2019年04月13日

Little Bit of Rain - Fred Neil (Wounded Bird)



フォークシンガー、フレッド・ニールが1965年にリリースしたフォークロック・アルバムのステレオとモノ・バージョンをカップリング。当時プロのミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせたばかりのジョン・セバスチャンによるハーモニカが全編を通してフィーチャーされている。


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Ghost Riders in The Sky (Jasmine)



カントリーのスタンダード「(Ghost) Riders in The Sky」を、ジャンルや国を超えて30バージョン集めたコンピレーション。1948年に人気フォークシンガーのバール・アイヴスが録音し、続いてポピュラーシンガー、ヴォーン・モンローのバージョンが全米ナンバー1を記録したことで有名になったこの曲は、カントリーの世界ばかりでなく低音弦によるフレーズが多くのギタリストの心を惹きつけ、世界中のインストバンドに取り上げられたことがこれだけ数多くのバージョンを生み出す原因となった。カントリーファンよりも、ギター・インストファンにお勧めしたい一枚。


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2019年04月10日

US Hot 100 3rd Feb. 1959: The Day The Music Died (Acrobat Music)



アクロバット・ミュージックが続けている、ある特定の日付のHOT100チャートを全曲紹介するシリーズ。今回は今から60年前に発生したバディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、ビッグ・ボッパーの命を奪った飛行機事故が起こった日、後にドン・マクリーンが「American Pie」で【音楽が死んだ日】と称した日付のヒットチャート。

この曲目を見て感じられるのが、リッチー・ヴァレンスの死の悲劇性。当時若干17歳の彼はこの時チャートの上位に「Donna」と「La Bamba」の2曲を送り込んでおり、まさに売り出しの時期。事故の報道が衝撃を持って迎えられたことは想像に難くない。参考までに書いておくと、バディ・ホリーの場合は前年夏にリリースした「Early in The Morning」が生前最後のTOP40ヒット、ビッグ・ボッパーは「Chantilly Race」に続く「Big Bopper's Wedding」が前年暮れに今一つの成績に終わり“一発屋”のポジションがほぼ確定した時期。

またこのチャートを見て気づくのは、50年代半ばから音楽シーンを引っ張ってきた白人ロックンローラーたちの不在。エルヴィスは兵役でドイツに赴き(ため録りされたシングルはリリースされていたが)、その他のアーティストたちの活躍も一段落。替わって次々と登場するティーンアイドルたちが伸してきたロックシーンをマクリーン少年は【死んだ】と感じたのだろう。そんな時代の空気がうかがえるコンピレーション。


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1954 British Hit Parade: The B Sides (Acrobat Music)



イギリスのヒットチャートにランクインしたシングルの、ヒットしなかったB面曲の方を年毎にまとめる『British Hit Parade: The B Sides』シリーズの1954年編。この企画がなければまずCDでは聴くことができないレアな楽曲満載で、砂浜から砂金を探し当てるような感覚で知られざる佳曲を見つける作業が楽しい。


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Greatest Country Hits of 1962 (Acrobat Music)



カントリーの年別ヒット集1962年編。この当時は“ナッシュビル・サウンド”と呼ばれるストリングスやコーラスを多用したポピュラーなサウンドの全盛期にあたり、ポップチャートでもクロスオーバーな成功を収めた耳障りのいいナンバーが数多く収録されている。


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2019年04月07日

America's No. 1's of The '40s (Acrobat Music)



ビルボード誌がヒットチャートの掲載を開始した1940年から1949年までの間に同誌のポピュラーチャート(ベストセラー、ジュークボックス、DJ)のいずれかでナンバー1を記録した130曲を集めたボックスセット。ビッグバンド全盛期からボーカリストたちの相次ぐ独立が起こり、カントリーやR&Bがジャンルとして注目され始めたこの時代、これまで未CD化の珍しい音源の収録はないが、様々なコンピレーションにとっ散らかっていたナンバー1ヒットがひとまとめにされたのは、横着者には嬉しい(笑)。勿論これからこの時代の音楽に触れようという音楽ファンには、格好の教材となるはず。


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The Roaring Twenties: Hits of '28 & '29 (Retrospective)



ASV/Living Eraというレーベルで2002年にスタートした1920年代の年別ヒット集、途中レーベルの変更もあってようやく最後のボリュームが到着した。本CDは1928年編と29年編をカップリングしたもので、今から90年前というとビング・クロスビーがまだポール・ホワイトマン楽団の専属ボーカリストだったような大昔だが、収録曲を見るとR&R時代以降にリバイバルヒットしたナンバーも少なからず収録されており、この時点で既にアメリカのポップがかなりの成熟度合となっていることがわかる。個人的に一番気にしていた(コレクトの対象にしている)両年に生まれたナンバー1ソングもほぼ収録されており、長年待たされた同シリーズの完結をとにかく祝いたい。


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The Lawrence Welk Collection 1938-62 (Acrobat Music)



1930年代に「シャンペン・ミュージック」のキャッチフレーズで音楽シーンに登場、その後1950年代〜70年代にかけて自身のTVショーを持ち国民的な知名度を誇ったアコーディオン奏者/バンドリーダー、ローレンス・ウェルクのベスト盤。初期のスウィート・バンドスタイルから50〜60年代のイージーリスニングまで、耳触りのいい楽曲が並ぶ。


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2019年04月04日

Music in The Morgan Manner: The Hits Collection 1935-56 - Russ Morgan (Acrobat Music)



スウィング・ジャズ時代以前にポピュラー音楽の主流を占めていた“スウィート・バンド”スタイルで息の長い活躍を続けたバンドリーダー、ラス・モーガンが放った数多いヒットを集めたコンピレーション。ここに収録されている50曲すべてがヒットチャートにランクインを果たしているという、驚異的なベスト盤。


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The Eddy Howard Collection 1939-55 (Acrobat Music)



第二次大戦終結後の約10年間に数多くのヒットを放ったクルーナー、エディ・ハワードのヒット曲集。戦前のバンドシンガー時代から戦後独立後のヒットまで、彼の繊細なボーカルが楽しめる2枚組。


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The Buddy Clark Collection 1934-49 (Acrobat Music)



第二次世界大戦前後に大変な人気を博した男性シンガー、バディ・クラークの作品集。ベニー・グッドマンをはじめ様々な楽団で客演し、独立後は自身のラジオショーを持って国民的な人気者に。そのスムーズなボーカルスタイルでドリス・デイやダイナ・ショアらと多くのデュエットヒットを飛ばし、人気絶頂の1949年に飛行機事故で亡くなった彼が放ったヒット曲の殆どを2枚のCDに収録した素晴らしいコンピレーションとなっている。


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2019年04月01日

500 Atlantic R&B/Soul Singles Vol.5 1967-68 (Atlantic/Warner Music Japan)



アトランティック及びその系列レーベルからリリースされたシングル音源を年別にコンパイルする『500 Atlantic R&B/Soul Singles』シリーズ、収録曲の使用許諾が難航したようで何度も発売が延期となっていたが、ようやく1967年〜69年の音源を集めた二組がリリースされた。ソウルミュージックが最も暑かった時代のシングル集。今後70年代に突入し、ソウルミュージックは新時代を迎えていくことになるので、無事この後のシリーズもリリースされることを願うばかり・・・。


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The Route to The Root : Southern Soul -Male Vocal- (Oldays)



毎月ものすごい勢いでオールディーズのアルバムを紙ジャケで復刻しているオールデイズが、新たにスタートさせたのが税抜きワンコイン(500円)でR&Bの様々なジャンルを紹介していく『Route to The Roots』シリーズ。その第一弾として選ばれたのが、最も熱心なファンが多いジャンルの一つであるサザン・ソウル、しかも男性シンガー編。説明不要の超有名曲を中心としながら要所々々に渋めの佳曲が散りばめられた、入門編として最適な内容。とにかく価格が安いので、このジャンルにあまり明るくない方も後学のために、逆に「ここに入っている曲全部持ってるよ。」というソウルファンもドライブや移動のお供に、在庫があるうちに入手をお勧めしたい一枚。シリーズ続編にも期待。


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2019年03月31日

Great Expectations - Kiki Dee (Motown/USM Japan)



1960年代末、新たな音楽市場の開拓を模索していたモータウンは、地元デトロイトのロックバンド、レア・アースと契約を結び、同名の傘下レーベルまで立ち上げるという破格の条件で彼らを迎え入れた。同レーベルからは日本でも大ヒットしたロックバージョンの「Get Ready」など数々の成果が生まれることになるが、現在ではほとんど振り返られることのない彼らのもう一つの試みが、当時アメリカでは無名だったイギリス系アーティスト作品のアメリカ配給。プリティ・シングスやラヴ・スカルプチャなどのレアなアルバムがライセンス契約によりリリースされる中、例外的にアメリカ制作盤としてリリースされたのがキキ・ディーの本作だった。

1970年代半ばにエルトン・ジョンのバックアップでブレークを果たしたキキ・ディーが、それに先立つ70年にリリースしていた『Great Expectations』は“モータウンが初めて制作したイギリス人アーティストのアルバム”になるらしい。60年代後半のUKスタジオシーンで活躍していた彼女がモータウンの古典的名曲や当時の最新ヒットを歌う本作は、ノーザンソウルが根強い人気を誇るイギリス音楽界にとっては歴史的な金字塔といっていい作品だと思うが、当時のモータウンの新路線を模索する“制作上の迷い”がサウンドに表れている印象があり、快作といえる内容にはなっていないのが残念。


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On The Detroit Beat: Motor City Soul ∙ UK Style 1963-67 (Ace)



1960年代のイギリス人アーティストによるモータウン作品カバー集。60年代後半以降UKポップの重要な要素の一つとなっていく“モータウンビート”が、どのように解釈され消化されていったかをうかがい知ることができる興味深いコンピレーション。


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The Pop Genius of Mickie Most (Ace)



1960〜70年代のイギリスを代表するヒットプロデューサー、ミッキー・モストの作品集。ブリティッシュ・ビートからグラムロック、ニューウェイブまでエッジの利いたヒット曲の数々が収録されている。


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2019年03月28日

Ambience - Nolen & Crossley (Motown/USM Japan)



デバージやロックウェルなどに作品を提供したソングライターコンビ、カーティス・アンソニー・ノレンとレイモンド・クロスレイの2人が1982年にモータウン傘下のゴーディからリリースしたセカンドアルバム。如何にもこの時期らしいチープなシンセサウンドが気になるディスコナンバーと、AOR調のナンバーが混在した内容となっている。


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Mandré (Motown/USM Japan)



1973年に「Check Out Your Mind」のヒットを放ったファンクバンド、マクセインのメンバーだったアンドレ・ルイスが立ち上げたソロプロジェクト「マンドレ」が1977年にモータウンからリリースしたコンセプト・ディスコ・アルバム。パーラメントやフィラデルフィアのデクスター・ワンセルあたりの影響がうかがえるスペース・ファンクが展開されている。


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I Love My Lady - Johnny Mathis (Columbia/Real Gone Music/Second Disc)



1981年初頭にナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズのプロデュースの下制作されながら、当時はお蔵入りとなっていたジョニー・マティスのダンス・アルバムが単体CD化。シック・サウンドと、当時ポップ/ACチャートを席巻する一方でディスコ・ミュージックにも果敢に取り組んでいたマティスとの意外な相性の良さを後世に伝える内容となっている。


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2019年03月25日

The Supremes produced and arranged by Jimmy Webb (Motown/USM Japan)



モータウン設立60周年を記念して数十枚のCDが1,000円でリリースされた中で、比較的珍しいものをセレクト。ダイアナ・ロス独立後のシュープリームスが1972年にリリースした本作は、収録曲の約半数をジミー・ウェッブが手掛けたコンセプト・アルバム風の作品。アルバムを通しての印象は非常に地味で、60年代後半にロータリー・コネクションあたりが志した“プログレッシブ・ソウル”路線を彷彿させる。ジミー・ウェッブファンには大変興味深い作品だと思うが、シュープリームスの他の作品の雰囲気を期待して入手すると、かなりの違和感を覚える内容となっている。


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Best of The Fantastic Four (Motown/USM Japan)



後にモータウンに吸収合併されることになるデトロイトのインディレーベル、リック・ティックから数多くのヒットを放ったボーカルグループ、ファンタスティック・フォーが、同社がモータウンに合併された後にリリースしたベスト盤。モータウン制作の他アーティストのような洗練された雰囲気はないが、デトロイトのソウルが“ノーザン・ビート”ばかりではないことを教えてくれる作品集。彼らは70年代半ばに同じくデトロイトのレーベル、ウェストバウンドから再びヒットを放つことになるので、それらの作品と合わせて聴きたい。


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This Is Lowrider Soul 1962-1970 (Kent Soul)



日本にも輸入された乗用車の車高を低くカスタマイズする“ローライダー”文化を生み出した南カリフォルニアのチカーノ(メキシコ系アメリカ人)たちに愛された1960年代のスローなR&Bナンバーばかりが集められたコンピレーション。メジャーなヒット曲はほとんど収録されていないが、収録曲のいずれもオールディーズ/アーリー・ソウルファンの琴線をくすぐる佳曲ばかり。ローライダー系のコンピレーションはこれまでにも数多くリリースされているが、イギリス編集という点がユニークである。


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2019年03月22日

Niagara Concert '83 - 大滝詠一 (Niagara/Sony Music Labels)



大滝詠一の(国立競技場におけるはっぴいえんどの再結成を除けば)最後のコンサートステージとなった1983年7月の西武球場における演奏を収録したライブ盤。同年の暮れに共演したサザンオールスターズ、ラッツ&スターとともにラジオで模様の一部がオンエアされたことがあり、それを録音してそれこそ擦り切れるほど聴いた当時の記憶が、改めてCDで聴いて鮮明によみがえった。欲をいえばアンコールに出演者全員で歌った「スキヤキ」も収録してほしかったが、CDの解説を読むとどうもCDクオリティのライブレコーディングは、大滝のステージ時のみしかされていなかったようだ。

今回のリリースの目玉はむしろボーナスとして収録されたこのステージ以前に大滝が様々なライブで披露したオールディーズのカバー録音(彼が高校生の時の予餞会の録音まで収録!)と、更に貴重な77年のライブ映像の方。記録魔だった彼なので、今後も3月21日の「ナイアガラの日」が毎年来るたびに、あっと驚くような音源が登場しそう。


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ゴールデン☆ベスト - フィンガー5 (USM Japan)



「洋楽は別としていつ頃から音楽を意識し始めた?」なんてことを訊かれると(そんなことは滅多にないが)いちいち説明が要らないので「小学生の頃のピンクレディですかねー。」なんて答えて済ますことにしているが、彼女たち以前に子供ながらはっきりスターとして認識していたのが、天地真理とフィンガー5だった、ように思う。

彼らに関する記憶はかなりあいまいで、後年後付けで知ったことも多いのだが、ベスト盤が期間限定で1,000円で売られていたので、音源を聴きながら彼らのキャリアを再確認してみた。アメリカから返還後間もない沖縄からやってきたジャクソン5スタイルの彼らが大変な人気を博したことは。当時まだ幼児だった僕にも強烈な印象として残っているが、CDを聴いて人気がピークを越えた75年に武者修行として渡米した(それを機会に多くの人が彼らを忘れ、僕の中の彼らも終わったと思っていた)後にリリースされた「ジェット・マシーン(アレンジはジーン・ペイジ!)」「飛べ! すてきなベイビー」といった曲もTVで聴いた記憶があることにビックリした。タイミング的にはピンクレディと入れ替わるようにフェイドアウトしていった彼らの、全盛期よりはむしろその後(リードボーカルの晃が変声期を迎えた後)の試行錯誤ぶりが非常に興味深いコンピレーションになっている。


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Sakiko Ito Golden Best (EMI/USM Japan)



こちらも1,000円で入手。1970年代半ばに活躍した実力派アイドルのシングル集。恋愛騒動のイメージを後年まで引きずったためなかなか再評価がされないが、収録曲はどれもよく、歌もうまい(むしろ絶唱タイプで重い・・)。サウンドの古臭さに目をつぶれば、一級品のポップ作品集となっている。


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2019年03月19日

Las Vegas Grind, Vol. 7 (Strip/Jazzman)



1990年代、モンド/ラウンジブームに沸く渋谷宇田川町界隈でも話題となった海賊盤コンピ「Las Vegas Grind」が、20数年の時を経てなんと正規盤でシリーズ復活!“ストリップ劇場のBGM集”という建てつけの内容だがジャンルは多岐にわたり、R&R以前のジャンプ・ブルースも、60年代のガレージロックも初期のファンクも、並べて聴けば音楽的に地続きであることを当時教えてくれた“目からウロコ”的名コンピ。再開をきっかけに過去に入手し損なったシリーズの何枚かを入手するため、久しぶりに中古盤を漁ってみたくなった(笑)。


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The EP Collection - Moondog (Hallmark)



ニューヨークで路上生活を長年続けながら音楽作品を制作した前衛音楽家、ムーンドッグが1950年代半ばにリリースしたEP音源をまとめたCD。時代を先取りした、というべきか、どんな時代もこんな変わり者はいる、というべきか・・。60年代以降盛んに制作された音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる「ミニマル・ミュージック」の先駆的作品集と評価できなくもない。


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Pacific Paradise - Paul Page & His Paradise Music (Subliminal Sounds)



ハワイの様々なホテルのラウンジでハワイアンやエキゾチック・ミュージックを演奏していたポール・ペイジ楽団が、1950年代後半から60年代前半にかけて観光客向けに自主制作した3枚のアルバムをまとめたCD。録音状態はあまりよくないが、当時のリアルなハワイのラウンジ・シーンを知ることができる内容となっている。


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2019年03月16日

サンキュー:平成洋楽ヒット (Sony Music Labels)



いよいよ平成も終わるということで、ソニーが平成の30年間に生まれた洋楽ヒットアルバム60種を税抜き1,000円でリリースする「平成洋楽」シリーズを企画、そのサンプラーとしてリリースされたのがこの2枚組。各年毎に1〜2曲が選曲されており、懐かしい曲も多いが、音源がソニー/RCA系列に限られるためこの曲にその一年を代表させるにはちょっと弱いかな?とか、そもそも30年の音楽シーンをこのボリュームでカバーするのは無理だろう、なんてことも思いながらも、楽しみながら聴くことができる。

個人的には近年の大ヒットをわざわざCDを買ってまで聴くことがなかったので、手許音源として持つことができるのは単純に嬉しい(笑)。こうして聴いてみるとここ10年ほどは、EDM中心にとにかく耳を捉えるフレーズを創り出し、それをひたすら繰り返して一発勝負!といった感じの、いわば【ワンチャン・ポップ】がヒットチャートの主流になっているのだな、なんてことを感じる。また、CDの曲目リストに律儀に表示されている「全米1位」というキーワードは、現在の音楽ファンにはほとんど響かないのだろうな・・・ということも。


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