2019年06月07日

The Rolling Thunder Revue: The 1975 Live Recordings - Bob Dylan (Columbia/Legacy/SME)



ロックの歴史を後追いでたどっている者にとって、ディランが1975〜76年に仲間を引き連れて敢行したツアー「The Rolling Thunder Revue」と、そこから生まれた未完(?)の映画『レナルド&クララ』は、ディランが顔を白塗りにして舞台に登場するなど様々な試みが生まれながら、その記録がうやむやなまま放置されている“ロック史上の謎”の一つという印象が強いものだった。ライブ音源の一部は2002年に彼のブートレッグ・シリーズ『Bob Dylan Live 1975』でまとめられたりしてはいたのだが、今回ディランのドキュメンタリー映画『No Dorection Home』を監督したマーティン・スコセッシが当時残された膨大な映像と新たに撮影されたインタビュー(ディラン当人を含む)をまとめて『The Rolling Thunder Revue』のタイトルで映像作品化し、アメリカではNetflixで観ることができるのだという。

今回届いたのは映像のリリースに合わせて企画された前出『Bob Dylan Live 1975』の超拡大版で、14枚のCDにツアーのリハーサルと、ライブ5公演分のフル音源などが収録されたボックス。この時期のディランは全米ナンバー1を記録したアルバム『Blood On The Tracks』と『Desire』を立て続けに制作し、シングル「Hurricane」をTOP40に送り込んだ、彼にとって何度目かの創作のピーク期にあり、次々と湧いてくる奇抜なアイディアを、仲間たちを巻き込んで実現しようとしていた活動のドキュメンタリーがここに収められている。正直これをすべて聴き通す自信はないが、内容や背景を把握の上、いずれ日本で実現するであろう(希望!)映像作品の上映会に臨みたいと思っている。


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The Complete Elektra Recordings - Lonnie Mack (Wounded Bird)



1960年代に「Memphis」「Wham!」といったインストヒットを放ったことで知られるギタリスト、ロニー・マックがエレクトラ・レコードからリリースした4枚のアルバムを集めた2枚組CD。前述のヒットも当然収録されているが今回の主役は60年代末〜70年代初頭にリリースしたボーカル・アルバム3作の方で、それらでは堂々たるアーシーなロックを披露。以前再発された際に“カントリー・ロックの傑作”と評判になった諸作が、まとまめて聴ける形になったのが嬉しい。


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With Pen in Hand: The Definitive Hits Collection - Bobby Goldsboro (Hump Head)



ユニヴァーサル・グループ各社のカントリー系音源を扱うレーベル、Hump Headは時折とんでもないコンピレーションをリリースするので目が離せない。今回は60〜70年代のイージーリスニングの世界で大活躍した人気シンガー、ボビー・ゴールズボロがユナイテッド・アーティスツからビルボード・チャート(ポップ、AC、カントリー)に送り込んだすべてのヒット曲を2枚のCDに収録したベスト盤が到着。作品の口当たりの良さから音楽的評価は決して高くない彼だが、ヒットチャートファンであればなじみ深い楽曲が多数収録されていることがわかるはず。


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2019年06月04日

The Sammy Kaye Collection 1937-53 (Acrobat Music)



“Swing and Sway”のキャッチフレーズで1930〜50年代のヒットパレードに100曲以上のヒットを送り込んだサミー・ケイの代表作72曲を厳選(?)した3枚組ベスト盤。“スイート・バンド”と呼ばれた当時の典型的なポピュラー・ミュージックが楽しめる。


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The Horace Heidt Hits Collection 1937-45 (Acrobat Music)



1930年代後半〜40年代半ばの10年足らずの間に約50曲ものヒットを放ったバンドリーダー、ホレイス・ヘイトのチャートヒットをほぼコンプリートに集めた2枚組CD。活躍した時期がほぼ第二次世界大戦と重なるため当時日本にはほとんど紹介されることがなかったと思われるが、バンドは有能なミュージシャン集団であり、メンバーだったフランク・デヴォル、フランキー・カール、アルヴィノ・レイはいずれも後に自身の楽団を立ち上げ、成功を収めている。


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2019年06月01日

Walk in The Night: The Motown 70s Studio Albums - Jr. Walker & The All Stars (SoulMusic)



1960年代モータウンの人気アーティスト、ジュニア・ウォーカーのキャリアの転換点となったのが1969年のR&Bナンバー1ヒット「What Does It Take (To Win Your Love)」。それまでゴリゴリのファンキー路線を身の上としていた彼が、後にシンガーとしても成功を収めるジョニー・ブリストルのプロデュースで洗練された作風にイメージチェンジ。70年代のソウル・シーンに乗り込んでいくこととなった。

翌70年から76年にかけて彼はモータウンから6枚のスタジオ・アルバムをリリースしているが、意外にもこれまでCD化されておらず、今回のボックスセットでようやく聴くことができるようになった。今でいうところの“モダン・ソウル”時代の彼のサックスと歌声をたっぷりと楽しめる。


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Backstreet Brit Funk compiled by Joey Negro: A Collection of The UK's Finest Underground Soul, Jazz-Funk and Disco (ZR)



今から10年近く前にリリースされたコンピレーションだが、最近第2集がリリースされたので合わせて入手。1980年代前半〜半ばにかけてイギリスのインディ・レーベルからリリースされた非エレクトロ系のダンス・ミュージックを集めたもので、アメリカのR&Bともユーロ・ディスコとも異なった独特な解釈の“UKソウル”が聴ける。これらから数年後に世界中で流行するアシッド・ジャズのルーツ的なものとして聴くこともできる。


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2019年05月31日

Holding Things Together: The Merle Haggard Songbook (Ace)



カントリー・ミュージック界の巨人、マール・ハガードの作品を様々なジャンルのアーティストがカバーした録音集。録音時期は60年代後半〜70年代前半に集中しており、黎明期のカントリーロックやサザンロックバンドがこぞって彼の作品を取り上げている点が興味深い。


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The Complete Capitol Singles: 1971-1975 - Buck Owens & His Buckaroos (Omnivore Recordings)



バック・オウェンスがキャピトル・レコードからリリースしたすべてのシングル音源をコンパイルするシリーズの第3弾は、1971年から彼が同社を去る75年までの作品を集めたもの。これで先に出た第1集、2集と、別にリリースされている『Warner Bros. Recordings』を揃えることによって、彼が60年代〜70年代に放ったすべてのヒットをCDで聴くことができるようになった。


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The Nashville "A" Team Collection: Trambone - Chet Atkins (Jasmine)



1950〜60年代にかけてナッシュビルのカントリー・ミュージックを支えたスタジオミュージシャン集団、通称「Aチーム」にスポットを当てたコンピレーション・シリーズ、フロイド・クレーマーに続いての登場は大黒柱チェット・アトキンス。2枚組の1枚目は彼名義の作品を集めたもので、こちらはこれまで数百種類もリリースされている彼の編集盤と大差ない内容だが、重要なのは2枚目の方。カントリーの歴史で最も重要なプロデューサーかつギタリストの一人である彼が手掛けた作品が30曲以上収録されており、近代カントリーの夜明けといえるハンク・ウィリアムスのセッションからエルヴィス・プレスリーの登場、60年代に入って“ナッシュビル・サウンド”がポップチャートを席巻するまでの、カントリー・ミュージックそのものの歩みといっていい重要作が多数収録されている。この「Aチーム」シリーズ、ここから先がより興味深い内容になるはずなので、是非とも続編を期待したいところ。


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2019年05月28日

The Human Instinct & The Four Fours 1963-1968 (RPM/Frenzy Music)



1960年代後半、ニュージーランドのロックシーンで活躍したガレージ/フリークビート・バンド、ヒューマン・インスティンクトと、その前身バンドであるザ・フォー・フォーズの音源をまとめたアンソロジー。シングル数枚ごとにレーベルを渡り歩いた彼らの歴史を遡る形で楽曲は収録されており、強烈なフリークビートのルーツに初期のブリティッシュ・ビートがある様子を克明に浮き上がらせる内容となっている。


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Magic People - The Paupers (Oldays)



カナダのポップ・サイケバンド、ポーパーズが1967年にリリースしたファーストアルバムで、当時ビルボード誌のアルバムチャートにもランクインを果たしている(最高178位)。ガレージサウンドと美しいコーラスワークが融合した、この時代特有のサイケなロック。なおこのバンドでドラムを叩いていたスキップ・プロコップはその後、1971年に「One Fine Morning」の全米ヒットを放つブラス・ロックバンド、ライトハウスを結成。70年には大阪万博出演のため来日し、そこで親交を深めた内田裕也を通じてフラワー・トラベリン・バンドの海外進出を手引きしたことでも知られている。


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2019年05月25日

Paint It Black/Groovin' with The Soulful Strings (Oldays)



チェス・レコードのサウンドを支えるスタジオ・ミュージシャンたちによるユニット、ソウルフル・ストリングスがリリースした最初の2枚のアルバムをカップリングしたCD。R&B界ではフィラデルフィアのMFSBやバリー・ホワイトのラヴ・アンリミテッド・オーケストラに先駆けるもので、その後実験的な作品を多数生み出していくことになるチェス傘下各レーベルのプログレッシブ路線の源であると同時に、R&B界の一つの潮流に影響を与える存在となった隠れた重要作。


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Soul Searchin'/Watusi Trumpets - Claus Ogerman and His Orchestra (Oldays)



ビッグバンド・ジャズからフュージョン、R&Bまで数々の名作の誕生に貢献してきたアレンジャー、クラウス・オガーマンが、キャリア初期の1965年に自身のオーケストラ名義でリリースしたポップ・インストアルバム2作をカップリング。当時ありがちなヒット曲をインスト化したものだが、全編を通してオルガンがフィーチャーされており、モッドジャズ的な楽しみ方もできる。


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Drumsville/Percolator Twist and Other Twist Hits - Earl Palmer (Oldays)



1950年代〜60年代にかけてニューオリンズからロサンゼルスのスタジオシーンを渡り歩き、参加した数々のセッションで“ロックビートを生み出した男”といっても過言ではない活躍をみせたドラマー、アール・パーマーが、60年代初頭にリリースしたリーダー作2枚をカップリング。『Drumsville!』は彼が実際にオリジナル録音で演奏していた楽曲を含むR&Rクラシックをインスト化したアルバムで、余裕のドラミングが印象的。当時頭角を現しつつあった後輩ドラマー、サンディ・ネルソンの「Teen Beat」を「お前にこれができるか?」といわんばかりのオカズ満載で演奏するバージョンなどが聞きもの。もう一枚の『Percolator 〜』は62年当時のツイストブームに乗じて当時のヒット曲をツイスト化し、演奏したもの。


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2019年05月22日

AOR Global Sounds Vol.4 (Favorite Recordings)



世界各国のAORサウンドを紹介する『AOR Global Sounds』の第4弾は、1980年代にアメリカ各地のインディ・レーベルに残された「幻のAOR解放同盟」といった趣き。詳しいデータが掲載されていないので詳細は不明だが、これまで名前も聞いたことがないようなレーベルからリリースされていたアナログのシングルやLPから“AOR的なもの”をキーワードに丹念に音源が拾い集められている。


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Too Slow to Disco Neo - En France (How Do You Are?)



昨今の世界的なAORサウンド再評価の盛り上がりをけん引してきた『Too Slow to Disco』シリーズの最新版は、これまでとは趣が変わってここ2〜3年のうちにフランスで録音された“ネオAOR”の作品集。シャレオツなミドルナンバーが並ぶが、かつてのAORサウンドへの敬意が強く感じられるような楽曲はあまりなく、このシリーズに関連付けてリリースする必要はあったのかな?という印象。


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Pacific Breeze: Japanese City Pop AOR & Boogie 1976-1986 (Light in The Attic)



これも“世界のAOR”の流れなのか、アメリカのLight in The Atticから昭和50年代日本のシティ・ポップ(AOR同様これも和製英語!)をテーマにしたコンピレーションがリリースされた。収録曲は同レーベルから単独作も再発されアメリカでプロモーションツアーも行う細野晴臣とその人脈の作品を中心に選曲されており、中には我々日本の音楽リスナーがシティ・ポップという言葉から連想する“洋風歌謡”作品とは趣を異にする楽曲も多いが、これも音楽の一つの解釈。今後同社から登場するであろうさらなる発掘コンピに期待するとともに、日本のレコード各社からも、かつて多数リリースされていたシティ・ポップコンピの再編盤が続々リリースされることを願いたいところ。


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2019年05月19日

The Night Has A Thousand Soundalikes: 60s Teen Pop influenced by Bobby Vee (Teensville)



1960年代前半に登場し、ビートルズのアメリカ襲来以降も活躍を続けた数少ない男性ポップシンガーの一人ボビー・ヴィー。元々はバディ・ホリーのフォロワー的な立ち位置でデビューした彼はその独特な鼻にかかった歌声とブリル・ビルディング産の高品質な楽曲、そしてプロデューサーのスナッフ・ギャレットが生み出すファンシーなサウンドで男性ティーンポップのひな型的なものを創り上げ、多くのフォロワーを生み出した。それらフォロワーの作品を丹念に集めた本コンピレーションは有名無名のアーティストによるドリーミーなポップス集となっており、頑固なオールディーズファンも唸らせる充実の内容。


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Sands Storm!: The Original LP plus Selected Singles - Tommy Sands (Jasmine)



1950年代を代表するティーンアイドル、トミー・サンズが59年にリリースしたアルバム。R&Rナンバーのカバーが中心でアルバムの出来は今一つだが、ボーナストラックとして彼が放ったヒットの大半を収録しているので、彼のベスト盤として聴けるのがミソ。1960年代の一時期フランク・シナトラの義息(ナンシー・シナトラの夫)の座を射止めたほどの高いアイドル性を味わってみては。


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2019年05月16日

The Route to The Root: Chicago Blues 1941-1960 (Oldays)



オールデイズ・レコードのワンコインR&Bコンピレーション第2弾のテーマは“シカゴ・ブルース”。シカゴ・ブルースと聞いてすぐに思い浮かべる「ギター抱えて一節唸る」タイプの有名曲からピアノブルース、女性アーティストまでスタイルにバラエティを持たせながら、シカゴ録音の楽曲収録にとことんこだわるマニアックぶり。「ロックが好きだったらブルースくらい聴いておかなきゃ。」と口煩いロックおやじに説教される前に入手しておきたい一枚。


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Rock 'n' Roll with Scat Man - Scatman Crothers (Jasmine)



こちらは90年代の一発屋ではなく、1940年代以降長くアメリカの芸能界で活躍したジャイヴ・シンガー、スキャットマン・クローザーズが1956年にリリースしたアルバムに、その前後の時期リリースしたシングル音源を大量に追加したベスト盤。その名前から期待させる強烈なスキャット・ナンバーは意外にも少ないが、ルイ・ジョーダンタイプのユーモラスかつスマートなボーカルは、その後数多くのTVショーや映画『シャイニング』『カッコーの巣の上で』などに出演し活躍を続けた彼の芸風の片りんを感じさせる。


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2019年05月13日

Hallelujah: The Songs of Leonard Cohen (Ace)



2016年に82歳で亡くなったシンガーソングライター、レナード・コーエンの作品集。1960年代から2000年代まで、幅広い世代のミュージシャンたちに愛され、様々なスタイルで録音された作品が収録されている。


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Three Day Week: When The Lights Went Out 1972-1975 (Ace)



1973年、イギリスでは中東のオイルショックに加え、国内炭鉱労働者の度重なるストライキによる燃料不足のため、産業向けの電気の供給を一周間のうち3日に限定するという“Three Day Week”政策を約3ヶ月にわたり実施。イギリス経済の停滞を招いたこの時期の雰囲気を伝えるコンピレーション、という日本人にはちょっと理解が難しいCDがこちら。収録曲は特に政治的なメッセージが強いものではなく、グラムロック全盛期のハードなギターサウンドと、初期のチープなシンセサイザーの音色が耳に残る楽曲が多い。これから数年後に起こるパンクロック爆発の序奏となる作品集、と捉えればよいか。


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2019年05月10日

Where The Girls Are • Volume 10 (Ace)



2003年に最初のCD版がリリースされたエース・レコードの看板企画の一つ『Where The Girls Are』が第10集のこちらで終了するという。60年代ガールポップの知られざる佳曲を探し続けるこのマニアックな企画がこれだけの長期間、そしてこれだけのボリュームで継続したことにオールディーズファンとして感謝したい。





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Girl in A Million: The Complete Recordings - Twinkle (RPM)



1964年、ビートブームに沸くイギリスで「Terry」のヒットを放ったガールシンガー、トゥインクルの音楽活動のすべてを収めた2枚組。チャート成績的にはほぼ一発屋だがそのルックスの良さもありCD時代以降も人気は高く、様々な形でコンピレーションがリリースされており、今回はそれら音源をすべてまとめた形になっている。儚く音楽シーンから消えたアイドル、という印象の強い彼女だが実はその後も70〜80年代にかけて何度もカムバックを試みて、そのたびに不運にも挫折を繰り返した物語をこのCDでは知ることができる。収録曲のいずれも質が高いので、ガールポップ好きには一聴をお薦めしておきたい。


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Cyclone! Gallic Guitars A-Go-Go 1962-66 (Ace International)



1960年代フランスのギター・インストバンド特集。同国の「マジック」というレーベルから同趣のコンピレーションが多数出ているが、イギリスのレーベルが編集という点がミソか。フランスというお国柄からは予想できないウェットかつノイジー&ガレージーな暴力的ギターサウンドが楽しめる。


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2019年05月07日

You're The Man - Marvin Gaye (Tamla/Motown/UMe)



マーヴィン・ゲイが大ヒットを記録した『What's Goin' On』に続いて1972年に制作しながら、先行シングルを除いてお蔵入りとなってしまったアルバム『You're The Man』の収録予定曲を集めたコンピレーション。今回のために新たにリミックスされた音源を除いて、ほとんどこれまでに何らかの形でリリース済みのものばかりのようだが、彼のキャリアの中でも特に人気の高い時期の録音をひとまとめに聴くことができるようになったことに意味がありそう。


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Me & Mrs Jones: The Anthology - Billy Paul (SoulMusic)



ビリー・ポールのベスト盤はそれこそ何十種類もリリースされているが、これはおそらくこれまでで最もヒット曲をもれなく収録した2枚組コンピレーション。1枚目に政治的メッセージ色の濃い曲を、2枚目にはラブソングを中心に収録し、ポップ、R&B及びUKチャートにランクインしたヒットはすべてカバー。長尺のアルバムバージョンを並べることで、ビリー・ポールのビター&スウィートな世界をたっぷりと味わえる。


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