな曲を僕が初めて聴いたのは、今から10年以上前にリリースされたコンピレーション「Las Vegas Grind」で。「ストリップのBGM」をテーマにしたこの奇妙なCDは「ガレージ・ロックの名コンピ」としても知られており、サーフ・ロックから初期ガレージ、ラウンジ風、果てはジェイムス・ブラウンタイプの原始ファンクまで音楽のタイプは雑多ながら、その根っこはすべてしっかりつながっているという、まさに「耳からウロコ」な経験をさせてもらったシリーズだったが、今回調べたらこれってまだ続いているのだそうで、現在は最新盤「Vol.6」が入手可能らしい。「Intoxica!」に収められている音源はカーペンターズの故郷でもあるカリフォルニア州ダウニーにあった「Downey Productions」で制作されたもの。ここから生まれた最も有名な作品にはシャンテイズ63年の大ヒット「Pipeline」があるが、彼らの録音はなく、前述のレヴェルズ、63年に「The Boss」のヒットを放ったランブラーズ、R&Bのベテラン、チャック・ヒギンズあたりを除けば殆どが無名アーティストの作品ばかり。サーフ・ロックとR&B、更にメキシコをはじめとする様々な移民たちの音楽が混然となり、加えて当時サーファーの間で出回っていたドラッグの影響もあって生まれた「ストレンジ感」を全26曲通じて楽しむことができる。
オールディーズ・ファンというよりは、ガレージ・ファン、あとはモンド好き(??)向きな内容だろう。久々にこの手の音楽を聴いて蒐集意欲が湧いてきてしまったので、取り敢えず僕はこれまで買い逃していた「Las Vegas Grind」シリーズの残りをマーケットで探すところから再開しよう。







昨年の
そんな彼の全盛期、


















