2020年08月22日

The Chris White Experience Volume One (Sunfish Music)



1960年代にゾンビーズのベーシストを務め、グループ解散後はソングライターやプロデューサーとして元同僚のコリン・ブランストーンやアージェントの作品を制作側で支えたクリス・ホワイトが、盟友ブランストーンをはじめ様々なアーティストをフィーチャーして長年録りだめた蔵出し音源をCD化していくシリーズの第一弾。録音時期は1970年代から2000年代と幅広いが、この第一集では80年代録音の比率が高く、チープなシンセ・サウンドとハードロック調の楽曲が多いのがやや気になるものの(当時の音楽のメインストリームなので仕方ないといえば仕方がないが)時折聴くことができる往年の(90年代よりもっと前の)ブリット・ポップ調のナンバーに心和まされる。


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The Chris White Experience Volume Two (Sunfish Music)



クリス・ホワイト蔵出し音源集第二弾。こちらも1970年代から2000年代まで様々な年代の録音が収録されているが、80年代以前と以後の音源が多数を占めるため、全体的にやや落ち着いた印象のサウンドが楽しめる。半世紀以上の音楽キャリアを誇る超ベテランながら、瑞々しさを失わない音作りを続けるホワイトの音楽センスに感心するばかり。ゾンビーズ〜アージェント系の音楽を好むマニアであれば、聴いてみて損のない作品集。


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2020年08月19日

日本の流行歌スターたち (4) 榎本美佐江 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



戦前つとめた芸者の経歴を活かして戦後まもなく歌手デビューを果たし、その美貌と“ウグイス芸者”のイメージで人気を博した榎本美佐江のベスト盤。日本調の楽曲は個人的にどうも苦手で(寄席で聴く分にはいいのだが)、どうしてもリズム歌謡風の楽曲に耳がいってしまうが、その中ではルンバ、ブギものやブルース歌謡が楽しめ、さらにはこれは洋物のリズムではないが柳家金語楼とのデュエット「オッペケペのペ」が面白い。

なお榎本は人気絶頂の昭和30年に国鉄スワローズの金田正一との結婚のため芸能界を引退、しかし色々あってその8年後には離婚し歌手活動を再開。本CDには彼女がカムバック後に放った「後追い三味線」「三味線一代」「十三夜」といったヒットもステレオ録音で収録されている。


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日本の流行歌スターたち (6) 小唄勝太郎 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



こちらは戦前の“ウグイス芸者”の代表格で、小唄勝太郎を襲名した際には歌舞伎座で披露興行を行ったという人気女性シンガーのベスト盤。日本橋人形町の歌う芸者として人気を博した彼女は、出身地新潟の民謡「佐渡おけさ」を世に広めたばかりでなく「東京音頭」のオリジナルバージョンなど、よく通るハイトーン・ボイスでヒットを連発した。

戦時色が徐々に強まる中、当時日本が統治していた南洋諸島(ミクロネシア)を舞台にしたエキゾチックな「カナカの娘」や、出征する馴染み客との別れを惜しむ内容だが何故かスチールギターのイントロが付く「明日はお立ちか」など、当時の混とんとした文化を反映したサウンドが興味深い。CDラストに収録されている「征(ゆ)けよロンドン・ニューヨーク」は別にオリンピックの話ではなく、出征した弟の地球の果てまでの進軍を祈るもの。当時(昭和17年)はまだそんな楽観的な空気が漂っていたようだ。


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日本の流行歌スターたち (7) 佐藤千夜子 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



日本のレコード産業が生んだ最初のスターの一人、佐藤千夜子のベスト盤。我が国のレコード会社が独自にレコード盤のプレスを開始した昭和3年にヒットを飛ばした人で、東京音楽学校(後の東京芸大)出身の彼女がソプラノで歌う民謡調の楽曲は今聴くとかなり素っ頓狂な印象だが、翌年放った大ヒット「東京行進曲」は〽ジャズで踊ってリキュルで更けて・・の都会的な歌詞が、何度聴いてもシビレるわが国のシティポップ第一号。

その他都市を舞台にモボ・モガが登場する洋風な楽曲を数多く残しながら、クラシック音楽の世界で大成する野望を捨てきれなかった彼女は昭和5年にオペラを学ぶためにイタリアに留学、流行歌手としての人気はそこでおしまいとなる(これもその後何十年と繰り返される日本のポップスあるある第一号(笑))。この期間にミラノのオーケストラをバックに録音された「カチューシャの唄」「ゴンドラの唄」等は、日本の流行歌の海外録音第一号(また出た!)として、これまた初物尽くしが楽しめる音源となっている。


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2020年08月16日

Indian Bred Vol.3: War Chant Boogie (Atomicat)



先日この「Indian Bred」の第一集と二集を紹介してからしばらくして、新聞でネイティヴ・アメリカンの血を引くアメリカのミュージシャンを取り上げた映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』の日本公開の記事を偶然見かけ、これは天啓に違いない!と渋谷まで観に行ってきた。


「ランブル」とはリンク・レイが1958年にリリースしたガレージ・インストクラシックのことで、映画によればすべてのハードロック/ヘヴィメタルの出発となったこの曲を生んだリンク・レイの出自を足掛かりに、チャーリー・パットンやミルドレッド・ベイリーの昔から近年のブラック・アイド・ピースのメンバーまで、途中ザ・バンドのロビー・ロバートソン、バフィ・セント・メリー、ジミ・ヘンドリックス、ジェシ・エド・デイヴィス、レッドボーン、スティーヴィー・サラス、オジー・オズボーンバンドのドラマー、ランディ・カスティーヨなどの知られざるエピソードを織り交ぜながら、インディアン(映画に登場するミュージシャンたち全員が自らをこう称しているので、それに合わせての表記)特有のリズムがアメリカのポピュラー音楽に如何に影響を与えてきたか、そしてそれらが如何に無視され続けていたかを歴史的・社会的背景も交えて詳細に語られる重厚なドキュメンタリー映画であった。現在もどこかの映画館で上映されているはずなので、機会があれば是非ともご覧になることをお勧めしたい。

で、こちらはインディアンをイメージして作られたポップミュージック集の第3弾。西部劇の映画で我々が知る時代の登場人物を題材とした楽曲が多数集められており、この時代の歴史を知っていればより楽しめる内容なのかもしれない。

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Indian Bred Vol.4: Way Out West (Atomicat)



インディアンをテーマにしたポップミュージック集第4弾は内容的にかなりカウボーイ寄り(?)。カバーだが「悲しきインディアン」や、ボビー・ペドリックJr.(後のロバート・ジョン)の「White Bucks and Saddle Shoes」など、ポップスファンにはお馴染みのナンバーが収録されているのもありがたい。


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Tren Solitario (The Very Best of 1961-62) - Los Boppers (Jasmine)



1960年代初頭、アメリカのポップスをスペイン語でカバーしメキシコで人気を博したロックバンド、ロス・ボッパーズの作品集。かなりの比率を占めるエルヴィス作品のカバーはボーカルの弱さが気になるが、そのちょっと“抜けた”感がいい味わいを出しており、特にティーンポップ系のカバーはかなり楽しい仕上がりになっている。日本の“ヒッパレ系”同様、気楽に聴いて楽しめる異言語カバー集。


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2020年08月13日

Win The War Blues: The Blues & World War II (Jasmine)



毎年夏になるとリリースされる、戦争をテーマにしたコンピレーション。こちらは第二次世界大戦時にレコーディングされた戦争に関するブルースを集めたもの。「仕事がないから兵隊にでもなるか。」といった歌から、日本との開戦など戦況が進むにつれて徐々に好戦的な曲が増え、最後には「爆弾で日本の街を焼き尽くして、あいつらが死ぬのを見てみたい。」なんて過激なものまで。国策的な音楽とはまた別の草の根レベルの視点から、戦時下に生活する者の心情を反映した音楽を聴くことができる。


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Back to Korea Blues: Black America and the Korean War (Jasmine)



これは第二次世界大戦が終結してわずか数年後に勃発し、多くのアメリカ兵が戦地に送り込まれた朝鮮戦争(1950〜53年)をテーマにしたブルース集。長かった大戦から帰還し安堵したのもつかの間、再び戦地に赴くことになった心情を反映してか、先の大戦で聴かれた好戦的で勇ましい楽曲よりも、厭戦的な内容の曲が多く収録されている印象。第二次大戦とベトナム戦争の狭間に起こり“The Forgotten War(忘れ去られた戦争)”なんて呼称もあるこの戦争だが、当然のことながら当時を生きた者たちにとっては非常に深刻な問題として、多くの歌が生み出されていたことがわかる。


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2020年08月10日

Good Weather Machine: Sunshine, Soft & Studio Pop 1966-1972 (Teensville)



ソフトロック再発界を独走するティーンズヴィルによる“知られざるソフトロック名曲選”第5集。これまでのボリュームと何が違うのかを訊くのはまったくの野暮、収録されている曲が違う(笑)。音質もなかなか良好、ソフトロック好きであればマスト、それ以外の音楽ファンには地獄(!?)の好編集盤。


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Hi, Hi Hazel! Here Come The Kids: 60's Teen Group Collection (Oldays)



1970年代初頭、ジャクソン5、オズモンズ、パートリッジ・ファミリーといった10代のファミリー・グループ(パートリッジ一家は架空の家族だが)がヒットチャートを席巻した“キッド・グループ・ブーム”の発端は、60年代後半に人気を博した家族バンド、“牛も知ってる”カウシルズにある!というひとまずの定義に基づいて、カウシルズが「雨に消えた初恋」でブレークした1967年以前に活躍していた10代のグループのシングル音源を集めた2枚組。

このコンピレーションで選ばれたのは5組、ゲイリーとホーネッツ、今年の前半にオールデイズからアルバムが再発されたときに何故ボーナストラックにアルバムより内容のいいシングル音源を入れなかったんだろう?と不思議に思っていたバンタムズ(こういうことだったか!)、僕は初めて存在を知ったクリンガー・シスターズ、そしてカウシルズがブレーク前に各社でリリースしていたシングル音源と、オズモンズがまだ“オズモンド・ブラザーズ”としてアンディ・ウィリアムズのTVショーに出演していた時期のシングル音源。

個人的にはゲイリーとホーネッツが最大の収穫だったが、それ以外にもビートルズ以降〜フォークロック期のカラフルなサウンドが楽しいポップナンバーが多数。この時代には他にも「Killer Joe」のロッキー・フェラーズ他、様々なブラザーズ・シスターズグループが英米他様々な国で輩出されていたので、幕の内弁当的な内容の第2弾登場を期待したいところ。


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From These Shores (Aloha Got Soul)



近年知られざるAOR作品の宝庫として注目が集まりつつあるハワイの音楽シーン。このコンピレーションはその時代のちょっと前、1960年代後半から70年代半ばにかけて発表されたサイケ〜アシッド色の強い作品を集めたもの。瞑想のBGMのような不思議なインスト曲と、儚げなコーラスを聴かせるソフトロック・ナンバーが半々に収められているが、そのいずれにもどことなくハワイ・テイストを感じさせる要素が盛り込まれている。AORファンよりはポップ・サイケマニアにお勧め。


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2020年08月07日

Rainbow Cottage (Big Pink Music)



イギリスのランカシャー出身のロックバンド、レインボー・コテージが1976年にリリースした彼ら唯一のアルバム。1960年代後半より地元のライブシーンで活躍していたバンドだそうだがUKチャートに登場したのは本作収録の優しげなポップナンバー「Seagull」一曲のみ。アルバム全体の雰囲気はカントリーロック調のバブルガム・ミュージックで、この時代のUKポップ好きには耳馴染みのよいサウンド。


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Tufano & Giammarese (Big Pink Music)



1960年代の人気バンド、バッキンガムズのメンバーだったデニス・トゥファーノとカール・ジャマリーズ の2人がデュオとして73年にオード・レーベルからリリースしたアルバムで、シングル「Music Everywhere」が当時スマッシュヒットを記録。ここではブラス・ロックサウンドは影をひそめ、ルー・アドラーのプロデュースの下アコースティックなカントリーロックに挑戦。時流に乗ったサウンドとハーモニーを生み出している。


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Magic (Rare Earth/Big Pink Music)



1960年代末にモータウンと契約して自身のロックレーベルを立ち上げ、自らの作品ばかりでなくデトロイト周辺の若きロックバンドを次々と世に送り出したレア・アースが、1972年にリリースしたのがミシガン州出身のロックバンド、マジックのセカンドアルバム。アーシーなカントリーロックが基調だが、時折登場するソフトロック調のナンバーに心和まされる。本アルバム収録の数曲にスティービー・ワンダーがピアノで参加している点にも注目。


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2020年08月04日

DJ Nori "Ghetto Disco" -Nori's T.K. Disco Session- (T.K./Octave-Lab.)



日本のDJが選曲したTKレコードの12インチ音源集。「ゲットー・ディスコ」をテーマに極力メジャーどころは避けたディープな選曲になっているようだが、TKは数年間の活動期間中に数百枚もの12インチをリリースしているそうなので、この手のコンピはいくらでも作れそう(僕も既に何種類も持っている)。アーティスト別とかディスコチャートに登場したもののみとか、そういった視点でのコンピもあると助かるのだが。


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kickin presents Hi Tide Groove: DJ's Choice 1969-1981 (Hi/Octave-Lab)



こちらも日本選曲の、ハイ・レコードのレア音源集。ハイ・サウンドの全盛期とされる1970年代前半の録音群をあえて外し、70年代半ば以降に制作されたモダンソウル調のダンスナンバーにポイントを絞った内容で、一般的な「ハイ」のイメージとは一味違うコンピレーションとなっている。


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2020年08月01日

Candy Girl - New Edition (Streetwise/Solid/UltraVybe)



ニュー・エディションがアーサー・ベイカーが設立したレーベル「Streetwise」から1983年にリリースしたファーストアルバム。ボストン出身の子供たちにより“新時代の(New Edition)ジャクソン5”として結成された彼らは、プロデューサーのモーリス・スターの指導の下エレクトロ・サウンドとバブルガム・ソウルを融合した「Candy Girl」をR&Bチャートのトップに送り込んだ。

本作で目立ちまくっているのは子供時代のマイケル・ジャクソン役を立派に務めたラルフ・トレスヴァンドの歌声。その後彼らはモーリス・スターと袂を分かちメジャーのMCAに移籍、クロスオーバーな成功を収めた後グループを発展的に解消しメンバー各々のソロ/ユニット活動で爆発的な人気を獲得、一方スターは“白人版ニュー・エディション”としてニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックを世に送り出しこちらも全世界的なブームを巻き起こしたことはご存じの通り。“ソウル”から“R&B”への時代を切り開く出発点となった、記念すべき一枚。


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Roller Disco - Citi (De-Lite/Solid/UltraVybe)



1970年代後半のディスコブーム末期に一部で注目された“ローラーディスコ”をテーマにしたアルバム(79年作)。基本的には普通のディスコミュージックと何ら変わることろはなく、歌の内容がローラースケートに関することであるくらいか。サウンド的にはサルソウルとユーロディスコを融合したような印象、ボーカルを務めるリー・ジェネシスのやややけっぱちな感じの歌声がスパイスになっている。


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Changin' Times - Ike White (Trio/Solid/UltraVybe)



1971年にカリフォルニア州のサン・クェンティン刑務所で開催された慰問コンサートで見いだされた獄中のギタリスト(殺人罪で服役中)アイク・ホワイトが紆余曲折の末5年後の1976年にリリースしたアルバム。プロデュースとドラムを担当したスライ&ファミリーストーンのグレッグ・エリコやサンタナ・バンドのダグ・ローチといったミュージシャンたちは、刑務所に録音機材を持ち込んでセッションを敢行、結果このようなニューソウル色の強いギター&ボーカル・アルバムが残された。作品の主役はホワイトの達者なギターで、中でも「Love and Affection」は様々なヒップホップ作品のサンプル・ソースとなっている。

その後ホワイトは78年に釈放されたそうだが、出所後の足跡は不明。昨年このアルバムが生まれた経緯を追ったドキュメンタリー『Changing Time of Ike White』がBBCで制作されたそうなので、幻の名盤として本作が大きな注目を集める日も近いかもしれない。


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2020年07月31日

Brunswick Complete Singles Collection - Bohannon (Brunswick/Daker/Solid/UltraVybe)

Brunswick Complete Singles Collection - Bohannon

こちらはソリッド・レコード1,000円CD祭りのR&B編。60年代モータウンのツアーバンドのリーダーを務めていたというドラマー、ハミルトン・ボハナン(この読み方正しいの?)がブランズウィック・レコード傘下のダカー(この読み方も正しいの??)からリリースしたシングル音源を日本独自にコンパイルしたCD。彼がドラマーだからなのか同じコード、フレーズを延々と演奏し続けるタイプ(終始ボ・ディドリー・ビートに明け暮れる「Disco Stomp」は圧巻!)のダンスミュージックを得意としていて、そのせいか彼のレコードはR&Bチャートよりディスコチャートで好成績を収めている。彼はこの後も幾つかのレーベルを渡り歩いてR&Bチャートにヒットを送り込んでいくのだが、そこら辺を聴けるコンピレーションが現状出ていないのが残念。


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Brunswick Complete Singles Collection - Gene Chandler (Brunswick/Solid/UltraVybe)



1962年に「Duke of Earl」の全米ナンバー1ヒットを放ったシカゴ・ソウル界のスター、ジーン・チャンドラーが1960年代後半に在籍したブランズウィックからリリースしたシングル音源を集めたコンピレーション。複雑なレコード契約の関係でこの時期彼はチェス・レコード傘下のチェッカーからもシングルを出しているので、これがこの時代の彼の活動のすべてではないが、名プロデューサー、カール・デイヴィス制作の下、レーベルメイトのバーバラ・アクリンの助太刀も得ながら展開されるシカゴ・ソウルの「粋」を楽しめる。ノーザン・ソウルの古典的人気曲であるジェイムス・ブラウンのカバー「There Was A Time」も収録。


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2020年07月28日

NOW That's What I Call Music: HMV 30th (Universal Music LLC/Lawson Entertainment Inc.)

NOW That's What I Call Music: HMV 30th

イギリスのレコード販売チェーンHMVの日本進出30周年を記念して、イギリスの有名なコンピレーション「NOW!」とのコラボでリリースされた日本の洋楽30年史。本国イギリスでHMVはすでに経営破綻しており、ローソンの傘下に入った日本を含め世界のわずかな地域でしかその看板は残っておらず、その影響力も現在はパチスロ店になってしまっている渋谷1号店で展開された渋谷系華やかなりし時代を知る者にとっては見る影もないが、個人的に通販では一番お世話になっているお店なので(何しろまとめ買いの割引や還元率が高い!)、それなりに感慨深いものがある。

3枚のCDに収められている楽曲は(ここ数年にリリースされた曲は知らないが)いずれもある時期死ぬほど様々なメディアを通じて耳に入ってきた洋楽ヒットばかり。類似の企画として昨年リリースされた『平成洋楽ヒット』とは微妙に選曲が違えられているので、『平成〜』と合わせ1990年代〜2010年代を気軽におさらいできる洋楽コンピとして、様々な場面のBGMに使えそう。


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Never Better Fusion! The Best Fusion of Nippon Columbia Values (Tower Records/Nippon Columbia)

Never Better Fusion! The Best Fusion of Nippon Columbia Values

タワーレコード企画・選曲のフュージョン・コンピも、付き合って買わされているうちに第9集になってしまった(汗)。今回は日本コロムビアが制作したJ-Fusion集(海外ミュージシャンのリーダー作を含む)で、日本のフュージョンの持つ独特な臭みが昔から苦手な僕にはなかなか辛い内容だが、これもシティポップの一種なのだと考えて聴けばそれなりに納得できることに最近気がついた(苦手であることに変わりはないが・・)。トラックを聴き進めていくうちに時折心躍る録音の発見もあり、いろいろな分野に目を(耳を)配っておくことの大切さを感じる。


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Afterglow: AOR AGE Smooth Jazz Collection (Tower Records/Warner Music Japan)

Afterglow AOR AGE Smooth Jazz Collection

こちらもタワーレコード企画・選曲のコンピで、AORのスピンオフとして「スムース・ジャズ」作品を集めたもの。イージーリスニング系のジャズはともすれば“魂を売った音楽”として一段低く評価されがちだが、耳障りのよさの点ではこれに勝るものはない。CDはインストとボーカル編の2枚に分かれており、特に2枚目は普通のAORコンピといって何の差支えもない内容。スムースジャズの入門編という位置づけなのでなじみ深いアーティストの作品が多数を占めるが、これまで目を配っていなかったジャンル、アーティストの音楽にも、聴き進めれば思いがけない出会いがあるかもしれないことを予感させる。


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2020年07月25日

日本の流行歌スターたち (2) 松尾和子 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



日本のビクターが「日本の流行歌スターたち」と題してこれまで単独のCDが発売されていなかった歌手も含めた様々な昭和歌謡のスターたちのベスト盤を一昨年からシリーズで出しており、そのいずれもが非常に興味深い内容であることに最近気づき、遅ればせながら順番に購入して聴いてみることにした。同シリーズの第二集として出されているのが大スター、松尾和子で、ちなみに第一集はフランク永井だが、とても一枚のCDに収まるヒットの数ではないので今回は購入を見送った。

同時代の歌手と比較して彼女が吹き込んだレコードのサウンドのモダンさは群を抜いており、フランク永井と双璧をなしているといっても過言ではない。米軍キャンプ仕込みだというボーカルのフレーズとブレスのセンスも抜群で、本当にすごい歌手だと思う。加えて、というか本当はこちらがメインだが「誰よりも君を愛す」「東京ナイト・クラブ」「お座敷小唄」といった誰もが知る大ヒットの数々・・。とりあえずこのシリーズを聴くにあたって、まず最初に入手しなければならない一枚であることは間違いない。


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日本の流行歌スターたち (3) 藤本二三代 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



1929年(昭和4年)に「祇園小唄」で歌う芸者のはしりとしてレコードデビューし、人気を博した藤本二三吉。その娘(正確には継子)として57年にデビューしたのが藤本二三代だった。彼女の楽曲集が単独のアルバムとしてCD化されるのはこれが初めてのことらしいが、紅白歌合戦には4回連続で出演、そのルックスが買われて数多くの映画にも出演した人気スターであった。

母親のイメージもあってか彼女のレパートリーには日本調の楽曲が多いが、島倉千代子タイプの可憐な歌声で歌われるよりモダンな雰囲気の「東京の屋根の下で」や「花のマーブル通り」といった“シティポップ”に、いくつも佳曲を見つけることができる。


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日本の流行歌スターたち (34) 藤本二三代 Vol.2 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



そう、この「日本の流行歌スターたち」シリーズはすでにこれだけの枚数がリリースされている一大企画なのだ(汗)。第34弾として先日リリースされたのはシリーズ初期に異例の人気を呼んだという藤本二三代のベスト第2弾。CDの冒頭8曲は彼女が1959年にリリースしたベスト盤『藤本二三代ヒット・アルバム』に収録されていたもので、すべての曲の冒頭に彼女のセリフによるイントロが付け加えられたレア音源。残りの楽曲は一枚目のベストから漏れたシングル曲で、東京の街を飛行機から見下ろす「東京エアーライン」や59年のTVドラマ「海の非常線」主題歌「海の恋人」など、やはりモダンな曲調の楽曲がよい。


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日本の流行歌スターたち (5) 神楽坂浮子 (JVC Kenwood/Victor Entertainment)



松尾和子、藤本二三代とともに“ビクター三人娘”として人気を博した神楽坂浮子は、デビュー前の一時期、歌う芸者として人気を博していた神楽坂はん子に見習い修行に入り“ウグイス歌手”のイメージで売り出されたシンガー。当然日本調の楽曲が多く、またデビュー曲「私なんだか変テコリン」を皮切りに「ごりっぱね」「あら,ピッタリね」「ピンクムード音頭 」といったお色気歌謡を得意としたが、洋楽風のリズムを取り入れた楽曲にも見逃せない作品があり、中でもボサノバ・クラシック「Desafinado」の日本語カバー「浮子のボサノバ」で聴けるスタン・ゲッツのサックスよりスムース(笑)なボーカルは、こんな彼女の歌をもっと聴いてみたい!と思わせる録音になっている。


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