
60年代後半のポップ・グループの中でも、特に好きな一つがカウシルズ。いわゆる“バブルガム・ポップ”系のファミリー・グループなのだがその音楽はカテゴリーを超えた魅力があり、僕はこれまでに出された彼らのCDほぼすべてを入手している。
イギリスのエル・レコードが今月リリースした新しいカウシルズのCDは副題のとおり「Angelic Psychedelia(いいタイトルだ!)」な作品を集めたコンピ。以前meantimeのホームページで彼らのCDを紹介した時も書いたが、カウシルズの作品はシングルとしてリリースされたものは別としてアルバム収録曲に結構翳りのあるナンバーが多く、それが大変な魅力になっていて、今回のCDではそこら辺を重点的に選曲してくれているのかな??と発売前から大変な期待をもって到着を待っていた。
全23曲入りのこのCDは大まかにいって二部構成になっている。まず前半12曲は彼らのベスト的選曲で「The Rain, The Park & Other Things(雨に消えた初恋)」をはじめとするヒット曲をほぼ網羅した“牛も知ってる”曲並び(??)。「〜 Psychedelia」がテーマであれば、はずすべきだったのでは?という曲調のものも入ってしまっているのは残念だが、彼らがMGMレコードからデビューする以前にリリースした2枚のシングルのB面曲「Could It Be, Let Me Know」と「Siamese Cat」は初めてのオフィシャルCD化なので、マニアには有り難い。
CDの後半11曲は彼らが70年に発表したアルバム「IIxII (Two by Two)」全曲で、どうやら今回のCDは同アルバムの音源をCD化することを主目的に企画されたようだ。僕は彼らが68年に発表したサード・アルバム「Captain Sad and His Ship of Fools」が好きなのだが、それをすっ飛ばしてCD化とは!と思ったが、激動の60年代を通過してすっかり成長した彼らはもはや「キッズ・グループ」ではなく、アルバムには後期ビートルズ(特にポール・マッカートニー)あたりから強い影響を受けた風の穏やかで内省的な曲が並び、かなりいい感じ。すみません、私の勉強不足でした・・。選曲は満点とは言わないが、色々収穫の多いCDであった。カウシルズがMGMレコードに遺した音源は、前述の「Captain Sad 〜」に収録されていた何曲かを除いてこれで殆どがCD化されたことになる(一部現在は入手困難)。とりあえずは揃った音源をつなぎ合わせ、僕が思うところの「Angelic Psychedelia」なカウシルズ像を作り上げてみることにするか。

MDを作ってみました。


























